かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

道路の安全を個人の心がけに押し付けるのなら、単なる罰則以上の方法を考えるべきです。

2007-05-16 22:33:53 | Weblog
 今日は明るい曇り空が続きましたが、今夜くらいからは雨になるんでしょうか? なんとなく空気が湿っぽい気がしないでもない感じがします。今は花粉を除けば本当にいい季節なのでなるべく今の状態が続いてもらいたいものですが、沖縄では梅雨入りしたそうですし、徐々に季節は夏に向けて動いていくのでしょうね。

 さて、昨夜、大阪で、無灯火の自転車同士が衝突し、転倒したおばあさんが今朝亡くなったそうです。片方は中学生の男の子なのだそうで、死のうがどうしようが、お互い無灯火で通行していたからには過失の程度は同レベルと言うところで喧嘩両成敗、と言いたいところですが、警察はそうもいってられないのでしょう。中学生は重過失致死の疑いで警察に事情聴取されているんだそうです。
 大阪のような人工光にあふれたところで、午後8時ごろだったそうですが、そんなまだそれほど遅いともいえない時間帯で、例え無灯火にせよそんな衝突事故を起こしてしまうとは、一体お互いどんな走り方をしていたのか、と不思議になりますが、現場はそんな都会でもスポット的に生まれた闇の狭間だったのかもしれません。いずれにせよ、例え自転車にせよ明かりをつけずに走る、と言うのは危険極まりない行為と言うことなのでしょう。
 それにしても、最近の車、自転車などなどのいわゆる交通マナーと言うやつは明らかに悪くなっているような気がいたします。傍若無人というか唯我独尊と言うか、とにかく自分以外は道にいないかのごとく振舞うヒトが少々多すぎるのではないのでしょうか? 後ろにまるで注意を向けないで、突然曲がる自転車やミニバイク、方向指示器なしで急に右左折する自動車、何かを探しているのか、フラフラと低速で走っているかと思うと、突然止まったり発進したり、知り合いなのでしょう、狭い道の真ん中で堂々と停止して、同じように止まった対向車の相手と長々おしゃべりに興じるヒト。自転車にも免許が必要、と思うことがあるのですが、それ以上に、自動車やバイクの免許を持っているはずの連中がこの体たらくでは、自転車など押して知るべし、といわざるを得ません。
 私は、こういう連中に免許を発行する今の免許制度自体に大いに疑問がありますし、そもそも今の交通体系における個人の素養に全面的に頼らざるを得ない安全確保のあり方に大いに不満があるのですが、それを思えば、どうして飛行機のフライトレコーダーに相当する機械を自動車に標準装備しないのか、それが不思議でなりません。自動車の速度や動き、方向指示器の操作状況、ライトやブレーキの状態、などなど、車の操作に関する情報やそのときの車の挙動を逐一記録して後で参照できるようにすれば、事故のとき、交通違反のとき、などに、問題をあぶりだすのに大いに役に立つことでしょう。これからも、個人の心がけに道路の安全をゆだねようと言うのなら、その心がけを担保し安全運転を強要する装置くらい取り付けないと、到底今の底抜けに緩んだ箍はけしてしまらないでしょう。

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たまには不幸が連鎖する日もあるようですね。

2007-05-15 22:34:58 | Weblog
 今日もなかなかよい日和で気持ちのよい一日でしたが、飛び交う花粉が跳梁跋扈していると思うと、大きく深呼吸などとてもやる気にもなりません。とりあえずスギ花粉のころにしていた使い捨てマスクを再度装着しておりますが、あのころと違って気温がずっと上がっておりますので、とにかく暑い! のです。この上は、なるべく外には出ないようにして、一時期をやり過ごすのが得策とも思うのですが、仕事柄全く引きこもるわけにも行かず、暑さに耐えるかくしゃみを甘受するかという過酷な二者択一のなかで、日々過ごさねばなりません。全く持って不愉快きわまる難儀な話です。
 不愉快と言えば、日曜日の草刈の疲労が現れたのか、腕を中心に筋肉痛が襲ってきています。こちらはむずむずする鼻に比べれば微々たるモノではありますが、それなりに気になるのはしょうがないところで、2、3日は痛みがひくまで我慢するよりありません。
 不愉快と言えば、と今日はどうも愚痴っぽくなっておりますが、先ほどお風呂に入っていて、顔を洗っておりましたところ、少々考え事に没頭してしまい、何気なしに口で息を吸い込んだ拍子に、石鹸を喉の奥まで吸い込んでしまいました。その瞬間、口の中に突然広がった未知の苦味、更に結構きつい刺激で喉がやられて咳が止まらなくなり、ちょっとだけパニックになってしまいました。この種の石鹸と言うのは香りは結構いいのに味は到底耐え難い種類のものです。もちろんもとより口にするものではありませんけど、こうして間抜けな事故を起こすこともあるんですから、味なり粘膜系への刺激なりは極力不快の無いように作っておいて欲しいものです。まだ口の中から苦味が消えませんし。
 不愉快と言えば、と今日はどうやらいわゆるところの厄日っぽいですが、またメールの調子がおかしくなって、ファイルを添付して送信しようとしたら異常終了する、と言う現象が出てきました。どうしても送らないといけないファイルがあったので、何度か立ち上げなおして送信を試み、何とか行ったようにも思えるのですが、その直後にお約束のように落ちたので、確かに行ったかどうか確認のしようがありません。念のため、別のメールアドレスから同じ書類を送ってもいいのですが、2度手間になりますし、もし先のメールがちゃんと届いていたら、相手に迷惑と言うか余計な一手間をかけさせることになります。よくよく考えてみるとメールなんていうものはちゃんと届いているかどうか確認の仕様が無いあたり、連絡ツールとしてははなはだ不確実と言うか、安心できないものであることが、こんな拍子に気づかされます。ま、それはともかく、何とかメールソフトを復調させないことには、今後の活動にも差し支えますので、早々にメンテナンスしたいと思います。

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都会ってなんで歩くの速いんでしょうね。

2007-05-14 23:04:44 | Weblog
 今日はさわやかな初夏の気候で過ごしやすい一日でした。ただ、昨日あたりからくしゃみが頻発してどうもよくない塩梅です。どうやらこれは、花粉症らしいと思われます。暖かくなってからマスクは外しておりますし、イネ科雑草等の花粉にさらされている状態ですから、おかしくなってもさほど不思議ではない、と言えます。とは言え、今更またマスクして生活するのも暑くて大変ですし、症状は今のところ軽いですので、何とか通勤の往復くらいはマスクをすることにして、様子を見ようと思っています。してみるとこの間からの目のしょぼしょぼ感はやはり花粉症だったと見てよさそうです。あるいは光化学スモッグとの相乗効果でひどくなっているのかもしれませんが、主たる要因は花粉症と見て間違いないでしょう。スギ花粉はやり過ごすことができるようになったこの2年ですが、それ以外の花粉については、まだまだ身体の過剰反応が止まらないみたいです。

 さて、ネットニュースを見ておりましたら、午前8時半ごろ、JR東京駅で千葉県松戸市の36歳の会社員とみられる男性がホームから転落、折から入ってきた京浜東北線の電車にはねられ、死亡したのだそうです。ひょっとして知人ではなかろうか、と少々不安に駆られましたが、大丈夫だと信じたいと思います。これが我が田舎町の駅なら仮に転落してもそうそう事故になることはなかったと思うのですが、ひっきりなしに電車が走っている東京の大動脈だけに、不運にも事故に遭ってしまったのでしょう。
ところで、男性はホームを走っていて足を滑らせたんだそうですが、なぜこの男性はホームを走っていたのだろう? という疑問も首をもたげました。朝8時半と言えば多分京浜東北線のホームはまだまだ混雑していたんじゃないか、と思いますし、そんな走りにくいところで何を急いでいたのでしょう。遅刻でもしそうな状況だったのでしょうか?
 のんびりした田舎暮らしが身についている私は、東京に出張したときには周りの人たちがとにかく早く見えます。もともと大阪下町育ちなので幼少時はせかせかした感覚の方が当たり前だったのですが、学生の時の四国暮らしと今の山暮らしのせいで、すっかりそういう都会感覚が麻痺して、田舎時間が身体に染み付いてしまいました。そういう感覚からすると、あんなに便利で早く移動できるところで更に先を急ぐ感覚、と言うのが理解できなくなってしまいます。亡くなった方も全てが加速されるような都会時間の中で、焦りを募らせていたのかもしれません。
 あわてた末に命を落としていては、少々の時間の節約ではあまりに割が合いません。都会の生活の中でのんびりあわてないでゆっくり過ごす、そんな生活術が今望まれていたりするのではないか、とちょっと思いました。

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今日は自治会の大掃除。サイトの棚卸もそろそろ本気で考えないといけないかも。

2007-05-13 23:02:33 | Weblog
 今日は朝から地元自治会の大掃除。駐車場他周辺の草刈とゴミ拾い、そして、近所の児童公園の草刈と掃除に駆り出されました。私は例によって動力草刈機担当です。正直なところ、草刈り機は結構体力がいって、しばらく動かしていると腰にもくるのでできれば触りたくないのですが、比較的操作に慣れていることもあって半ば仕方なく手にしているようなところがあります。それでも、刃が新しく良く切れるときの草刈り機はなかなか面白いものがあります。おかげで少々ハイになりながら回転鋸歯様のそれを振り回し、まだ芽生えてさほど立っていない柔らかな草達を、なぎ倒し、刈り払い、蹴散らして回りました。その後、印刷用紙を探しに街に繰り出し、適当なやつを購入して、テスト印刷を始めました。なかなか思うような結果が得られず、微調整の繰り返しです。とは言え、いくら最近のプリンタは印字精度が上がってきた、といっても所詮は民生機。印刷屋さんの専用印刷機のようには行きませんから、多少の誤差は折込みでやる必要があります。どの程度を許せる誤差として目をつむるか、今はその見極めをするべく、作業を続けているような状態です。その修正を終えたら後は量産態勢に突入! 予定では5月一杯ひたすらプリンタがフル稼働し、6月10日に備えると言うことになります。

 さて、「かっこうの本棚」で更新している長編小説「夢封じ 大和葛城夢幻迷宮」も来週には最終回で連載終了となります。その後いったいどうしたものか、そろそろストックも枯渇気味ですので、続けて更新をするなら何か考えないといけません。あしかけ7年に渡るサイト活動も、いまや麗夢がDVDになり、更に将来への夢を語れるようになりつつあるという、7年前には到底考えられなかった情勢変化が現実になっている中、その内容や、あるいは活動そのものを見直していく必要があるのかもしれません。たとえば永らく更新の止まっているページの整理とか、あるいはいっそ全ての活動をこっちのブログに移してしまうとかいうような極端なことも、検討してみるだけなら悪くないかもしれません。実際どのような形にするのがよいか、少し長い目で見ながら、先々の流れに沿うようなサイト運営を考えていきたいと思います。

 ところで、先々は先々として、まずは6月10日、コミックコミュニケーション事務局からメール通達があり、配置が決定しました。「かっこうの本棚」はO-23b という場所だそうです。配置図がまだ無いのでどのあたりか見当がつきませんが、とにかく場所が決まったわけですし、あと4週間、気合を入れて参りたいですね。

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最近目がしょぼつくのは、懐かしの光化学スモッグのせい?

