平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

東京タラレバ娘~ヒロインたちはガツガツ系。個人的には、『逃げ恥』のみくりさんがいいなぁ

2017年01月20日 | 恋愛ドラマ
「告白を受けてたら
 つき合っていたら
 きれいになれれば
 好きになれれば
 本気を出したら、って、
 そうやって一生、女どうしで〝たられば〟をツマミに酒飲んでろよ」

 KEY(坂口健太郎)が倫子(吉高由里子)たちに言い放った言葉だ。
 確かに〝たられば〟な生活は、停滞なんだよな~。
 良くて現状維持。
 ていうか、倫子たちが歳を取るように、世の中は動いてるから、停滞はすなわち後退。
 バッターボックスに立って、空振りしても前に進もうとしなければ現状は変わらない。
 そんな物語だった。
 ……………………

 ふ~む。
 こういうテーマの作品が、コミックス累計売り上げ180万部なのか。
 つまり、バッターボックスに立とうというメッセージに共感する人がそれだけいるということ。
 現在の若い人は、恋愛は面倒くさくて、自分の生活を優先する人が多いって聞いていたから、この共感は意外だった。
 『逃げ恥』の平匡さんもプロの独身で、ひとりの生活を大事にする人だったし。

 客観的に見れば、倫子、香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)は基本ガツガツ系。
 見ていて、ちょっとウザいし、見苦しい。
 居酒屋でオヤジのようにクダをまくっていうのもなぁ。
 どうしても比べてしまうが、『逃げ恥』のみくりさんくらいの距離感を保ってくれるヒロインがいい。
 倫子たちがどれくらい視聴者の共感を呼ぶのか、興味がある。
 空振りしてもバッターボックスに立ち続ける姿はカッコいいのだけれど。

 あとは、この水曜10時枠の鉄板のファッションショー。
 前にやってた『地味にスゴイ』の石原さとみさんもそうだったが、倫子たちもさまざまなファッションに身を包む。

 それと東京オリンピック。
 倫子たちは、3年後の東京オリンピックの時にひとりでいることに不安を感じているようだが、現在は、すべて東京オリンピックを目標に進んでいる。
 東京オリンピックがあるから○○しなければならない。
 東京オリンピックがあるから××しなければならない。
 安倍ちゃんなんかも、東京オリンピックのテロ対策で必要だから、〝共謀罪〟という権力者にとって都合のいい法律が必要だ、と言い始めている。
 こういう風潮ってどうなんだろう?

コメント (2)
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