今朝の奈良市アメダスの最低気温は10.7℃、最高気温は18.4℃、五條市アメダスの最低気温は9℃、最高気温は18.3℃でした。朝からすっかり曇り空で、午後には予報通りパラパラと雨が降ってきました。夜になって雨脚が強まってきましたが、この雨は明後日まで降り続くのだそうで、この1週間ほどずっと天気が良かっただけに、窓の外の雨音が随分久しぶりな感じも致します。2週間前には千葉で暴風雨にまみれたはずなのですが、なんだか思いの外遠い記憶になっています。
さて、明石沖合6キロの海上で立ち往生していた名門大洋フェリーの『フェリーふくおか2』、25時間を経て無事大阪港に帰ってきたとのことです。午後5時に大阪を出発、6時頃、乗客の80歳の男性が体調不良を訴え、病院搬送のために海上保安部の船が横付けして男性を移動させていたところ、錨を下ろしていなかった船が、速い潮の流れと秒速8メートルの風に流され、午後7時半、浅瀬を示すブイに接触、ブイを止めている鎖が右舷スクリューに絡まり破損しましたが、現場の状況が悪く、原因の確認と除去には翌日ダイバーが潜るまでいかんともし難かったとのことです。右舷の鎖を切り離し、左舷スクリューのみ利用して大阪まで戻ったそうですが、交通量が特に多い明石海峡で2次3次の事故等が起こらず、無事だったのは僥倖でした。
名門大洋フェリーには、過去何度か乗りました。高速バスと違ってしっかり横になれますし、安価に個室、2等寝台でベットだけのカプセルホテルみたいなものですが、それでも最低限のプライバシーが保てる空間を使えるのが魅力でした。それに、夜中、明石海峡大橋や瀬戸大橋の下をくぐる時に見上げる橋の雄大な光景は、一見の価値があると思います。今でも九州北部に用事があるなら一番に選択肢に上がる移動手段なのですが、まさかこんなことで動けなくなってしまうとは夢にも思いませんでした。波が静かで揺れの少ない瀬戸内航路、と思っていましたが、それでも少し油断するとたちまち牙を剥く驚異の自然環境を、その優しげな姿の中に隠しているんですね。
しかし、電車だと立ち往生で閉じ込められると、トイレや食事など様々な問題が噴出してきますが、大型船はその点比較的安心ですね。もちろん浸水して傾いたり沈み始めたりしたら恐怖しか無いでしょうが、レストランや売店、自動販売機、トイレも十分数があり、エンジンが止まらなければ電源も確保できますし、疲れたら横になって寝ていたら良いのですから。遊びに行く際にこんな事態に巻き込まれるのなら、一度くらいは経験して見るのも悪くないな、と少しだけ感じました。
さて、明石沖合6キロの海上で立ち往生していた名門大洋フェリーの『フェリーふくおか2』、25時間を経て無事大阪港に帰ってきたとのことです。午後5時に大阪を出発、6時頃、乗客の80歳の男性が体調不良を訴え、病院搬送のために海上保安部の船が横付けして男性を移動させていたところ、錨を下ろしていなかった船が、速い潮の流れと秒速8メートルの風に流され、午後7時半、浅瀬を示すブイに接触、ブイを止めている鎖が右舷スクリューに絡まり破損しましたが、現場の状況が悪く、原因の確認と除去には翌日ダイバーが潜るまでいかんともし難かったとのことです。右舷の鎖を切り離し、左舷スクリューのみ利用して大阪まで戻ったそうですが、交通量が特に多い明石海峡で2次3次の事故等が起こらず、無事だったのは僥倖でした。
名門大洋フェリーには、過去何度か乗りました。高速バスと違ってしっかり横になれますし、安価に個室、2等寝台でベットだけのカプセルホテルみたいなものですが、それでも最低限のプライバシーが保てる空間を使えるのが魅力でした。それに、夜中、明石海峡大橋や瀬戸大橋の下をくぐる時に見上げる橋の雄大な光景は、一見の価値があると思います。今でも九州北部に用事があるなら一番に選択肢に上がる移動手段なのですが、まさかこんなことで動けなくなってしまうとは夢にも思いませんでした。波が静かで揺れの少ない瀬戸内航路、と思っていましたが、それでも少し油断するとたちまち牙を剥く驚異の自然環境を、その優しげな姿の中に隠しているんですね。
しかし、電車だと立ち往生で閉じ込められると、トイレや食事など様々な問題が噴出してきますが、大型船はその点比較的安心ですね。もちろん浸水して傾いたり沈み始めたりしたら恐怖しか無いでしょうが、レストランや売店、自動販売機、トイレも十分数があり、エンジンが止まらなければ電源も確保できますし、疲れたら横になって寝ていたら良いのですから。遊びに行く際にこんな事態に巻き込まれるのなら、一度くらいは経験して見るのも悪くないな、と少しだけ感じました。