かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

遺伝子的には、虫もヒトも昼寝を好む生物のようですね。

2018-02-19 20:38:33 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温はー1.3℃、最高気温は8.7℃、五條市アメダスの最低気温はー3.8℃(2:32)、朝の最低はー3℃、最高気温は8.3℃でした。今日も朝からよく晴れていました。午後から薄雲が天を覆い、日差しが届かなくなってきていましたが、その割には気温が上がってきました。明日は春を思わせる陽気になるようですが、その後また軽く寒気がおりてくるみたいですし、まだまだ寒暖相せめぎあう春前の気候が続くみたいですね。

 さて、京都大などの研究チームが「昼寝遺伝子」を発見しました。昆虫とヒトで同じ遺伝子があり、同様の働きをしている可能性があるのだそうです。その遺伝子は、生物のバイオリズムを24時間に調整している体内時計を司るもので、活動時間帯である昼日中に体温を下げる働きをするとのことです。昼過ぎに体温が一時的に下がると眠気が誘発されますが、実験で用いられたマウスやショウジョウバエでも同じ遺伝子があり、その遺伝子の働きを止めると、昼間も体温が下がらなくなることを実験的に確認しました。研究チームは、この遺伝子は、遅くとも6億年前には昆虫や哺乳類の祖先が獲得したと見ており、
昼間ずっと活動しっぱなしよりも、一時的に休息をとり身体の負担を軽減して休むための重要な役割、と考えているようです。
 昼食後眠くなることはままある話ですが、まさか虫と同じ遺伝子が働いているのだとは思いもよりませんでした。鳥や魚、ミミズやカタツムリとかだとどうなのでしょうね? また植物や菌類などには同じ遺伝子は無いのでしょうか? それに6億年前に、恐らくはほぼ同時期に獲得された遺伝子というのも興味深い。一体その時地球で何が起こったのか、想像をかき立てられる面白い話だと思いました。

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