平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

森友学園・籠池泰典論~右翼思想が自我を肥大させた、いびつな大人

2017年03月10日 | 事件・出来事
 森友学園の理事長・籠池泰典という人物。
 彼の心理構造はこんな感じだろう。

①弱い者には徹底的に支配する。
②強い者にはへつらう。
③自分を批判する者は排除する。

 ここで言う〝弱い者〟とは幼稚園の園児である。
 園児たちは力も弱く、批判能力もないから完全に上位に立てる。
 彼らの中では籠池氏は王様で、圧倒的な支配者だ。

 一方、〝強い者〟とは政治家だ。
 徹底的にへつらい、そこから利益を得ようとする。
 政治家をバックにつければ、官僚は平身低頭するから気持ちがいい。

〝自分を批判する者〟とは、退園させた園児の保護者であり、朝日新聞を始めとするマスコミであり、民進党・共産党などの野党だ。
 籠池氏は幼稚園を批判した保護者の子供を退園させて排除した。
 その保護者は、自分を貶めるために派遣された中国・韓国のスパイだと思ってるww
 マスコミに対しては間違った報道をしている、と言い、野党は国会でもっと論じることがあるだろうと批判。
 でもね、籠池さん、それはあなたの思い込みで、野党はこの問題の他にも<共謀罪>や<南スーダンのPKO>や<文科省の天下り>や<保育園>の話をしてるんだよ。
 森友問題をもっと追及してもらいたいこちらとしては物足りないくらいだ。
 ……………

 こうして見てみると、籠池泰典という人物は完全に子供だな。
 成熟からはほど遠い、自我をいびつに肥大させた大人。

 この人は自分を客観的に見るなんてことをしないのだろう。
 だから建物の契約書を3通もつくっても悪びれないし、名門中学への推薦枠があると偽っても、補助金を不正に受け取っても正しいと信じている。
 おそらく籠池氏はどうして自分がこんなに世間から責められているか理解できていない。

 はあ、どうしてこんな大人が生まれてしまったんだろうな?
 もともとの幼稚な資質の上に右翼思想が重なったからか?
 右翼思想を唱えれば、今まで相手にしてくれなかった右翼政治家たちが近づいてくる。
 防衛省は表彰までしてくれる。
 多額の寄付も集まる。
 愛国正義。
 自分は国のためにがんばっているんだから、すべてが許されると勘違いしている。

 右翼思想は彼の万能感を実現してくれる便利なアイテムだったのだ。
 ……………

 そう言えば、籠池氏のように、自我をいびつに肥大させた大人がいたな。
 われらが総理・安倍ちゃんだ。
 彼も籠池氏と同様に批判が嫌いで、批判されるとすぐキレる。
 民進党を目の敵にして何かというと引き合いに出し、自分の方が優れていると胸を張る。
 朝日新聞も目の敵にしているらしくて、トランプ大統領に「私は朝日新聞に勝った」と幼稚なことを言う。
 外交では、強者のトランプやプーチンにへつらい、発展途上国にはカネをバラまき、優越感に浸る。
 その象徴がこの言葉。
「私は総理なんだから正しいと思いますよ」ww
 すごい万能感!

 なるほど。
 安倍首相と籠池氏は〝類は友を呼ぶ〟の関係だったんだ。
 トランプにも同じ傾向があるが、こうして見てみると、世界は〝幼稚さ〟で支配されている。

 理性や知性が力を取り戻す日は、いつ来るのだろう?

コメント (5)
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