平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

愛国心に関する名言集~「愛国心は国家の麻疹(はしか)である」(アインシュタイン)ほか

2017年03月07日 | 名セリフ・名言集
 <愛国心>を子供に教える森友学園。
 でもな~、彼らの唱える愛国心って何なんだろう?
 そこで今回は、<愛国心>に関わる名言を集めてみた。

★「不思議なことだ、いつの時代においても悪人は自分の下劣な行為に、宗教や道徳や愛国心のために奉仕したのだという仮面を着せようとつとめている」 (ハイネ)

 まさに森友学園にあてはまる言葉。
 <愛国>の名のもとに国民の財産をかすめ取り、私腹を肥やす。
 愛国が聞いて呆れる。
 これに荷担した政治家も官僚も同じ。

★「ナショナリズムは小児病である。それは国家の麻疹(はしか)である」 (アインシュタイン)

 国が<愛国心>を叫び始める時は〝病気〟にかかっている時と言っていい。
 そもそも日本が<愛国心>を強烈に意識したのは明治時代から。
 その明治の価値観がどんどん増長していって、日中戦争、太平洋戦争に発展していった。
 ヒトラーも<栄光あるドイツ民族>を唱えて、悲惨な戦争に突入していった。
 その戦前、戦中の亡霊が今、よみがえろうとしている。

★「憂国の士という連中がいて、彼らが国を滅ぼすのだ」 (勝海舟)

 森友学園の籠池理事長や安倍首相は〝吉田松陰〟がお好きなようだけど、僕は〝勝海舟〟が好きだな。
 戦争と愛国心の関係については、多くの著名人・作家が語っている。

★「今日の大きな悪魔は愛国心、愛国心が大戦をもたらすのだ」 (チャップリン)
★「愛国心と言う卵から、戦争が孵化する」 (モーパッサン)
★「愛国心とは喜んで人を殺し、つまらぬことのために死ぬことだ」
 「愛国者は常に祖国のために死ぬことを口にするが、祖国のために殺すことについては決して語らない」 (バートランド・ラッセル)


 では、その愛国心の本質とは何か?
 バーナード・ショーやアメリカの演劇評論家のジョージ・ネーサンはこう語っている。

★「愛国心とは、自分がそこに生まれたという理由で、その国が他より優っているとする信念のことだ」 (バーナード・ショー)
★「愛国心とは、道理を超えた自国崇拝である」 (ジョージ・ネーサン)


 芸人の厚切りジェイソンさんが、「四季は世界中にある。日本には四季があるからスゴいっていうのはおかしい」と発言して炎上したらしいが、まさにそれ。
〝四季が世界中にある〟のは当たり前のことで、それを認めないのは、まさに<道理を超えた自国崇拝>。
 これを「そう言えばそうだ」と笑い飛ばせない人は完全に麻疹にかかっていると言っていい。

 現代の日本はかなり病んでいる。
 森友学園の事件は表面に現れた顕著な症例だ。
 まだ森友学園でおこなわれていることに違和感を感じる人が多いのは救いだが、いずれこれが逆転する時代が来るかも?
 だから、ここで食い止めなくてはならない。

 愛国心に関しては、さらに深く考えていきたいので、今後も書いていきます。


※参照サイト
 古今東西の「愛国心」に関する偉人の名言(NAVERまとめ)

コメント (8)
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