平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

魔法にかけられて

2009年08月20日 | 洋画
★おとぎの国の王女様(候補)が現代ニューヨークにやって来て起こすハチャメチャ。
 やがて彼女を助けるニューヨークの男性と恋におちて……。
 この作品の下地にあるのはオードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」だろうか。
 「ローマの休日」のような名作はそこから派生して様々な作品を生む。
 この作品もそうだし、王女様ではないが「ノッティングヒルの恋人」もそう。
 昔の人が「古典を見なさい。読みなさい」というのはこういうこと。
 古典には物語のあらゆるエッセンスが詰め込まれている。
 現代のクリエイターたちは古典から学び、古典のエッセンスを抽出して現代風にアレンジすれば作品を作ることが出来る。
 思えば「ターミネイター」だって「ローマの休日」をベースに作られているかもしれない。
 現代社会にやって来るのが王女様でなくてターミネイターだったら?
 そんな発想から作られたのかもしれない。
 現に「ターミネイター2」では恋愛話に発展しているし。

★この作品のその他の要素としてはいかにもディズニーらしい。
 王女様が歌い出すと、ネズミや鳩、虫たちが踊り出し、街の人々も愛に目覚めて幸せになる。
 これはディズニー作品のミュージカルシーンの基本。
 動物たちがしゃべり、主人公を助けるというのもディズニー映画。
 こんなディズニー映画の基本もある。
 この作品もそうだったが、ディズニー映画に登場する子供は必ず母親がいなくて父親とふたり暮らし。
 そして物語の結末は<その父親に恋人が出来て結ばれて、母親のいる幸せな家庭が出来る>というもの。
 <家族の再生>というのはディズニー映画の大きなモチーフになっている。

★<動物><家族>そして<勧善懲悪>……ディズニー映画は万人が共感を呼ぶ要素がしっかり抑えられていますね。
 逆に言うときれい過ぎて物足りない感じもしますが……。
 ディズニー映画を好きか嫌いかはその人の人生観を図る踏み絵?
 ディズニー映画を好きでない人は、人生に疲れ人間を信じられなくなっている?

 あるいは<動物><家族>そして<勧善懲悪>というディズニーが繰り返し描いてきた要素はあらゆる物語の基本なのかもしれません。
 物語の基本を知りたければ、ディズニー作品に学べ。
 そう考えるとディズニー自体が<古典>なのかもしれませんね。


コメント
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