今日はちょうど銀座方面に行こうと思ったので、最近、銀座に出来て評判に
なっている「銀座 朧月」に食べに行くことにしました。
近付いたら店の前に行列が出来ていたので場所はすぐに分かりました。
店の外でルリより前に並んでいたのは12人。しかし、客の回転が恐ろしく遅く、
店内に入って7席しかないカウンター席に座れたのが到着から約40分後。
体感的には松戸の「中華蕎麦 とみ田」よりも更に遅いのではないかと・・・(苦笑)。
頼んだのは特製つけ麺(中)(1000円)。なお、この店は中盛と大盛が同料金です。
ルリのすぐ前に並んでいた初老の男性は特製つけ麺(大)の食券を買ってましたが、
店員さんに食券を渡した後、ルリが中盛の食券を店員さんに渡したのを見て
考え直した(?)のか、大盛を中盛に変えてくれと頼んでました。
出て来たのは濃厚な豚骨魚介系のつけだれにチャーシュー、ネギ、タマネギ、メンマ、味玉、
ナルトが入り、麺は冷水で締められた極太麺という組合せの一杯でした。
つけだれは動物系と魚介系のバランスがとれているだけでなく野菜も大量投入しているようで、
相当の粘度を感じます。わずかに感じる酸味と辛味がアクセントになっていますが、
変に主張し過ぎない辺りが好印象で、この辺のバランス感覚は秀逸です。
濃厚豚骨魚介&ベジポタという、下手すると表面的な部分だけ繕って手抜きしても
誤魔化せてしまいそうな系統のスープを非常に丁寧に作り込んでいるのがよく分かります。
麺は単体でも小麦の風味を感じさせ、食べ応えは申し分なく、つけだれの持ち上げも無問題です。
まあ、つけだれ自体の粘度も相当なんですけどね。あと、この店は麺の盛りも気前が良いです。
つけ麺は並盛で240グラム、中盛で360グラム、大盛で480グラムです。
しかも極太麺なので食べ応えはハンパないです。
チャーシューはスライスされたものとブロック状にカットされたものの2種が入っていましたが、
肉質からブロック状の方が食感の上で良いと思いました。
ネギの香りと刻みタマネギの食感が濃厚なつけだれの中にあってしっかりアクセントになっていて、
メンマも同様に適度に主張しつつもでしゃばり過ぎないのが好印象です。
味玉は半熟よりもやや固ゆで寄りですが、甘味を感じるちょうど良い味の染み具合です。
全体的には依然として人気のある濃厚豚骨魚介&ベジポタ系のつけ麺を手抜きなく
しっかりと作り上げた一杯といった感じで、流行の上っ面をなぞっただけではない
のが非常に印象的でした。ただ、回転率の悪さと、店主がやけに元気がないというか
深刻そうに調理しているのは・・・(苦笑)。