goo blog サービス終了のお知らせ 

平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

加計学園と森友学園~文科省の前川氏と財務省の佐川理財局長、どちらが立派かと言えば

2017年05月28日 | 事件・出来事
 加計学園問題で告発をおこなった文科省・前事務次官、前川喜平氏。

 まあ、普通に考えれば、安倍ちゃんはやってるよな。
 お友達の加計孝太郎氏に便宜を図った。
 国家戦略特区という隠れ蓑を使って。
 うまくゴマかせると踏んだのだろうが、官僚から文書のリーク。
 力で文科省を抑えて〝文書はなかったこと〟にしたが、今度は文科省を辞めた前川氏から「そんなことはない」と言われてしまった。

 安倍さん、あんた、長く権力を持ちすぎちゃったね。
 何をしても許されるから傲慢になってしまった。
 これを許している国民も国民だけど。
 ………………

 さて、先日の記者会見での前川氏の発言は、政治史に残る言葉だと思う。

★「大臣を含め文部科学省の皆さんは気の毒だ。
  あるものをないと言わざるをえない。
  できないことをできると言わざるをえない。
  そういう状況に追い込まれている」

★「あったことをなかったことにすることはできない」

★「政府の中で、どのように意思決定が行われているのかを国民が知ることは民主主義の基本」

★「極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。
  公平公正であるべき行政のあり方がゆがめられた」

 これらの言葉を聞いて思い浮かぶのは、森友学園問題で答弁している財務省の佐川理財局長だ。
 佐川氏は前川氏とは正反対。
「関連する行政文書は破棄してしまった」と〝あるものをない〟と言い、「公平公正であるべき行政が歪められた」のに〝歪められてない〟と言っている。

 前川氏と佐川氏、
 どちらが立派かと言えば、前川氏であろう。
 おそらく歴史はこんなふうに評価する。

・前川氏は、権力に負けずに正義の告発をした<素晴らしい官僚>
・佐川理財局長は、権力にしっぽを振った<バカ官僚>

 可哀想だね、佐川理財局長。
 森友に便宜を図ったのはあなたじゃないのに、前任者の尻ぬぐいをさせられている。
 悪名だけが歴史に残る。

 佐川さん、あなたが<官邸>のためじゃなくて<国民>のために仕事をしているのなら、今すぐ森友学園関連の文書を出して、官邸から抑えつけられていました、って言うべきだよ。

 もし、そうしなかったら、あなたの人生は寂しい人生だったね。
 胸を張れるものが何もなかったってことになる。

 官僚の皆さん、今こそ<官僚のプライドと魂>を取り戻す時。
 前川喜平氏に続け。

 一部の人間だけが得をする腐った社会でなく、健全な社会をつくりましょうよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする