平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

籠池理事長の証人喚問~2枚のFAXが示す、安倍昭恵夫人関与の可能性!

2017年03月23日 | 事件・出来事
 本日の籠池理事長の証人喚問。
 さまざまな証言があったが、一番インパクトがあったのが、安倍昭恵夫人のお付きの秘書が籠池理事長に送ったFAXだ。(?!?!部分は電話番号とFAX番号)

 

『時間がかかってしまい申し訳ありませんが、財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長より回答を得ました。
 大変恐縮ながら、国側の事情もあり、現状では希望に沿うことはできないようでございますが、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かございましたらご教示ください。
 なお、本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております。  内閣総理大臣夫人付 谷査恵子』

 何とも親切な回答だが、政府は結局、問い合わせに答えただけの「ゼロ回答だ」としてスルーするつもりらしい。
 フジテレビの『グッディ』に出演した御用評論家の山口敬之も同じようなことを言っていた。
 まったく、『グッディ』は田崎史郎といい山口敬之といい政府の代弁者ばかりを並べてどういうつもりなのかね? 籠池氏側の代弁者も呼んで公正公平を担保しろよ!

 一方、このFAXには続きがあった。
 続きの2枚目の方が衝撃的な内容だった。
『グッディ』コメンテイターの山口敬之もこの2枚目が明らかになると印象が違ってくると思ったのか、これを出さなかった。
 その問題のFAXがこれ。

 

 さまざまな項目についての回答が書かれているが、4番目の『工事費の立て替え払いの予算化について』という項目では、こんな回答がなされている。

『一般的には工事終了時に精算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、予算措置が付き次第、返金する旨の了解であったと承知している。
 平成27年での予算での措置ができなかったが、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中』

 何と<工事終了時に精算払いをおこなう>というルールを曲げて、工事費の精算をおこなうというのだ。
 これまた何とも素晴らしい優遇である。
 菅官房長官は「ゼロ回答」を主張したいようだが、しっかり籠池氏の要望に応えているではないか。
 しかも回答は〝財務省〟からでなく、〝昭恵夫人の秘書〟から。

 この2枚目のFAXが示す所は<安倍昭恵夫人が深く土地取得に関わっていた>ということだろう。
 安倍昭恵夫人の問い合わせがあり、財務省はルールを曲げて工事費の精算を前倒しにしたのだ。
 政府側はまた、いろいろな屁理屈をつけて否定しようとするだろうが、FAXに書かれていることはまさに昭恵夫人の関与。
 …………………

 最後に私見。
 このFAXといい、寄付金100万円の郵便振替票といい、証拠を出しているのは、すべて籠池氏側だ。
 一方、政府は「書類を破棄した」と言って何の証拠も出していない。
 森友学園との契約書も黒塗りばかりだ。

 これを不公平だと思うのは僕だけだろうか?

 籠池氏をひとり悪者にして、この事件を終わらせてはならない。

コメント (4)
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相棒15 「悪魔の証明」~今回のエピソードは<森友学園事件>からインスパイアされたのかね?

2017年03月23日 | 推理・サスペンスドラマ
 秘密。
 それはいつ暴かれるかも知れず、抱え込んでいれば不安材料になる。
 高級官僚である社美彌子(仲間由紀恵)にとっては致命的だ。
 だから、それを自分でリークして不安材料を解消した。
 ロシアのスパイ・ヤロポロフとの恋愛関係を〝強姦〟という形でゼロにした。
 甲斐峯秋 (石坂浩二)も口裏を合わせて協力した。
 まったく〝喰えない女〟である。

 そう言えば、これと同じことが<森友学園事件>でもあった。
 共産党が暴露した<鴻池議員と森友学園の面談記録>。
 あれは鴻池議員自身がリークしたものだと言われている。
 面談記録をリークして、「こんにゃく」記者会見をおこなうことで、鴻池議員は自分が潔白であることを世間に見せたのだ。
 世間も〝鴻池議員は100万円のカネを叩き返したんだな〟と思った。
 秘密はバレてからだと収拾がつかなくなるが、疑惑が深まる前に公にしてしまえばダメージは少なくなる。
 今回の『相棒』は<森友学園事件>からインスパイアされたのではないか?
 <悪魔の証明>についても安倍首相はこんなことを国会で言っていた。
「国有地取得で私と妻が便宜を図ったことはない。無いことは証明できない」
「森友学園に100万円の寄付金を渡したことはない。無いことは証明できない」
 今回の脚本を書いた輿水泰弘さんは<森友事件>の真相をどう考えているのだろう?
 ぜひお聞きしたいものだ。

 さて、話を『相棒』に戻すと、
 社美彌子とヤロポロフが恋愛関係にあったことは確かだろう。
 では、美彌子が愛に溺れて国を裏切ったのか?
 このことは明らかにされていない。
 法務省の日下部(榎木孝明)は美彌子を疑っているようだ。
 美彌子が冠城(反町隆史)を特命係に行かせて遠ざけたのは、冠城が自分を調べていると思ったから?
 ………………

 伊丹(川原和久)は可愛いな!
 SNS用にレストランの料理をスマホで撮り、ついでに芹沢(山中崇史)の写真も撮る!(笑)
 いたみんってそんなことをするヤツなんだと思っていたら、捜査のためだった。
 これが捜査のためでなかったら、ギャップ萌えで、伊丹ファンの女性が増えたに違いない(笑)
 ………………

 最後は右京(水谷豊)と冠城。

「想像が及ばないのなら黙ってろ!」

 冠城はロマンチストで優しいんですね。
 右京が雑誌記者の風間楓子(芦名星)に「ヤロポロフ」の名前を明かしたことを責めた。
 ヤロポロフとの関係がマスコミに暴露されれば、美彌子は世間からさらに大きな疑惑の目で見られる。
 女性にやさしい冠城としてはこれがイヤだったのだ。
 一方、右京は捜査のためなら手段を選ばない。
 おそらく楓子に話しても記事にはしないことを見越しての行動だったのだろうが、右京の行為はリスクが大きい。

 ふたりの間に入った亀裂。
 優しい男と、捜査のためなら手段を選ばない理性の男。
 この亀裂は今後どのように拡がっていくのか?
 それと、「想像が及ばないのなら黙ってろ!」は右京さんのせりふとしては違っている気がするな。
 今後、重要な意味を持って来るのだろうか?

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