『ロボジー』笑いました!
さすが矢口史靖監督作品!
特にロボットオタクの大学生・葉子役の吉高由里子さんがいい。
こういう変な役の女の子をやらせたら、吉高さんが一番。
というか、福田彩乃さんの物まねのせいで、変な吉高さんのイメージがついてしまっている?
作品のテーマはふたつ。
★人は誰かに必要だと言ってもらいたい
ロボジー・鈴木重光(五十嵐信次郎)は仕事をリタイアしてひとり暮らしをしている老人。
社会との関わりは老人会くらいで、社会的には機能していない。
僕個人として、せっかく会社を辞めて社会の歯車から抜けたのだから、それを楽しめばいいと思うのだが、人というのはぜいたくなもので、ないものを欲しがり、失われたものを取り戻そうとする。
鈴木さんの場合は、<人から必要だ>と言われたり、<すごい>と言われたりすること。
この点、ロボット『ニュー潮風』になったことは鈴木老人にとっては救いだった。
何しろ小林(濱田岳)らが「あなたが必要だ」と言ってくれるのだから。
テレビを含めてまわりの人間が、(ロボットの格好であるとはいえ)自分を拍手喝采してくれるのだから。
一方、もうひとつのテーマは
★ウソから出たマコト
開発者の小林たちは、『ニュー潮風』の中に鈴木さんが入っていることを隠すために、何とか本物のロボットを作ろうと努力する。
講演会を装って、葉子らロボットおたくや理学生に意見を聞き、ロボットの知識を吸収していく。
もし『ニュー潮風』→鈴木さんが中に入っている、という状況に陥らなければ、小林たちはロボットについて学ぼうとしなかっただろう。
まさに<必要は発明の母>である。
そして、完全な二足歩行ロボット『ニュー潮風2』が完成する。
物語のリアリティとしては不十分かもしれないが、何と言っても『ロボジー』はコメディ。
結局、ウソがバレなくて何とかなったことも結果オーライ。
少し前なら、ウソがバレて小林たちが反省して、ロボットを真面目に作り出すなんて物語展開になっただろうが、今、それをやると少し古い。
それに<人間、必死になれば何でも出来る><たとえウソから始まったとしても、行動していけばマコトになる>なんてことを信じたいじゃないですか。
さすが矢口史靖監督作品!
特にロボットオタクの大学生・葉子役の吉高由里子さんがいい。
こういう変な役の女の子をやらせたら、吉高さんが一番。
というか、福田彩乃さんの物まねのせいで、変な吉高さんのイメージがついてしまっている?
作品のテーマはふたつ。
★人は誰かに必要だと言ってもらいたい
ロボジー・鈴木重光(五十嵐信次郎)は仕事をリタイアしてひとり暮らしをしている老人。
社会との関わりは老人会くらいで、社会的には機能していない。
僕個人として、せっかく会社を辞めて社会の歯車から抜けたのだから、それを楽しめばいいと思うのだが、人というのはぜいたくなもので、ないものを欲しがり、失われたものを取り戻そうとする。
鈴木さんの場合は、<人から必要だ>と言われたり、<すごい>と言われたりすること。
この点、ロボット『ニュー潮風』になったことは鈴木老人にとっては救いだった。
何しろ小林(濱田岳)らが「あなたが必要だ」と言ってくれるのだから。
テレビを含めてまわりの人間が、(ロボットの格好であるとはいえ)自分を拍手喝采してくれるのだから。
一方、もうひとつのテーマは
★ウソから出たマコト
開発者の小林たちは、『ニュー潮風』の中に鈴木さんが入っていることを隠すために、何とか本物のロボットを作ろうと努力する。
講演会を装って、葉子らロボットおたくや理学生に意見を聞き、ロボットの知識を吸収していく。
もし『ニュー潮風』→鈴木さんが中に入っている、という状況に陥らなければ、小林たちはロボットについて学ぼうとしなかっただろう。
まさに<必要は発明の母>である。
そして、完全な二足歩行ロボット『ニュー潮風2』が完成する。
物語のリアリティとしては不十分かもしれないが、何と言っても『ロボジー』はコメディ。
結局、ウソがバレなくて何とかなったことも結果オーライ。
少し前なら、ウソがバレて小林たちが反省して、ロボットを真面目に作り出すなんて物語展開になっただろうが、今、それをやると少し古い。
それに<人間、必死になれば何でも出来る><たとえウソから始まったとしても、行動していけばマコトになる>なんてことを信じたいじゃないですか。