かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

あんこが食べられなくなるんでしょうか。そんな悲劇的な未来は見たくありません!

2008-10-07 22:42:20 | Weblog
 また中国製食品で健康被害が発生したみたいです。名古屋のスーパーで中国産の粒あん袋詰め1kgを購入して食べた男性がめまいを起こし、気分が悪くなったと保険所に訴え出たとのことで、その同じ商品と思しきものを調査してみたら、トルエンや酢酸エチルが検出されたのだとか。ただ、濃度はトルエン0.008ppm、酢酸エチル0.16ppmという極々微量のもので、普通に考えて健康被害が発生することはちょっとありえないレベルです。ただ、それ以外に何か通常食品に使うとは到底想像も出来ないような「なにか」が入っていた可能性はあるでしょうし、そういうのをちゃんと検査しようと思うと、とんでもなく大変なことになります。一応農薬などの可能性や、流通ルートについても調査しているそうですし、その結果がきっちり出ることを期待したいものですが、残念ながら調査は難航するかもしれませんし、調べてみてもこれという何かはでないかもしれません。気分が悪くなった、と言う程度なら、最近の中国製食品の報道等で神経過敏になり、不安に駆られただけでもなりそうなものですし、全く別に食べた違う食べ物や飲み物が原因だったりするのかもしれません。ようするに、今のところ報道されている話だけでは、男性の気分悪化の原因が中国にある、とは断定が難しいんじゃないか、と私は思うのです。ただ、だからといってトルエンなどが食品から検出されること自体が言語道断なわけで、幾ら健康に害を及ぼす濃度ではない、といっても、許される話ではありません。粒あんは私も好きで、おはぎ、大福餅、アンパン、タイヤキなどは好物ですし、粒あんそのものを1キロ入り袋詰めで買ってきては、小分けしてラップに包んで冷凍保存し、時々解凍して食べたりすることをたまにいたします。この男性が購入した粒あんと言うのは1キロ198円、と破格の安値ですが、その安さそのものを疑わねばならない時代なのかもしれません。農水省は今こそ国産回帰、一次産業復活のための大号令をかけて有効な政策展開を図るべきなのでしょうけれど、果たしてそういう見識があるのかどうか。この間見たニュースでは、検疫の問題が解決し、我が国のおいしいお米が中国に輸出できるようになった、と華々しく喧伝されておりました。片一方でカビ毒や農薬に汚染された米を中国などから輸入しているというのに、そんなに輸出したいのならその便で汚染米を返してやればよいでしょうに。ところがそれはこちらで燃料費を使って焼き捨てるという何とも罰当たりなことをしているのですから、農水省は何をかいわんや、という感じです。農家を活性化させるために農産物輸出を積極的に推進するのだそうですが、自給率40%未満の国が考えることではないのではないか、何か間違っているんじゃないか、と私には思えてなりません。


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