かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

原発が『グリーン』な投資先と言われると結構違和感がありますが、やっぱり反発もあるようですね。

2022-01-04 20:37:49 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は4.5℃、昼間の最高気温は9.8℃、五條市の今朝の最低気温はー1.4℃、昼間の最高気温は9.6℃でした。今日は朝からどんより曇り、やや強めの季節風の西風が次々北西から雲を南西へと押し流していくのが見られました。そんな天気ですので、日差しも極稀に明るくなったかと思うとまたたく間に遮られるような有様で、夕方から夜にかけては軽く一雨あるなど、あいにくの空模様に終始しました。明日明後日は更に冷え込んでくる模様で、寒々しい真冬の1日が続きそうです。

 さて、 年明け早々、EUの欧州委員会が原子力発電所を、発電時に二酸化炭素を出さないので地球温暖化対策に資する『グリーン』な投資先として認定する方針を発表しましたが、案の定というか、ドイツやスペインといった脱原発派の加盟国や環境団体が強く反発してそれぞれその決定を避難する声明を出しているようです。その一方で、原発推進派のフランスなどは歓迎しているとのことで、昔からではありますが、EUもなかなか一枚岩とは行かない様子が伺えます。ただ、有効な大電力の長期保存方法が未だに無い現状では電気は常に発電送電し続けねばならず、昼間しか使えない太陽光や不安定な風任せの風力発電などでは到底原発や化石燃料を使った発電を代替することなどできようはずもありません。それこそ宇宙に大面積の太陽光パネルを浮かべて無線送電する構想や核融合が実用化でもしない限り、そんな未来までのつなぎとして原子力に頼らざるを得ないのは致し方ないように私は思います。とはいえ、それを「グリーン」と言われてしまうとさすがに何いってんだこいつ? 炭酸ガスさえ出さなければ後はどうなろうが構わないのか? とちょっと問い詰めたくはなります。せめて期間限定の必要悪として容認せざるを得ない、位にしておけばいいのにと思います。
 それにしても、本命たる核融合はいったいいつ実用化されることやら。アメリカの民間核融合開発会社が2030年までに実用化、という構想をぶち上げてからにわかに可能性が見えてきたようにも感じられますが、今どこまで進んでいるのか、どんなハードルがあってどう克服しようとしているのか、最新情報を観てみたいものです。

コメント
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