平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

オードリー 生き残り戦術

2009年08月27日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 昨日に引き続きオードリー。

★新人が生き残っていくっていうのは大変なんですね。
 だからテレビ局の要請もあるだろうが、同じ世代の芸人たちが合体して番組を作る。(「めちゃイケ」「はねるのトビラ」「レッドシアター」)
 今では単独でやっているダウンタウンとウッちゃんナンちゃんも組んで番組をやってた。
 とんねるずやロンドンブーツなどは希有な例。

★では単独で生き残っていくにはどうするか?
 オードリーも別の芸人グループと組んで番組を持っているが、その他に<常に話題を提供していく>というのがある。
 たとえば春日さん。
・貧乏ケチキャラ
・飴で作ったジュース
・春日のアパート
・格闘技参戦経験
・アメフト
 これらはイコール春日さんの個性なのだが、話題に事欠かない。
 最近では若林さんが春日さんの影に隠れた地味キャラとして自己主張してきている。

★バラエティ番組ではどれだけ自分を語れるかがポイント。
 語るべき自分がなければたちまち干されてしまう。
 自分の切り売りをしなければならない芸人という職業って大変。
 クレバーだと僕が思っているはるな愛さんでさえも<髪切り>や<ダイエット>ネタで話題作りをしている。
 エドはるみさんは24時間マラソン。
 役者さんなら役柄がありますからね、それを語ればいい。

 そしてこの自分を語るという点においてオードリーは現在までは成功している。
 何よりも春日さんの個性が濃くてすごいのだ。
 しかし人間、そんなに無尽蔵に自分を語れるものではない。いずれは尽きる。
 そうすると次はどうするか?
 他人の持っている面白さを引き出す。
 つまりさんまさんたちがやっているようなMCの方向で生き残るという方向。
 哀しいかな、今のテレビでは芸がどんなにすごくて面白くても出番はだんだん少なくなっていくんですね。
 テレビはタレントを消費する。
 新鮮味がなくなればポイと捨てる。
 テレビを大衆と言い直してもいいかもしれない。

 さてオードリーや今の若手お笑いブームの芸人さんたちの中で生き残っていくのは誰か?
 生き残り戦術という点で芸人さんたちを見るのも面白い。


コメント
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