かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

冬眠しないマウスを人工冬眠させることに成功! いずれはヒトも冬眠できるようになるかも?

2020-06-11 20:07:21 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は21.7℃、昼の最高気温は27℃、五條市アメダスの最低気温は20.7℃、最高気温は26.1℃でした。今日は朝のうち小雨、昼前までは止んでいる時間が長く時折さあっと雨が降ってくる状況、午後は断続的に時折強く降る本降り、夜になって上がるといった空模様でした。梅雨前線に沿う雨雲の帯が西から東へ今日1日かけて頭上を通過したようですが、そのまま東に去るのではなく、今後は列島南方すぐのところに停滞して時折北に上がってくるような天気になる模様です。明日は朝のうち雨でその後はぐずついたくもり空になる模様。今日よりは降雨は少なくなりそうですが、日差しは望めそうにありませんね。

 さて、筑波大学の桜井教授と理化学研究所の砂川特別研究員らの研究グループが、本来冬眠しないマウスを人工的に冬眠状態にする方法を発見しました。研究者らが注目したのが体温や代謝を制御している視床下部の神経細胞の集まりで、その部分にある化学物質を注入して刺激を与えたところ、体温と酸素消費量が大きく低下し、クマなどの冬眠する動物とほぼ同じ状態になったとのことです。将来的にはヒトにも応用ができるようになると見られ、そうなると、救急で命を落とす瀬戸際の患者を延命したり、宇宙旅行での応用などができるようになるかもしれません。
 アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックによる映画「2001年宇宙の旅」では、木星まで行くのに5名の乗員のうち3名が人工冬眠していましたが、現実世界では、2020年になってようやく同じことができる可能性が見えて来たというわけですね。まあまだ巨大な宇宙ステーションも月面基地もできていないですし、衛星軌道上で宇宙船を組み立てる、なんてこともできてないですが、技術的には多分できないことはないでしょう。小惑星探査機はやぶさなどを見ても木星まで飛ぶことだって当然できるでしょうが、人工冬眠だけはずっと目処が立っていませんでした。でも、この研究が進めば、きっとそれも可能になることでしょう。更に研究が進んで、ロバート・A. ハインラインの「夏への扉」のコールドスリープみたいに、何十年、何百年単位で老いること無く寝られるようになったなら、遠い宇宙の向こうにもはるかな未来へも旅立つことが可能になるのですが、そんな日はいつ来るのでしょうね?
 
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