今朝の奈良市アメダスの最低気温は4.8℃、最高気温は12.3℃、五條市アメダスの最低気温は3.1℃、最高気温は11.4℃でした。今日も一日よく晴れて気温が急上昇したように感じましたが、アメダスの記録では案外大したことがありませんでした。体感と随分違うな、と戸惑ったのですが、昼間は車で移動していたためか、締め切った車内は温室同然で随分と温まっていたようです。明日明後日はよく晴れて気温も再び急上昇するようですし、色々片付けておくことが捗りそうです。
さて、ニュージーランド・オークランド港で、日本から自動車を積んできた輸送船が入港を拒否されたのだそうです。原因は「クサギカメムシ」というカメムシが見つかったから。クサギカメムシは、親指の爪くらいの大きさがある大型のカメムシで、こちらでは、11月頃に冬眠先を求めて天気の良い日に飛び回り、洗濯物や布団などを干しているとそこにたかって一緒に家の仲間で侵入してくる不快な虫です。夜、以外に大きな羽音で電灯に飛んでいったりすることで気が付きますが、ヘタに刺激すると刺激のある青臭い臭気を撒き散らし、ごく稀に、尖った針のような口吻で刺されることもあります。まあムカデやハチのような危険性はありませんが、とにかく見つけたらいかに刺激せずに戸外へ追い出すかが課題となる、困った虫ではあります。
そんなカメムシがどうやら越冬先に出荷を待つ自動車を選んでいたらしく、自動車のシートなどから600匹近く発見され、そのうち12匹はまだ生きていたそうです。カメムシの困ったところは果物の重要害虫であることです。クサギカメムシの場合、奈良県だと主に2回、6月頃と10月から11月にかけて、見境なく果物に刺し傷を付けて回ります。刺された果物は商品価値が激減し、二束三文になりますから、その発生度合いによっては農家にとっては死活問題になりますが、本来の寝床は周辺のスギ・ヒノキ林で、果樹園にはほんの一部がたまたま侵入しに来るだけですから、いくらその時農薬を使ってもそう簡単には被害を免れることができない厄介さがあります。本来の餌はスギ・ヒノキの毬果で、子供もそこで育てますが、果物は嗜好品のようなもので、普通は果汁を吸うことしかできません。種子まで口が届けば別ですが、既に肥大した果物だと当然届くことはないので、それを探して無闇矢鱈と刺しまくることがありますから迷惑な話です。もともと東アジア原産の害虫だったのに今や欧米にも広がり、被害も拡大しています。これまでニュージーランドには入っていなかったようですが、侵入を許すと滅ぼすのはまず無理ですので、神経を尖らせるのもまた当然だと思います。
それにしても、一介の小さな虫が自動車の輸出入にまで影響を及ぼすとは驚かされます。どうにか増殖を抑えたり、果物を害することがないようにできれば良いのですが、簡単には行かないみたいですね。
さて、ニュージーランド・オークランド港で、日本から自動車を積んできた輸送船が入港を拒否されたのだそうです。原因は「クサギカメムシ」というカメムシが見つかったから。クサギカメムシは、親指の爪くらいの大きさがある大型のカメムシで、こちらでは、11月頃に冬眠先を求めて天気の良い日に飛び回り、洗濯物や布団などを干しているとそこにたかって一緒に家の仲間で侵入してくる不快な虫です。夜、以外に大きな羽音で電灯に飛んでいったりすることで気が付きますが、ヘタに刺激すると刺激のある青臭い臭気を撒き散らし、ごく稀に、尖った針のような口吻で刺されることもあります。まあムカデやハチのような危険性はありませんが、とにかく見つけたらいかに刺激せずに戸外へ追い出すかが課題となる、困った虫ではあります。
そんなカメムシがどうやら越冬先に出荷を待つ自動車を選んでいたらしく、自動車のシートなどから600匹近く発見され、そのうち12匹はまだ生きていたそうです。カメムシの困ったところは果物の重要害虫であることです。クサギカメムシの場合、奈良県だと主に2回、6月頃と10月から11月にかけて、見境なく果物に刺し傷を付けて回ります。刺された果物は商品価値が激減し、二束三文になりますから、その発生度合いによっては農家にとっては死活問題になりますが、本来の寝床は周辺のスギ・ヒノキ林で、果樹園にはほんの一部がたまたま侵入しに来るだけですから、いくらその時農薬を使ってもそう簡単には被害を免れることができない厄介さがあります。本来の餌はスギ・ヒノキの毬果で、子供もそこで育てますが、果物は嗜好品のようなもので、普通は果汁を吸うことしかできません。種子まで口が届けば別ですが、既に肥大した果物だと当然届くことはないので、それを探して無闇矢鱈と刺しまくることがありますから迷惑な話です。もともと東アジア原産の害虫だったのに今や欧米にも広がり、被害も拡大しています。これまでニュージーランドには入っていなかったようですが、侵入を許すと滅ぼすのはまず無理ですので、神経を尖らせるのもまた当然だと思います。
それにしても、一介の小さな虫が自動車の輸出入にまで影響を及ぼすとは驚かされます。どうにか増殖を抑えたり、果物を害することがないようにできれば良いのですが、簡単には行かないみたいですね。