2007-05-12 22:55:29 | Weblog
 今日は1日、じっと宅にこもって、6月10日のコミックコミュニケーションの準備に勤しんでおりました。まずは印刷準備ということで原稿の校正刷を始めたのです。ところが、イラレとプリンタドライバの相性がもう一つで、その折り合いをつける方法もすっかり忘れてしまっていて、それをああでもない、こうでもないとあちこちいじりながら思い出すのに余分な時間をかけてしまいました。まあ最終的にはそれも何とかなりまして、後はインクカートリッジのメンテナンスを入念にやって紙を準備すれば、量産態勢に入ることができます。DVD-BOX2発売までには大体の作業に目処をつけ、続けて夏コミの準備にも入りたい所存です。

 さて、どうも最近目がちかちかしょぼしょぼするような気がしてならないのですが、私はそれをてっきり花粉症の症状なのだろうと思い込んでおりました。なんといっても目が痒いときもありましたし、イネ科雑草の花粉が跳梁を始める頃合でもあります。あの、アメリカから進入してきた牧草の花粉は、単に目や鼻に症状を起こすばかりでなく、触れればその部分に発疹を生じ、大量に吸えば身体がだるくなってしまうという、アレルギーとしては一段きつい症状をもたらせてくれる厄介者なのですが、きっとそのせいだと思ったわけです。ところが、もう一つ、怪しい原因が浮上してまいりました。
 光化学スモッグです。
 私が大阪市内で小学生をしていたころはよく聞いた名称でしたが、今でもけして珍しくないことを知りました。それも、我が国の大気汚染ばかりでなく、なんと中国からはるばる汚染物質が流れてきて、我が国に光化学スモッグをもたらしている可能性がある、と言うのです。黄砂といい光化学スモッグといい日本海の汚染といい、向こうから流れれ来るものはどうもロクなものがありませんが、食料品や衣料品などでも食べたり身につけたりするのにキケンなものが無いのか、ひところ以上にこのところ気になって参りました。でも、それらの害毒にもっとも高濃度にさらされているのはあちらの国民のはずで、一体どれほどの状態になっているのか、情報が乏しいだけに余計に気になるところです。
 都心部では地下水をくみ上げすぎて地盤沈下が著しくビルが傾いたりしているとも聞きますし、加速する砂漠化や水・大気の深刻な汚染、偽薬や偽添加物など、自分達が寄って立つ国土をむさぼり尽くし、国民を蝕み尽くして已まないかの国に、果たして未来があるのでしょうか? その行く末を冷静に見据えて我が国も立ち働けばよいと思うのですが。

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国民投票法案が成立するそうですね。

2007-05-11 23:59:48 | Weblog
 今日は磨耗が進んでいたバイクのタイヤ前後両方と、ドライブチェーンを交換しました。タイヤは前後ともほとんどレーシングタイヤみたいに溝が無くなってきてましたし、チェーンはもう伸ばしきってしまって、いくら油を差しても一向にスムーズに回らなくなってきて、どれもこのままではいずれパンクしたりスプロケを磨耗させたりとロクなことが無いので交換は必然だったのですが、全部いっぺんに寿命が来るのは、交換費用を考えると大変頭の痛い問題です。そうでなくてもこの月は大事な出費に備えてお金を用意しておかねばならない時です。せめて1,2ヶ月づつずれて交換時期が来てくれていたら、もう少し懐も楽できたでしょうに、本当に困ったものです。でもまあこれでまたしばらくはスリップやパンクを気にせず走ることができるわけで、バイク屋さんからの帰りは、久々に震動の少ないスムーズな走りを堪能しました。ほんの少しですが、今までとは視線が高くなってそれが妙に新鮮に思えたり、磨耗した状態に慣れきっていた五感が、新品のタイヤに慣れていなくて思わずふらついてみたりしました。まあ一回通勤で往復すれば大体感覚のズレは修正されると思いますが、それまではちょっとだけ普段より気をつけて走る必要がありそうです。

 さて、憲法改正のための国民投票法案が参議院特別委員会で可決され、14日の参議院本会議で可決される見通しだそうです。何かとにぎやかに取りざたされるこの法案ですが、どうも良くわからないのが、要するに憲法96条に改憲のための手続きとして定められた、国会の3分の2以上の賛成を経た後、国民投票に付される、という話の具体的なやり方を定めた法案という話の中で、この法案が成立したらもう即憲法の改定が行なわれてしまうといわぬばかりの話がよく聞こえてくることです。国会の議決の後、最後に決めるのは国民、という話である以上、その歯止めを国民がかけられる、と言う解釈もできるのではないのだろうか、と私などは思ったりするのですが、寡聞にして、そのような話をされた例を私は聞いたことがありません。法案に反対する、たとえばうちの職場の労働組合の機関紙などを読んでみますと、あたかも国民にはまだそんな判断は下せないと見下したような論調が目立ちます。無知蒙昧な愚民どもは我ら知識と判断力に富む者の言うことを黙って聞いていればよい、などとはさすがに書いてはいませんが、言葉の端々にそのような考え方が透けて見えるように感じられるのです。
 また、法案中のマスコミ活動に対する制限も、今のマスコミ全般に対する信頼度が低い私からすればある意味当然の処置のようにも思われますし、素朴に、改憲の賛否両方の報道が制限されるのなら、それでよいのではないでしょうか。
 我が労働組合のように、改憲させたくない、ということなら、国民投票になるまでにそういう方向へ世論を喚起するなり、今度の参院選挙等で国会の議席を獲得するなりすればいいわけでしょう。その主張が理にかなっており、国民を納得させるものならば、この法案が成立してもさして心配することもないと思うのです。

