平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

官僚たちの夏 第5話

2009年08月04日 | 職業ドラマ
★今回は何と言っても庭野(堺雅人)とIDN社のホフマン副社長(アナトリ・K)の交渉。
 辞書を引いて言いたいことを文章で書き、席を立つと追いすがる。
 時間にして15分ぐらいの時間を使ったのだろうか、白熱のバトル。

 そう言えば<外圧で交渉する話>が別のドラマでありましたね。
 木村拓哉さんが総理をやった「CHANGE」。
 あの時もアメリカから市場開放を求める政府の高官がやって来て、木村さんの総理と交渉した。
 しかし、その内容は……。
 確か阿部寛さんの娘の話の方が気にかかって交渉にならなかったという内容だった。
 作品の企画意図が違うのだから仕方ないのかもしれないが、政治ドラマなら今回の「官僚たち」ぐらいの白熱した交渉をやってほしかった。
 こうした点が、僕が「CHANGE」をイマイチと思っている所。
 本当の感動とは今回の庭野さんの15分であり、木村拓哉総理の20分の演説ではないのだと思う。

★さて今回考えたいのは男のかっこよさ。
 今回の庭野さんを視聴者はどう見たのだろう?
 僕はすごくかっこよく見えた。
 先程も書いた辞書を引いて言いたいことを文章で書き、席を立つと追いすがるというなりふり構わぬ行為。
 普通に見ればかっこ悪い。土下座外交に近い。
 でも庭野さんには日本のコンピューター産業を守るという信念があるんですね。 日本のコンピューター産業育成が将来の日本の発展に繋がると信じている。
 そして覚悟がある。

 信念と覚悟で物事に取り組む男。
 たとえ地面を這いずり回っても。
 こういう男こそ格好いい。

 そんな庭野を信じて、あいつに任せたと言った風越(佐藤浩市)も上司のお手本。 
 

コメント
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