平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

アイリス~銃を持てば格好よく、恋愛には初心なソンファ様!

2011年09月21日 | テレビドラマ(海外)
 「アイリス」のヒロインと言えば、スンヒ(キム・テヒ)だが、僕はキム・ソンファ(キム・ソヨン)を推す。

 ソンファは北朝鮮の工作員。
 黒ずくめの衣装で、クールなデキる女性。
 頭も切れるし、銃の腕も正確。
 言葉は少なく表情を変えない。

 そんなソンファが、ヒョンジュン(イ・ビョンホン)に助けられたことから行動を共にする。
 北朝鮮の工作員でありながら、ヒョンジュンのことが好きになってしまったのだ。
 ヒョンジュンと共にソウルでの核爆弾によるテロを阻止するために戦うソンファ。
 彼女は優秀な工作員であるため、ヒョンジュンの片腕として見事な働きをする。
 その身のこなし、表情、すべてがカッコイイ。
 銃を持たせてサマになる女性はあまりいないが、ソンファの場合は見事に決まる。
 日本で言えば、「ブラッディ・マンデー」の吉瀬美智子さん、「SP」の真木よう子さん、「ジウ」の黒木メイサさんのイメージだが、僕はキム・ソヨンさんが演じるソンファを一番に推す。

 さて、このソンファに僕が惹かれるのは、恋心を内に秘めた女性だからだ。
 先にも書いたように彼女はヒョンジュンのことが好きで、行動を共にするのだが、自分の気持ちを語ることをしない。
 あくまでヒョンジュンの相棒として振る舞う。
 だが、そんな彼女の中では、恋心が激しく渦巻いている。
 ヒョンジュンが恋人スンヒのことを思い出している時は、寂しそうな顔で静かに見守る。
 スンヒが生きていることをヒョンジュンが知れば、彼の気持ちがスンヒの方に行ってしまうのがわかっているので、黙っている。
 ヒョンジュンとスンヒが出会いそうになると、それを回避するために行動する。
 見ている方は、ヒョンジュンとスンヒが再び結ばれることを求めながらも、ソンファの気持ちもわかるので、許してしまう。

 そんな彼女が自分の気持ちをあらわにするシーンがふたつある。

 ひとつは、スンヒが生きていることを黙っていたことを告白するシーンだ。
 「なぜ黙っていたんだ?」とヒョンジュンに尋ねられて、ソンファはただうつむいて黙っている。
 「あなたのことが好きだから」と言ってしまえばいいのだが、ソンファは言えない。
 何という健気な女性だろう!
 任務や戦闘に関してはクールなプロフェッショナルなのに、恋愛に関してはまったく初心だ。

 こんなシーンもある。
 ソウルでの核爆弾テロを阻止して北朝鮮に帰ることになるソンファ。
 ヒョンジュンに別れを告げる時に彼女は、最後の最後にやっとこう言う。
 「私を名前で呼んで」
 これまでヒョンジュンはソンファのことを名字で呼び、名前で呼ぶことがなかった。だからこう言って頼んだのだ。
 何という恋する女心!

 そして、われわれ男性は、クールな女性が見せる純情に<ギャップ萌え>するのである!

 本当に映画やドラマの世界には素敵な女性がたくさんいるな。
 というか現実にいないから、魅力的に見えるのか?
 確かに頭脳明晰で戦闘能力に長け、一方で恋愛に初心な女性なんていませんよね。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする