かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

色々問題はあったにせよ、無理して事故を起こさずに済んだのは僥倖でした。

2017-01-24 22:04:47 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は−1.4℃(1:03)、最高気温は6.7℃でした。夜中の1時に最低気温を記録した後はじわじわ気温が上がり、本来なら最も低くなってしかるべき朝5ー7時の時間帯は、ー0.5℃前後で推移していました。朝の通勤時間帯には雪がちらついていましたし、歩道にはところどころ雪が残って白くなっていたりもしましたが、総じて昨日と比べれば寒さもマシだったように感じます。とりあえず今後の天気は、真冬の寒気の底を一旦抜けて、週末にかけて少しずつ温かみが増してくるそうです。このところ冷えたせいか最近腰痛が強くなってきましたので、ありがたいと言えばありがたいのですが、その後はまた冷え込んでくるそうですから油断もなりません。三寒四温の言葉の通り季節は移ろいゆくのを感じつつ、それが絶叫系遊具のような乱高下にならないよう切に祈りたいと思います。

 さて、20日夜のこと、中国ジェイアールバスが運行する呉発大阪ユニバーサルスタジオ行きの夜行高速バスが、途上の福山サービスエリアで立ち往生し、8時間もの間お客が放置されたとの事件がありました。原因は運転手の体調不良で、予定外の福山SAで停車して、車両下の乗務員用仮眠スペースで横になり、そのまま寝込んでしまった為でした。この間、バスはエンジンをかけっぱなしで空調は効いており、トイレも車内備え付けの物があったようですが、ドアは施錠されて外に出ることができず、異常に気づいた乗客が110番して救助を求め、8時間後にようやく開放されたそうです。
 さて、色々問題もあるとは思うのですが、一番は安いツアー系バスならいざ知らず、割と高級扱いされるJRの高速夜行バスで乗務員が1人しかいないというのが驚きでした。確か関西から東京に向かうやつとかは2人乗っていて途中のSAで交代していたと思うのですが、最近は違うのでしょうか? 
 あとは体調不良の乗務員が何故仮眠前に会社に連絡しなかったのか不思議です。本人はほんの30分ほど仮眠するだけのつもりだったとか、JR西日本の福知山線事故で知られるようになった悪名高い日勤教育が、バス会社の方でも採用されていたとかで体調不良での乗務を知られるのを恐れたとか、色々想像はされるのですが、それらが明らかにされる日は来るのでしょうか?
 まあ何にせよ、不調を押して運転を続行した挙句事故発生、というような事にならなかったことは素直に良かったと思います。もし大惨事になっていたりしたら流石に言えませんので安堵して一言添えておきますが、なぜ狭苦しいとは言え乗務員は完全に横になって一眠りできるのに、どうして客たるものがあのような窮屈な椅子で身体を斜めにして眠らなければならないんでしょう? 道交法で規定されているからだそうですが、乗務員がよくて客が駄目というのは、やはりどう考えても理不尽に思えてならないのです。




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