何とか、無事九州から帰ってきました。南国に行っている間に季節が進んで相当寒さが厳しさを増しているのではないか、と戦々恐々としておりましたが、以外なほどお日様が暖かく、九州まで持参したコートを着て歩いていたら、汗ばんでくるほど日中は陽気でした。天気予報を見てみますと、今週いっぱいはこんな感じの天気が続くみたいですね。ようやく紅葉も見ごろを迎えているようですし、今週は今年最後の行楽日和になるみたいです。
さて、出張中はほとんど新聞を読まない上、今回は利用したホテルに利用可能なネット環境がなく、携帯でブログを更新する以外は何もしませんでしたので、ほんの数日ですがいつにもましてプチ浦島太郎状態になっていました。といって、いちいち過去の新聞を整理ラックから掘り出してみるのも億劫なので、たまたま最上部に載っかっていた1部を取り出してみましたのが29日の夕刊で、その一面トップに、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた「第三回児童の性的搾取に反対する世界会議」で、児童ポルノと判断される画像の単純所持のほか、漫画やアニメも含めて規制の対象とすることを規定した「リオ協定」なるものをまとめ、閉幕した、との記事が載っていました。国際条約ではないので法的拘束力はない、ということがとってつけたように記事の末尾に添えられていましたが、まあこの記事を普通に読めば、日本がけしからんことにいかに児童ポルノを野放しにしているか、ということを読者に強調する内容になっているのは、一目瞭然というところでしょう。それにしても、横浜で開かれた第2回の時は、漫画は子どもの性的商業的搾取ではなく、会議の声明でも「文化的多様性に配慮する」との一文が盛り込まれた、という風に聞いておりましたが、いつの間に風向きが極北に移ってきたんでしょうね。今のところ児童買春・児童ポルノ禁止法の改正法案は空転する国会のせいか審議入りすらしていないとのことですが、いくら法的拘束力がないとはいえ、こんな風に騒がれた日には、今回改正法案が廃案になったとしても、漫画やアニメ等の空想創作物をも包含して規制するような案に仕立て直して次期国会にでも出してきたりするかもしれません。現実問題として、性に限らず子供達を搾取する社会というのは許しがたく感じますし、それを野放しにしないでより良い未来を目指そうという理想は正しいのだろうと思います。しかし、この種の理想論がどうも色々な利権構造のカモフラージュのための錦の御旗にされていることを告発する記事もネット上には散見されますし、新聞の論調のように、この種の国際会議をありがたがって、さあ日本も率先して規制に乗り出そう、というような単純で脳天気な話をするのには、ちょっと待ってくれよ、と一言言いたくもなります。大事なのはいかに子供達を護るか、を考えることであって、マンガやアニメを規制することが目的になってしまっては本末転倒というものです。本当にその種の規制が効果を上げうるのか、例えば過去、日本は児童の裸体を規制対象としてその種の写真集やビデオなどを表向き絶滅させましたが、その後どれだけその規制が児童を護るのに貢献したか、位は検証してしかるべきではないでしょうか? 政府の景気対策を批判するのに過去の地域振興券の僅少な経済効果をあれだけきっちり繰り返し報道したマスコミならば、過去データの重要性は当然認識されていると思うのですが。
さて、出張中はほとんど新聞を読まない上、今回は利用したホテルに利用可能なネット環境がなく、携帯でブログを更新する以外は何もしませんでしたので、ほんの数日ですがいつにもましてプチ浦島太郎状態になっていました。といって、いちいち過去の新聞を整理ラックから掘り出してみるのも億劫なので、たまたま最上部に載っかっていた1部を取り出してみましたのが29日の夕刊で、その一面トップに、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた「第三回児童の性的搾取に反対する世界会議」で、児童ポルノと判断される画像の単純所持のほか、漫画やアニメも含めて規制の対象とすることを規定した「リオ協定」なるものをまとめ、閉幕した、との記事が載っていました。国際条約ではないので法的拘束力はない、ということがとってつけたように記事の末尾に添えられていましたが、まあこの記事を普通に読めば、日本がけしからんことにいかに児童ポルノを野放しにしているか、ということを読者に強調する内容になっているのは、一目瞭然というところでしょう。それにしても、横浜で開かれた第2回の時は、漫画は子どもの性的商業的搾取ではなく、会議の声明でも「文化的多様性に配慮する」との一文が盛り込まれた、という風に聞いておりましたが、いつの間に風向きが極北に移ってきたんでしょうね。今のところ児童買春・児童ポルノ禁止法の改正法案は空転する国会のせいか審議入りすらしていないとのことですが、いくら法的拘束力がないとはいえ、こんな風に騒がれた日には、今回改正法案が廃案になったとしても、漫画やアニメ等の空想創作物をも包含して規制するような案に仕立て直して次期国会にでも出してきたりするかもしれません。現実問題として、性に限らず子供達を搾取する社会というのは許しがたく感じますし、それを野放しにしないでより良い未来を目指そうという理想は正しいのだろうと思います。しかし、この種の理想論がどうも色々な利権構造のカモフラージュのための錦の御旗にされていることを告発する記事もネット上には散見されますし、新聞の論調のように、この種の国際会議をありがたがって、さあ日本も率先して規制に乗り出そう、というような単純で脳天気な話をするのには、ちょっと待ってくれよ、と一言言いたくもなります。大事なのはいかに子供達を護るか、を考えることであって、マンガやアニメを規制することが目的になってしまっては本末転倒というものです。本当にその種の規制が効果を上げうるのか、例えば過去、日本は児童の裸体を規制対象としてその種の写真集やビデオなどを表向き絶滅させましたが、その後どれだけその規制が児童を護るのに貢献したか、位は検証してしかるべきではないでしょうか? 政府の景気対策を批判するのに過去の地域振興券の僅少な経済効果をあれだけきっちり繰り返し報道したマスコミならば、過去データの重要性は当然認識されていると思うのですが。
内容の方は、まずポルノ漫画やアニメは、検証の必要すら無い悪いもの、という前提から始まっていて、「犯罪者相手に調査をしてみたら、犯罪の抑止力にはなっていない。だったら意味無いから抹殺してしまえ。」というような無茶苦茶な物。
ちなみに女性です。
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