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どこかでみた?、、、わさび丼 @「寄り付き料理」 蔵部

白馬からの帰り道。長野から100円の特急料金を払って小布施に寄ってきました。
多くの地方鉄道の例にもれず、長野電鉄も都市部の大手鉄道会社を退役した車両が活用され、JRの初代成田エクスプレス・253系や小田急ロマンスカー、西武レッドアローなどが北信の山をバックに快走する鉄道ファンには有名な路線です。



葛飾北斎が晩年を過ごした「北斎と栗の町」で知られる小布施は、果樹栽培も盛んで、白馬ラ・ネージュ東館がプロデュースする「キュベ ラ・ネージュ」も醸造する小布施ワイナリーに寄ってみました。

小布施ワイナリーは1942年の創業ですが、その前身は1867年創業の「小布施蔵」。1942年 第2次大戦の激化に伴うコメ不足で国策により廃業を余儀なくされた結果、家業を失った曽我市之丞氏が、やむなくワイン造りをはじめたのが、小布施ワイナリーの始まりです。
今の醸造責任者の曽我彰彦さんは、10年ほど前のdancyu(日本のワインを変える新星たち)に「ウスケボーイズ」の一人と紹介されていて、昨年「日本ワインブームの今こそ手綱を締め減産へ」と「能動的減産宣言」をして一層の品質重視を志す作り手さんですが、曽我市之丞氏が1962年に復活させた小布施ワイナリーのアイデンティともいえる清酒の免許を守るべく、少量ですが自他ともに認める『趣味の酒造り』も行っています。
ただ、醸造量があまりに少ないため市場に出回ることはまずないので、「蔵までいけばあるかな?」と思って小布施駅から桃や栗の果樹畑の中を歩いていきましたが完売で 次の仕込みを待つことにしました。

ワイナリーでチョッピリ有料のティスティングを楽しんだあと、市内に戻リ 久しぶりに「蔵部」に寄っての昼食。 桝一市村酒造場の酒蔵の一部を改装して作った和食レストランで、ネーミングの由来もそこにあります。
料理は「寄り付き料理」と言われる 焼く、煮る、蒸すが中心の、蔵人が冬の酒造りの間の泊込みに食したと言われるシンプルな和食。

厨房が見渡せる天然木のカウンターで、まずは一献

枡一市村酒造の 「枡」=square・「一」=one から名づけた「スクウェア・ワン」。 長野県産の美山錦100%の純米酒が 陶製の古い口金の瓶で供されます。


あてにいただいたのが「小布施丸茄子の亀の甲焼き」
素揚げにしてから、さらに炙って 生姜醤油でいただきます。

小布施で古くから作られている伝統野菜で、皮、果肉とも堅めですが果肉は非常に緻密。
「おやき、粕漬け、味噌漬けなどの長期漬物、茄子ステーキなどで本領を発揮する」とありました。

もう一品いただいたのが、美雪豚ロース酒粕漬焼

いい塩梅に酒粕に漬かった弾力のある食感に お酒が進みます  

食事のメニューもお造りや焼き魚など沢山ありますが、先にカウンターで食事をしていたツア・コンさんが食べていた丼がチョッと気になりました。 というのも、同じ場所で何回も食事をすることが多い仕事のツア・コンさんが、お客さんに出ているメニューではなく自分で注文するくらいですから、きっと外れではないのでしょう。 こっそり覗いてみると、、、「わさび丼」のようです。

「わさび丼」と言えば、最近人気のテレビドラマ・「孤独のグルメ」で 出張先の伊豆の河津でふらりと立ち寄った某食堂で食べたのも「わさび丼」。 こちらは、『信州安曇野産』の「わさび丼」。 蔵部ではほぐした焼き鮭も載っていましたが、コンセプトは同じ 白ご飯におかかと刻み海苔。 



大急ぎでサメ皮のおろし金でワサビをすって、ご飯に載せて 醤油をタラ~リ

軽く混ぜて 口に運ぶと、、、、 ツ~~~ンと鼻に抜ける清冽なワサビの香りと辛味  河津と安曇野とどちらが先かは知りませんが、地元の特産品を活かしたこの一品。  なかなか いけます

ツア・コンの真似をして 正解でした

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テラスでの朝ご飯

今朝の東京は雨   アメダスをみると、日付が変わる頃はまとまった雨量があったようです。
先週、暑さが峠を越え涼しくなり始めると言われる処暑を過ぎたあたりから、暦どおりに東京も熱帯夜から解放され エアコンで過ごせるのはありがたかったのですが、今朝がたは20℃くらいになって逆に肌寒さで目覚めたくらいです。

さて もう1週間ほど経ってしまいましたが、前の日曜 白馬の夏休み(3日目)の朝は、木漏れ日のテラスでの朝ご飯



せっかくですので、『朝シャン』


パンかお粥が選べますが、私は お粥をお願いしました


小型のミルクパンに お腹にやさしい 熱々のお粥

前日は 蕎麦粉のガレットをいただきましたが、今日お願いしたのは 何種類かの玉子料理のなかから「目玉焼き」


高原の夏休みも今日まで。 帰り道には小布施を廻ってみようと思います。

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