かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

何故ちょっとしたルールや礼儀を守ることができないんでしょうね。

2008-11-22 23:10:29 | Weblog
 今日は仕事で休日出勤でした。なんか最近増えているような気がしないでもないですが、年末も間近になってきていることですし、多少の忙しさは致し方ないのかもしれません。そんなわけで、小春日和の上天気の中、平日と違って空いている道を、すいすい走ったのでした。しかし、それも幹線道路の間だけ。途中近道で毎日通っている山の細い道で、いつもは出会うことのない対向車や、物慣れない先行車が続出して、普段の倍ほど時間を食ってしまいました。多分行楽目的の街の人なのでしょう。土地勘もないでしょうし、地図やカーナビでは道の大きさはあんまり判らなかったのかもしれません。これに懲りて、一見さんは二度と迷い込んだりしないようにしてくれればありがたいのですが、せめて車一台やっとの道でもスムーズに後退するくらいの運転技法は学んでから走りに来て欲しいと思います。
 そういう物慣れない車が対向してきた場合は、ほぼ間違いなく私の方がバックすることにしています。互いににらみ合った挙句、もし相手が根負けしてバックしたとしても、左右にふらふら、のろのろと頼りなげに後退でもされた日には、こっちがひやひやさせられますし、何より時間がかかってしょうがありません。仕事柄、見通しの効きにくい山の中で、何十メートルもバックしたりすることもあるおかげか、大した運転技術を有しない私ではありますが車の後退にはそこそこできますので、細い道で対面した時には、間髪を入れずギアをバックに入れるようにしているのです。
 そういう時、相手が男性なら、大抵頭を下げたり手を挙げたり、警笛を鳴らしたりして感謝の意を表されますが、相手が女性だった場合は、私の経験からすれば、半分も挨拶する方はいらっしゃいません。細い道の運転に必死で、そんな余裕がないのだろうと思うことにしているのですが、こちらも前に進みたいところをあえて後退して道を譲っているわけですから、せめて形だけでも会釈の一つくらいは反射的にできるようにしておいて欲しいとも思います。
 最近、ひき逃げ事件が数多く報道されるようになっています。東京や大阪では検挙率100%、全国平均でも90%を超え、まず間違いなく逃げ切ることは不可能で、罪も格段に重くなるのにどうして逃げてしまうのか、考えてみると実に不思議ですが、どうやら、事故直後の運転手はパニックになってとにかく現場を離れたい一心になるそうで、厳罰化を進めても、そういうパニック心理を押さえ込む理性を喚起する効果はほとんどないのだそうです。ひき逃げを防ぐには、地道に子供の頃からルール遵守を徹底して叩き込み、何はともあれまず救護することを優先する心栄えを養うよりないという、実に迂遠な話も聞きます。将来についてはそれでよいとしても、今、ハンドルを握っているあぶない輩や礼儀を知らない連中についてはどうすればよいのでしょうか? 私は、厳罰化と同時に性悪説にのっとった運転監視システムの搭載を義務付け、たとえ事故などを起こしていなかったとしても、車検の時などにその記録を回収して調査し、違反行為や危険行為の記録があれば、現行犯でなくても訴追できるような制度を導入するくらいはやらないとダメだろうと思います。右左折時にウィンカーを操作しない人が昔に比べてやたら増えたようにも感じますし、タバコやゴミを窓から道路に捨てる人もよく見かけますが、そういう小さなルールやマナーから強制的に守らせるシステムにしていかないと、結局大きな違反行為を防ぐことはできないのではないでしょうか?


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