かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

登場人物・背景紹介

2008-04-20 23:04:03 | 麗夢小説『有翼獣は電脳空域に夢まどろむ』
 オリジナル設定もありますので、ちょっと整理してみました。本編の一助にどうぞ。

 ROM
 スーパーコンピューターグリフィンの3次元ユーザーインターフェース。プログラミングの天才、屋代修一博士により生み出されたプログラム。その視覚的要素は屋代が理想とした女子中学生の体型を忠実に再現しており、凹凸に乏しい体型、ふわふわしたボリュームある金髪にくりくり動く大きな目など、大人へ脱皮する前の、あどけない少女の姿をしている。性格も女子中学生を完璧にシュミレートされた人格を持っているはずだったが、致命的なバグのため暴走、ドリームハッカーを名乗って屋代を殺害し、東京を滅ぼしかけた。麗夢、円光の決死の闘いの末、グリフィンごと滅ぼされたはずだったが・・・。
 
 屋代修一
 グリフィンプロジェクトの中核人物。やや猫背の中肉中背で、服装にも無頓着なおよそ風采のあがらない人物だったが、コンピュータープログラムではヒトの限界を一蹴する天才ぶりを発揮、グリフィンのプログラムをほぼ一人で完成させた。しかし、趣味を最大限に盛り込んで生み出した「究極の女子中学生」ROM が暴走してしまい、殺されてしまう。

 OZ(オズ)
 グリフィン暴走と前後して爆発的に普及したピアツーピアプログラム。完璧な暗号処理による匿名性、ウィルス排除能力、高速で効率的なファイル交換システムなどが評判を呼び、今や世界中のネットワークで利用者が急増している、作者不明のソフト。 

 桂士朗
 東都大学情報システム研究室教授。グリフィンのCPU、通称グリフィンチップの設計者で、東都大、東京都、武蔵野電気からなるグリフィン開発のための共同研究プロジェクトを指揮する研究者。カササギのようなやせた体を地味な衣装で包み、物腰柔らかい人当たりの良い好々爺然としている。屋代の天才生にいち早く気づき、弟子としてその才能を開花させた屋代の恩師であるが、屋代の死に責任を抱いている。

グリフィンプロジェクト
 桂が開発したグリフィンチップを核とする夢のスーパーコンピューターを開発・実用化するため、政府の研究助成資金を得て立ち上げられた産官学共同研究計画。桂の東都大学が全体を統括し、東京都と武蔵野電気が参加している。

田辺美代子
 大学時代の鬼童海丸のクラスメイト。華やかさはないが、漲る自信に裏打ちされた、快活な美人である。武蔵野電気つくば研究所の主任研究員であり、グリフィンプロジェクトの企業側代表を務める。

「1.屋代邸」へ続く

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