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ウィンターガーデン 続々;庭園美術館



庭園美術館の3階(この建物は「構造:鉄筋コンクリート造2階建(地下1階)」ということになっているのですが、塔屋みたいに面積が小さいので階数にかぞえていないのでしょうか?)へと続く狭い階段を登ったところにこの部屋はあります。
一瞬、モンドリアンを思い出させる斬新なデザイン!

この塔屋のように小さな部屋は、「ウィンターガーデン」という聞きなれない名前で呼ばれています。

「ウィンターガーデン」とは、17世紀から18世紀ころ、冬期にオレンジの木やダイダイの木を守るために造られた建物がその起源と言われています。
その用途が転じて、異国の珍しい植物を鑑賞する「温室」や、貴族達の娯楽やセレモニーの場へと、その使われ方に広がりを見せきたようです。

浅香宮も、ベルサイユなどでみたイメージを持って設計にあたった宮内省内匠寮工務課の技術者に命じたことでしょう


この前にも書きましたが、邸内にはアール・デコの意匠が随所に取り入れられています。
もちろん、ラリックやラパンらの作品も多数取り入れられていますが、当時の宮内省内匠寮工務課のデザイナーが考えた照明器具なども一見の価値があります!



ねっ!綺麗でしょ! 
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