かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

牛乳余って牛殺せ、なんていう無責任な政策を霞が関のお役人が平気で立案するのは、3年でヒトが次々変わって行くからじゃないでしょうか?

2023-03-03 19:54:43 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は2℃、昼の最高気温は11.5℃、五條市の今朝の最低気温は−0.5℃、昼の最高気温は11.5℃でした。今日は朝から雲が多く浮かび、午前中はかなりの時間日差しが陰っていましたが、午後には雲が流れていき、快晴の青空に変わりました。ただ、日差しが出てきたのが少し遅かったからか気温は思いの外上がらず、日陰では冷えた空気に思わず身が震えることもありました。夜、帰宅する際には、西の空に明るく輝く金星と、その伴星のように、やや暗めではありますが空全体からしたら十分に明るい木星がよく見えました。この分だと明朝は放射冷却でごっそり地上の熱を奪われそうですが、昼間はしっかり暖かくなってくれそうです。

 さて、今生乳がだぶつき、政府がその生産抑制のため、1頭15万円の補助金を出して、4万頭の乳牛の殺処分を進めようとしているそうです。一方ではコオロギ食の推進に力を入れているとも言われて、それらしい情報もネタとして流れていることから、強い反発を呼んでいるようです。そもそもの発端は2014年にバターが不足する事態に陥ったことで、このとき農水省がバター不足解消のために国内の牛乳生産量を増やして国産バターを増産しようと補助金を付けたことから生乳が増加、コロナ禍もあって牛乳の消費量が減ってしまい、とうとうだぶついてしまったとのことで、農水省がよくやらかすありがちな失策という一面があるようです。コロナ禍が想定外の異常事態だったという不運な面はありますが、消費量を大幅に上回るほどに牛乳を作るように仕向けたのは農水省ですから、その責任は小さくはないと思われます。
 ならば当初計画通り国産バターやチーズを更に作らせるなり、ヨーグルトの生産量を増やすよう業界に働きかけるなり、牛乳からタンパク質など有用成分を取り出してサプリメントを作るなり、消費拡大にこそ予算を費やせば良いように思いますが、安易に牛を殺す方向へ誘導しようというのは、かつてのコメの減反政策よろしく、何年か後、またまたバターが足りない! 助けて! と言い出すような失敗につながるのが目に見えているような気も致します。そのときには今牛の殺処分を決めた役人は人事異動でいなくなっているでしょうし、ロシアンルーレットよろしくたまたまそのときに責任者の椅子に座らされた担当役人の方が、また血を吐く思いをしながら無理やりな政策をひねり出すのでしょう。そんな、3年ぽっちで人事異動させるからこんな無責任な政策がまかり通るんじゃないでしょうか?

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