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いつも我が県だけ注意報や警報が出にくい気がするのです。

2007-05-10 23:14:27 | Weblog
 今日は一日凄い風が吹き荒れました。バイクで走っている時に横風を喰らうと、ぐらっと傾いたり進路を捻じ曲げられてしまうほどの強い風でしたが、気象庁の発表を見ておりますと、我が奈良県だけ暴風警報はもちろん、強風注意報すら発令されておりません。念のため、気象庁のサイトまで確認に行きましたら、他の府県は軒並み黄色に塗りつぶされ、強風注意報が発令されており、東海地方では警報まで出ていることが見て取れましたが、奈良県だけは色が付いておりませんでした。ひょっとするとあの程度の風では注意報を発令することすらできないくらい「ゆるい」風だったということなのでしょうか。前々から気になっていたのですが、たとえば台風が接近してきているときや積乱雲が発達して雷を伴う夕立がやってきそうなときに、注意報や警報が出るのが、どうも近県と比較して遅いような気がするのです。それも、大雨や大風が無いわけではなく、結構激しく降ったり吹いたりし、その荒れ模様の天気がようやく峠を越したころに、思い出したように注意報や警報が出ることがあります。ですから私などは、天気予報で警報が出たからそろそろ天気も回復するな、と言うような見方すらしております。始めのころは、この気象情報の少なさに、さすが王城の地、気象災害も飛びぬけて少ないがゆえに、古代日本人達は国の礎をこの地に築いたのだろう、と考えておりましたが、しばしばそのようなことを経験してまいりますと、どうも違う、と言うような気になって参りました。ただ、私は別に、奈良地方気象台がさぼっている、とか、満足に予報もできないボンクラが揃っている、などと申す積もりは毛頭ありません。私は、この状況を鑑みるに、おそらく観測地点の問題が大きいのではなかろうか、という気がしております。奈良地方気象台は奈良市の北にあります。また、奈良県内にはアメダス(地域気象観測システム)が6箇所ありますが、ためしに今日一日の風の強さを一時間おきに調べてみますと、一番強いときでせいぜい風速10m以下しか記録されていません。つまり、それらの場所では、たとえば風などは何かにさえぎられるなどして私が道を走っているときに感じているような風が弱めに観測されていたりするのではないかと思われるのです。今のところ、アメダスにせよ奈良地方気象台にせよ、現場まで行って地形等を観察したわけではないのでこれは単なる推測に過ぎませんが、全く根拠の無い憶測ではなく、現に今年の正月明け早々に、近畿管区行政評価局という機関が大阪と京都のアメダス施設9箇所を抽出し、その設置状況等を調査した結果、気象観測に影響が懸念される問題施設が4箇所あると報告しています。奈良県についても本当に今の観測体制で大丈夫なのかどうか、一度真剣に精査してもらいたいと私などは思うのです。

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いくら偽モノ大国だからって、生命まで脅かされるのは、はっきり言って迷惑です。

2007-05-09 22:54:07 | Weblog
 昨日、今日と初夏と言うには少々暑すぎる日が続いています。外を出歩くと、お日様の苛烈さは8月のそれを思わせるものがあり、アスファルトの上だったりしたら照り返しがまた厳しいです。もっとも、この暑さも明日くらいまでとの気象庁のご託宣ですので、明日からは初夏らしいさわやかな気候に戻ってくれるのでしょう。折から、通勤途上で見かける田んぼには端の方の一画に水を入れ、苗代の準備が始まっていました。もう少ししたら本田の方も荒起こしされ、水が入るころには月が替わっていることでしょう。寒かったり暑かったり、と忙しかった今年の気候ですが、それとは別に着々と季節は進んでいます。

 さて、ネットニュースをみてましたら、パナマで、中国の偽医薬品を原因とする死亡事故が多発し、被害者は365人に達しているとの話が出ていました。また、3月にも中国産ペットフードに毒物が添加され、数百匹の犬や猫が謎の死を遂げたとのことです。そういえば、以前も塩と偽って多量摂取すると中毒死する危険のある亜硝酸塩が出回り、本物の塩を入手しにくくなっている、と言う報道も目にしました。いくら羊頭狗肉の言葉を持ち、さまざまな偽ブランド品が横行する国とは言え、堂々と命に関わる「偽モノ」がまかり通るこの国は、被害など認められないレベルの食品添加物に大騒ぎする我が国からすれば到底信じられないような状況にあるようです。我が国のマスコミは「中国企業のずさんな管理が原因」などとあたかも過失か何かのように取り繕っていますが、そもそも値段の安い、本物と良く似た毒物であることをハナから認識しながら、金儲けのために食品や医薬品に添加するのを躊躇しない姿勢には、「ずさんな管理」以前の問題があるように思います。その、平然と毒物を売りつける態度には、理解を絶した非人間的な怪物性を意識せざるを得ません。もちろん我が国にも、古くは森永砒素ミルクから、雪印乳業の集団食中毒まで、死人も出た食品関連事件はありますし、不注意から来る食中毒も毎年結構な数が出てきます。長距離バスとか遊園地の絶叫マシンとか、コスト削減の号令のもと、安全性が軽視されてそれが破綻する、と言うようなことも起こっていますし、モラル崩壊が言われて久しい時代でもあります。でも、さすがに「本物」を入手したくても手に入れるのが難しい、と言うような事態にはならないでしょう。
 それにしても、こうしてもれ聞こえてくるかの国の異常事態はまさに想像を絶します。水、土壌、空気の汚染が進み、砂漠化がとめどなく進行し、ちゃんとした食品や塩が入手できなくなっている、となると、貧しい農村部ではもう暴動発生までそう時間はかからないのではないでしょうか? 本当に北京五輪を無事開催できるのか。繰り返される歴史がまた、荒廃した中国大陸を舞台に近々展開されそうな、そんな気配が感じられたニュースでした。

