これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

フクロウ柄の単衣 … チクチク手縫いの着物

2009-06-28 | 着物
梟柄の単衣

3月の終わりに縫い始めた単衣が ようやく 出来上がりました。

2週間ほどで 仕立て上げるつもりが なかなか やる気が起きず

単衣の季節ももうおしまいのこの時期に ようやっと 仕立て上がりました

反物は 十日町紬で 正絹。 ネットのオークションでゲット。

福沢諭吉 1枚ぐらいだったような。

袷にすると、せっかくお安く手に入れた反物なのに、裾まわしをぼかしで染めてもらったり、胴裏を使ったりと 

裏もののほうに倍以上のコストがかかるので、単衣にしました。


フクロウは 置物や服や小物のモチーフとして 大好きな柄です。

フクロウの柄

大きな格子柄の中に フクロウがところどころ織り込まれていて、柄合わせにずいぶん手こずってしまいました。

また、背中心で 格子の柄を合わせたかったために 背縫い代も5分ほどになり、背伏せで包むには 

背縫い代が多すぎるように思えました。

そこで 袋縫いを揚げの位置までし、揚げから下は 後見頃の身幅一杯に胴裏をつけました。

真綿のような織の生地なので 裾さばきが単衣では悪そうで、裾さばきをよくしようとも考えてのことです。

背縫いの柄合わせ

胴裏で滑り布

私は 身長の割に体に厚みがなく、身幅も狭くなります。

そこで 肩幅と後ろ幅の差1寸の差をなだらかな傾斜で仕立てたいので、

後ろ幅は肩から2尺下がった位置から取るようにしています。

肩幅と後幅の差


単衣の長襦袢は 麻ものしかないので、白い単衣の長襦袢も準備しなければなりません。

(麻や絽の長襦袢では さすがに おかしそう

今年の秋口には 袖を通したいと思っているものの どうなることやら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする