平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

GTO(反町隆史版)~今夜は寝かせないわよ!

2012年09月12日 | 学園・青春ドラマ
 最初の『GTO』第10話での鬼塚(反町隆史)と冬月先生(松嶋菜々子)のやりとり。

 場所は冬月先生の部屋
「ぶつぶつ言ってないで早く始めましょう」
「でも俺にも心の準備ってものが……」
「ダメです。今夜は寝かせないわよ」
「そんな……。ふつつかものですが、よろしくお願いします」

 このやりとり、別に二人はエッチをしようとしているのではない。
 冬月先生は、全国模試を受けることになった鬼塚に徹夜で勉強を教えようとしているのだ。
 一方、鬼塚は勘違い(笑)
 確かに女性から「今夜は寝かさないわよ」と言われればねえ……。

 学校では生徒たちのいる所で、冬月先生は鬼塚にこんなことを言う。
「先に帰ってて下さい。私は薬局に寄ってスタミナドリンクを買って帰りますから。今夜も徹夜ですからね」

 これも事情を知らない生徒が聞けば、絶対に誤解する。
 冬月先生って天然なんですね!

 さて、10話ではシンデレラゲームにかけられた相澤雅が危機におちいる。
 ゲームの首謀者は藤堂くん。ゲームを行った理由を「ひまつぶし」だと言う。
 男たちに囲まれて観念する雅。
 すると鬼塚が現れて
「姫、おケガはございませんか?」
 この『姫』という言葉はシンデレラゲームのシンデレラに掛けている。うまいセリフだ。
 そして
「ねえ藤堂くん、not appropriateという単語の意味わかる?」
「不適切だけど」
「ああ、クリントンが言ってたやつね。まるで君たちがやっているみたいなことだね」
 これもうまいセリフだ。
 試験勉強をしていた鬼塚と、クリントン大統領がホワイトハウスで<不適切な行為>をした時事ネタをうまく組み合わせている。
 そして藤堂に怒りの決めぜりふ。
「悪いけどな、慣れない勉強をやってこっちはストレス溜まってるんだ。何がひまつぶしだ、このクソガキが!」
「まるでヤクザだな。僕の父親は文科省の高級官僚だぞ」
「あ、そう? だから? 俺の生徒に手を出すやつは誰だろうと許さねえんだ!!」

 カッコイイ! 燃える!
 さすがの雅もここまで言われれば、鬼塚に心を開くだろう。
 それに暴走族あがりの鬼塚には、権力とか権威なんてものは「あ、そう? だから?」なのだ。
 うまい脚本だ。
 ちなみに脚本家は『女王の教室』『家政婦のミタ』の遊川和彦さん。

 そういえば!!
 シンデレラゲームを行う藤堂の仲間の中に、今をときめく<玉木宏>さんがいた!
 せりふはひと言。
「藤堂の友人の玉木です」←役名も同じ!
 玉木さんのファンの方は、反町隆史版・10話で探してみて下さい。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする