
我が家から歩いてすぐの所を通っている千葉県道406号八千代印旛栄自転車道線は、通称 “印旛沼自転車道” とか、 “印旛沼サイクリングロード” 等と呼ばれる関東でも有数のサイクリングロードです。先日、たまたまポッカリ午後の予定が空いてしまったことがあり、カミさんと二人で久々にサイクリング&バード・ウォッチングに出掛けることにしました。
スタート地点はこちら、西印旛沼の佐倉ふるさと広場。チューリップ祭りの会場として知られていますし、 『弱虫ペダル』 にもチラッと登場していましたね。今回はここから北印旛沼方面に向かうことにしました。

コースはこんな感じ。自動車は通らないので、私達のような素人でも安心して走れます。

ここは印旛沼観光船 (渡し船) のサンセットヒルズ側の船着き場。 前回訪問したとき とは大違いで、駐輪場付きの立派な船着き場になっていたのでビックリ!。

様々な水鳥はもちろん、空を見上げると猛禽類も飛んでます。これはトビですね。 “鳶が鷹を生む” ということわざのイメージで誤解されがちですが、実際にはトビの方がオオタカと較べても一回り大きな鳥なんですよ。ウイングスパンが大人の身長くらいある個体も珍しくありません。

途中のラジコンの飛行場を見物してからさらに走り、この “双子公園” に到着。ここにもトイレや駐輪場があって、子供達と一緒にサイクリングしていた頃にはお弁当を食べる場所にしていました。ナウマン象があるのは、この近くの山田橋の工事でナウマン象の化石が出たからです。

双子公園を越え、ふたごばしを渡り、北印旛沼につながる水路の横を走ります。橋にもナウマン象のレリーフが取り付けられていました。ここでカワセミを見付けたものの、残念ながらカメラを出す前に逃げられてしまいました (笑) 。

そのまま少し走ると、山田橋が見えてきます。普段は何気なく通っているものの、下から見ると、結構な高さがあるなぁ。

橋の下にこんなプレートがありました。ここから化石が出たんですね。

対岸を見たらアオサギがいました。この辺りにはシラサギやゴイサギも沢山います。

現在ではアオサギは狩猟鳥じゃないんですけど、昔は獲って食べていたそうです。そういえば、先日まで国立歴史民俗博物館で開催されていた 『江戸のグルメ案内』 には、広重の描いたアオサギの料理を出すお店の錦絵もあったなぁ。

「青鷺の首をくくるは意気な茶屋」 (笑) 。余談ですが、この場所の上にはカフェがあります。
さらに進んで成田スカイアクセスの線路の下をくぐります。運良く電車が来たのでパチリ。

閉館してしまった 『メタル・アート・ミュージアム』 を過ぎて少し進むと、北印旛沼に到着します。同じ印旛沼でも、結構雰囲気が違いますね。

そのまま進むと、またラジコンの飛行場があります。この日は回転翼機を飛ばしていました。

この辺りまで来ると私は結構疲れてきたのに、カミさんはまだまだ元気!。置いてかないで~

吉高の揚排水機場の近所を通ったら、人気者のモモイロペリカン、カンタ君が漁師さんから餌をもらっているところでした。この近所に20年以上前から住み着いているそうです。

鳥としてはかなり高齢のはずなのに、そんな風には見えませんね。
本当は終点まで行くつもりで家を出たものの、段々日も傾いてきたので諦めて引き返すことにしました。残念、もう少しだったのになぁ。

帰り道、西印旛沼の横を走っていたら、目の前を大型の鳥が横切って危うく轢きそうになりました。で、慌ててカメラを取り出して撮影したのがコレ。どうですか?。何だか分かりますか?。

正解はキジ。ピンぼけ写真でゴメンナサイ。

急いで帰ったので何とか日暮れ前に出発地点まで戻ってくることができました。ギリギリセーフ!。

結構面白かったので、次回はもう少し早めに家を出て反対方向に行ってみようと思います。