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雨の夢は気分次第で吉凶が変化するそうです。

2007-05-08 22:46:20 | 夢、易占
 今日、コミックコミュニケーション公式サイトを見に行きましたところ、6月10日の参加サークルが発表されてました。応募者全員当選ということで、めでたく「かっこうの本棚」もインテックス大阪に出張ることになります。ただ、まだ配置は不明ですので、判明次第お知らせいたしましょう。まだ1ヶ月先の話ですが、このブログをご覧の関西方面の麗夢ファンの方、6月10日(日)はお誘いあわせの上インテックス大阪までお越しくださいますよう、ご予定をやりくりしていただけますと大変うれしいです。現在密かに進めておりますコミコミ向け新刊や発売直後のDVD-BOX2の話などで、楽しいひと時をご一緒いたしましょう。

 というところでふと気づいたのですが、「かっこうの本棚」がいつの間にか5万ヒットを超えておりました。ついこの間まではもうすぐだな、と意識していたのですが、と思いつつ過去記事を検索してみましたら、1月20日に「あと数ヶ月で・・・」なんて書いているだけでした。ううむ、もう少し気をつけていたつもりだったのですが、単に「つもり」だけだったみたいです。現在のカウント(50581)から推測するに、実際に5万カウント刻んだのは4月半ばごろではないか、と思われます。コミックコミュニケーション参加も決まったことですし、5万ヒット御礼も兼ねて何か考えないといけませんね。そういえば夏コミ用新刊の準備もありますし、その予告も兼ねたりするのもいいかも。などと、ものぐさなことを画策してしまいますが、何とか週末には時間作りたいです。

 さて、今日は軽く今朝見た夢を記録しておきましょう。
 私はかつて通っていた大学にいます。研究室を出たところの階段の脇でしょうか。上から、今の職場の先輩であるAさんが階段を降りてきて、二言三言話をしておりました。と、学校だったはずのその場所が、いつの間にかかつて下宿していた部屋に変わり、会談だった場所は窓に変わっておりました。その窓を開けた私は、どうやら今一度大学に通うことになっていました。でも、仕事は今のままで自分の意識の中でも既に卒業後ン十年経過していることを理解し、何か用事があってしばらくの間改めて通うのだという気持ちでいます。まだ引っ越してきたばかりで何から手を付けるか迷うような状態ですが、まずはお買い物を、と近所の良く通っていたスーパーに出かけようと思い立ちました。そこは地元の八百屋さんが母体のスーパーで、地場産の野菜や果物が異様なくらい安く手に入るところなのです。ちょうど季節柄、ビワが手に入る時分で、1パック100円とか80円とかで買えたりします。それを買いに行こうというわけです。が、いつの間にか外は雨がしとしとと降ってきました。あいにく傘は荷物の中にまぎれてまだすぐに出せるような状態ではありません。そのうち雨がどんどん強くなり、開けていた窓を閉めないと雨が吹き込んでくるような按配になりました。窓はなぜか中央で折れ曲がる風呂場の扉のような形の窓でしたが、雨が更にひどく降りしきる中で、ようやく締めることができました。私は一人静かな部屋で降りしきる雨をゆったりした気持ちで眺めておりました。

 変転著しい夢でしたが、いつもながら、全くおかしい、異常だ、と言う気にならないのが不思議なくらいです。夢の中ではまた大学に通うことに対し、なにやらそれらしい理屈を捏ね上げておりますし、疑問を疑問と思えないのが夢の夢たるゆえんのところなのですが、その異常に気づくことができれば、夢の中で夢と意識し自由に振舞える明晰夢に移行することができるんですけどね。



 
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連休明け、いきなり手のひらを返して日常復帰、とは行かないようです。

2007-05-07 22:29:58 | Weblog
 連休明け初日、創造していたほど体調は悪化しませんでしたが、身体全体になんとなく鈍い抜きがたい疲労、ふとした拍子に気づくだるさやめまいに似た酩酊感、そして散漫になっている注意力、など、気にしてみればやっぱり通常状態からは程遠い自分であることがわかります。まあその分行きかえりの運転は気をつけて、仕事も適度に切り上げて無理せず試運転状態で一日を過ごしました。が、報道によると朝通勤途上で具合が悪くなり、電車を止めてしまうほどの状態になったヒトが何人もいたそうです。私も連休明けだったかどうか記憶は定かではありませんが、この電車でないと間に合わない、と言うとき、急におなかの具合が悪くなってついに我慢できず、途中下車してトイレに駆け込んだことがあります。ああなると人間、仕事がどうとか遅刻が何だとか言ってられなくなるものですね。東京で通勤途上具合が悪くなったヒトも、きっと周りの状況など知ったことか! というような状態にそのときなっていたのでしょう。同じ電車に乗り合わせていたヒトやその電車のせいで混乱したダイヤに翻弄された方々にはお気の毒ですが、その切羽詰った状況に陥ったヒトにはほんの少しだけ同情いたします。その上でコトが収まった後は、迷惑をかけたことを自覚し、きっちり謝罪をしておいて欲しいものです。

 さて、夕刊の方には、例によって遊園地絶叫コースター事故の続報が載っております。なんでも、件の遊園地では15年間「も」折れた車軸を交換していなかったのだそうです。同型機を導入しているほかの遊園地では5年~14年で交換しているのに。15年放置が「も」とつけて強調しているのに対し、14年放置の方はあたかもちゃんとしているかのように書いてあり、一体15年と14年の差ってそんなに強調するほどのものなの? と私などにはかえって不可解に見えました。なんとしても事故を起こした遊園地を吊るし上げたいというマスコミの傲慢な正義感が透けて見えるようで不愉快でもあります。それよりも重要と思われることが一行だけちゃんと記載しています。製造メーカーから耐用年数について何の話も無かった、と。設計・製造した者がその製造物に対してちゃんとどれだけ強度が保たれるか明示しなかったと言うのですから、私にはその方がよほど信じられませんでした。もちろん証言が勘違いとか責任逃れのあまり口走った適当な言葉ではなく、事実そのとおりだったとして、と言う前提付きではありますが、もしそれが本当なら、製造者責任こそもっと大々的に追及すべきことなのではないのでしょうか。安全管理に関して点検は航空機並みに徹底すべし、と言う識者の言葉も掲載されてましたけど、そもそも安全基準とも言うべき耐用年数についてのデータが明示されない、と言うのでは、適切な点検もできはしないでしょう。今後製造責任を問う方向でも捜査が進むことを期待したいです。本当は警察などが手がけるべきではないといつも思いはするのですが・・・。

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映画館、大盛況のようですが、さて。

2007-05-06 22:55:49 | Weblog
 ゴールデンウィークも今日で終わりです。1年で一番長い休日のはずでしたが、3日休み、3日仕事、3日休み、と言うパターンだったせいか、それほど長くも感じなかったというのが正直な感想です。その割に、プリンタやテレビのメンテナンスや6月10日のコミックコミュニケーションへの準備など、毎日充実した休日を過ごしたような気がします。誤算と言うか、結局改められなかったのは、早寝早起きという生活習慣がどうしても守れなかったこと。深夜まで起きて昼近くまで寝る、と言うぐうたらな生活が、明日からの平常勤務にしばらくの間多大な影響を与えることは必至で、それがわかっていたからこそ今年こそは何とかしたかったのですが、ついに改善できずじまいでした。そういう点では、随分時間を無駄にしてしまったような気がしてなりません。あまり完全を求めるのは精神衛生上も良くないわけですけど、せめてあと1時間、早く起きて活動できるよう何か方策を考えたいところです。

 さて、今日は私は自宅で一日、最後の休日を使ってごそごそ同人仕事に精を出していたのですが、家人はせっかくの休みと言うことで、近所の映画館に足を運びましたところ、もう大変な混雑にうんざりして帰ってきました。そこはいわゆるマルチスクリーンな映画館で、大駐車場完備、ゲームセンターやファーストフードショップなども併設された、田舎の一大娯楽施設になっております。そのせいか近隣市町村からもお客が集まるみたいで、連休最終日の今日はいつにも増して混雑が激しかったようです。中でも「スパイダーマン3」は2スクリーン使って延べ12回興行されましたけど、ほぼ全部が満席完売御礼状態だったそうです。メンズデーとかレディスデーとか映画の日とか大和路シネマの日なんていう我が県独自の割引日などもある映画館なのですが、今日はそのどれにも当たっていない日でこの繁盛振り、娯楽としての映画が人気を盛り返して来ているとは聞いておりましたが、こういう話を聞くとなるほど、そんなものか、と理解されるわけです。ただ、「スパイダーマン」にしてからが続編ですし、「北斗の拳」とか「ゲゲゲの鬼太郎」とか、かつての人気にあやかったようなものが目立つのは、それがご時世と判っているとは言えちょっとさびしい気がしないでもありません。いつも思うのですが、今は私が子供だった時分の魅力的なコンテンツがたくさんありますけど、あと10年、20年したときに、リメイクしたくなるほどの魅力ある新しいものが今現在生まれているのでしょうか。麗夢と言う過去の作品にこだわっている私が言うのもおこがましいことは重々承知の上ではあるのですが、それでもやはり、新しい魅力に満ちた作品を生み出す努力は必要だと思います。特に映画は、ほんの数年前がそうだったように、今の隆盛が過去の栄光になってしまい再び斜陽産業に陥ってしまう前、勢いのある今のうちに、新しいことをどんどんやって、今日のように休日ともなれば満員御礼となるような魅力を増していって欲しいと切に願います。
・・・とはいえ、それでは少々他力本願に過ぎる気もしますので、少しは自助努力も必要だな、とも思います。



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スリルの楽しみ、は私には到底理解できかねますが、脱線の恐怖は容易に想像できそうです。

2007-05-05 23:59:30 | Weblog
 今日は「こどもの日」。今の子供はもう兄弟で背比べするのに柱に傷をつけたりするようなことはしないのかも知れませんが、菖蒲湯とかもあまりやらなくなったような気がしますし、兜など飾る家もどれだけあるんでしょうね。残っているのは鯉のぼりと柏餅とちまきくらいと言うのも少々さびしい気もしますが、この田舎では、たかが鯉のぼりと言うのもはばかる豪快なのが泳いでいたりするので、それはそれで結構感動します。何せ電柱並みの柱を立てて4,5階建てのマンションよりも高いところに最上段の鯉が泳いでいるのですから。実はもう4月になったかならないかくらいから既に泳いでいますのでちょくちょく目にするのですが、何度観てもその壮観さには奇妙な満足を覚えます。この光景も今年はもう見納めですが、できれば来年も再来年も、未来永劫受け継いで、ああして高く高く鯉のぼりを泳がせておいて欲しいものです。

 そんなこどもの日に大阪の遊園地でジェットコースターの脱線事故があって死人まで出たとか。いわゆる「絶叫マシン」という立って乗るタイプのコースターですが、脱線の原因は2両目の前方左側車輪の車軸折損で、点検は昨年2月の解体点検時に行なったのが最後だった、とか。私などは絶叫マシンどころか幼稚園児が乗るような「ゆるい」タイプでも絶対乗りたくないヒトなので、どうしてあんな物騒なものに並んでまでして皆が乗りたがるのか全く理解できないのですが、家人は皆あれが大好きで何べん乗っても飽きないのだそうな。でも、そのスリルもいわばお釈迦様の手のひらのごとく、十分な安全性を設計に計算してあるはずだからこそ遊びとして楽しめるわけで、今回のごとく、娯楽ではなく、一種の拷問になってしまったようなまさに命がけのスリルは、誰も欲してはいないのでしょう。例によって警察が出張ってきて、関係者が「業務上過失致死」等で送検されることになるのでしょうけど、どんな分野のどんな事故であれ、まず警察、と言うこの国のシステムには、やはり違和感と言うか、そもそも本気で事故をなくそうと思っているのかという強い疑念が沸いてこざるを得ません。マスコミ報道にしても、既に遊園地側の管理の不手際を強く指弾するような調子の報道がなされておりますし、もちろん遊園地を弁護する積もりは毛頭ないのではありますが、ただ単に運行責任者や管理担当者を処罰すればことたれり、とするかのごとき厳罰主義ありきの体質は、どんなにひどい事故が起こっても一向に改まる気配が無いようです。報道では去年2月から点検していない、とあたかもそれが手抜きであるかのような印象を与える情報提供がされていたりしますけど、そもそもこの種の機械の安全対策上必要とされる点検の頻度や程度という情報が全く無いなかで、ただ去年2月から点検せず、といわれても、それが想定内のことなのか、想定外のことなのか、手抜きなのかどうか、全く判断のしようがありません。安全対策に必要なのは責任論ではなく、純粋に技術的な盲点の検索やもし手抜きがあったにしても、その手抜きを誘発し、黙認したさまざまなシステム上の問題点の洗い出しこそが必要でしょう。そもそもこのジェットコースターにしても、15年にわたってさしたる問題も無く運営されてきたことを思えば、今になって事故が発生した原因が何かあるはずなのです。それをただ単に現場担当者の不注意、で済ませていては一向に安全対策が前に進みません。
 まあ、どんなに安全性が高まったにしても、私は絶対にジェットコースターに乗ったりはしませんけどね。

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完全アウトだったテレビの寿命が、ほんの少しだけ延びました。

2007-05-04 23:46:34 | Weblog
 ゴールデンウィーク後半はまずテレビのメンテナンスから始めました。具合が悪くなって中央横輝線一本だけになってしまった我が家のテレビ、それでもしばらく点けっぱなしにしていると次第に映像が現れ、数分後には何とか観るに耐える状態になってくれていたのですが、それもいつの間にか駄目になり、完全にブラックアウトして音だけが流れる、と言う状態になってしまっておりました。もう寿命なのは理解していたのですが、一度モノは試しということで、中の掃除などに取り組むことにしたのです。昨日からコンセントを抜いておいた重たいテレビを、折りたたんだ布団を敷いたテーブルの上にブラウン管面を下にして置き、裏ふたの10箇所ほどのねじを外して、ぱかっという感じでふたを取り外します。あらわになったブラウン管の基部や電源部分にチップの並んだ基盤、その全てが堆積したホコリにまみれているのを、危険な高圧部分には近づかないよう万一の感電に注意しつつ、掃除機で可能な限り掃除しました。その上で、電子パーツが並べられた回路基盤を裏側からおもむろに観察し、半田が劣化してヒビが入ったりしているところや、劣化が疑われる怪しいところを10箇所ほど、新たに半田を盛り足してみました。可能なら基盤をすっかり引き抜いて徹底した掃除などをやりたかったのですが、なぜか何かが引っかかり、良く判らないまま無理をするわけにもいかず、断念せざるをえませんでした。
 その後元通りにふたを閉じてアンテナ線やビデオのライン、コンセントを順次つなぎ直し、スイッチを入れてみましたところ、最初は全くブラックアウトしたままだった画面が、電源を入り切りしているうちに中央横輝線一本が現れ、しばらく置くと横線の目立つ画像が不安定ながらも見えるようになり、やがてほぼ元通りの映像が出るようになりました。完全復活、とまでは行きませんでしたが、とりあえずブラウン管が黒く黙したまま、という状態からは回復しました。もう少し知識と経験があれば完全復活も夢ではなかったのでしょうけれど、残念ながら半田ごてを振り回すだけの素人にはこの程度が限界でしょう。DVD-BOX2やひょっとして新作? という将来の夢も見ないうちに高圧電流に貫かれて人生の終焉を迎える、と言うような愚行は避けたいですし、一応危なそうな部分は下調べしてから取り掛かりはしたものの、危険性を十分認識しないままあやふやな状態で作業をするのはあまりに恐ろしいです。でも、できればそういった危険物も触れるように、そしてこれくらいの故障は自分の手で処置できるように、いつかはなってみたいものです。

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いよいよイベント準備開始、とそのまえに、機器類のメンテナンスを始めました。

2007-05-03 23:59:55 | Weblog
 憲法記念日の今日は仕事で休日出勤でした。この数日の眠気や疲労感、今日も朝から起床直後に一日で一番疲れを覚える、という、何のために寝ているのか判らないような状況で目が覚めましたが、つらつら思うに、これはどうやらゴールデンウィーク前半のウォーキングの疲れが出てきているのではないか、と思い至った次第です。今日はビタミン剤でも飲んでから寝てみようかと思います。
 ところで、憲法発布60周年という記念すべき日の新聞の一面トップが、憲法に関する話題ではなく、高校野球の特待生制度がどうしたこうしたと言う正直どうでもいい話になっているのは、一体どういうことなのでしょうね。
 
 まあそれはともかく、今日はイベントに備えて、プリンタのメンテナンスをやりました。実は前回のイベント時にも気になっていたのですが、プリンタの給紙部分が上手く動いておらず、印刷用紙が全く動かなかったり、紙詰まりしたりという事例が頻繁に起こりました。以前そんな事態が起こったときは、ラバーブロテクタントというゴムの劣化防止剤で目に見える範囲のゴムローラーを磨いたのですが、その後、それ以上の手をかけることも無く、ほぼ放置状態でした。そこで今回は一念発起して、可能な限りプリンタを分解し、中身を綺麗にしてやろう、と思い立ったわけです。プラスチック製のガワはもちろん、モーターに直結している稼動部分以外は全部外し、洗えるものは水洗し、磨けるものは念入りに磨きましたところ、見違えるように美しくなりました。さすがに新品には程遠いですが、たとえばプリンタヘッドのクリーニング時にインクを受けるバット状の部品、ここに廃インクがてんこ盛りの固まりになっておりましたけど、このバットを入れ物ごと外してそのまま桶に放り込んでジャブジャブ洗ったり、前回分解せずに掃除したときには手が届かなかった、最初に紙をつかむゴムローラーを今回は「ラバープロテクタント」で念入りに磨き上げたり、と、素人の分解掃除としてはかなり徹底してできたのではないか、と思います。当然、掃除終了後組みなおしてちゃんと印刷できるかどうかチェックし、無事問題なく動くこと、そして給紙が上手くいくことを確かめました。
 今回、無事に分解・組み上げができたのは、練習の成果もあったと認識しています。この分解掃除に取り掛かる前に、既に故障して動かなくなって久しい、同一メーカーの同時期発売された別のプリンタで、一通り分解方法を研究した上で取り組みました。おかげで比較的すんなりと部品の破損やねじをあまらせたりすることも無く、プラスチック部品を折ったり割ったりすることも無く終えることができました。あとはしばらく様子を見て不具合が出ないかチェックした上で、いよいよイベントに向けフル稼働してもらうことになるでしょう。

 
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戦艦「陸奥」の眠る姿が活写されたそうです。

2007-05-02 22:37:53 | Weblog
 月も改まったところでまたテンプレートを変えてみました。一応初夏らしく、と選んでみたのですが、しばらく様子を見て、また考えたいと思います。

 今日は夜明け前に一雨あったようで、3時か4時だと思うのですが、未明に目が覚めたのは雨音のせいだったのかもしれません。そのときは全然気づかずにまたすぐ寝てしまいましたが。あとで気象庁のサイトで確認したら、結構それなりに強く降っていたようでしたから、多分きっと目覚ましがわりになったのでしょう。昨日は昨日で、やはり3時、これは時計を確認したので間違いありませんが、トイレに行きたくなって目が覚めました。用を足したあとにこれもまたすぐに寝てしまったのですが、そのせいか、昨日も今日も昼過ぎから眠気が強くなってきて、仕事がはかどらなくて困りました。今ももちろん相当眠くて、キーボードうちながら思わず眠りこんでしまいそうな感じです。そういえば、昔々大学で卒論などを書いていた時分、当時はパソコンなんて、16ビットの無印9801がやっと入ってきたかどうか、と言う時分でしたから、私などはもちろん手書きで原稿用紙の升目を一字づつ埋めておりました。何晩か徹夜して少しだけ仮眠取ったりして締め切りに間に合わすべく奮闘していた折、机に向かって卒論書きながらいつの間にか眠り込んでしまい、夢の中で続きを書いていたりしました。当然そんな部分はまさにミミズがのたくったようなおよそ字とは見えない何かの線、を鉛筆がなぞっていたものです。あのときに比べれば今はまだ目は覚めていると言えますが、程なくろれつが回らなくなるかもしれませんね。

 さて、お昼にネットニュースで、広島の沖合い水深40mのところに沈んでいる戦艦「陸奥」3Dコンピューター画像が公開されたと言うのを観ました。第6管区海上保安本部の測量船「くるしま」が、「マルチビーム音響測深機」という最新機器で測量したデータを加工し、CGにしたんだそうです。「陸奥」が柱島沖で謎の火薬庫爆発を起こし沈没してしまったのが1943年6月8日のこと。どうせならその日にあわせて公開なさればよいのに、などと思ってしまいましたが、それはそれとして、画像自体は結構綺麗で艦体の状況がよくわかる絵になっていました。特に向こう側に倒れた形で映っている艦橋が、結構「陸奥」独特の形状を示している様子なのが感動的でした。艦体は前と中央部分で全体の6割弱しかありませんが、爆発は後部砲塔の第3主砲の火薬庫だそうですから、艦尾は大方吹っ飛んだりしたんでしょうか。水深40mくらいなら今のサルベージ技術なら難なく上げられそうな気もするのですが、謎は謎のまま眠りに付かせてあげるのも悪くない、と思いました。
 そういえばその昔、多分「戦国自衛隊」を見たころ、爆発を起こした「陸奥」がタイムスリップして元寇を迎え撃ったりとかバルチック艦隊を東郷艦隊に代わってなぎ倒したりとかする、という荒唐無稽なお話を書こうとしたこともありました。さすがにそれはおバカ過ぎるか、と当時の私は着想だけで結局文字にはしませんでしたが、今だったら「麗夢」を絡めてもっと荒唐無稽なむちゃくちゃヨタ話に仕上げることにさほど抵抗は覚えないみたいです。かつての私が今の私の文章をどう評価するか、方法があるなら試してみたいものです。

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