平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍シンパのジャーナリストが準強姦罪でお咎めなし!~首相の仲間ならすべてが許されるのか?

2017年05月30日 | 事件・出来事
 安倍さんのお友達はいいなぁ。
 準強姦罪の罪を犯しても揉み消してもらえる。

 などと、悠長なことを言っていてはダメだ。
 罪を犯した〝首相の友人〟は裁きを受けなくてはならない。
 …………

 昨日、当事者の女性が東京・霞が関の司法クラブで記者会見をおこなった。
 隠すことなく実名を名乗り、しっかり顔を見せて。
 安倍首相を応援するジャーナリスト・山口敬之にクスリを飲まされ、レイプされたというのだ。

「私の意識が戻ったのは翌朝の午前5時ごろ。ホテルのベッドの上でした。私は裸にされており、山口氏が仰向けの私の上に跨っている状態でした。詳細については差し控えますが、はっきり言えることは、私はその時、私の意思とは無関係に、そして私の意思に反して性行為を行われていたということです」

 何ともおぞましく、生々しい告白だ。
 訴えを受けて警察は捜査をし、逮捕状を取り、アメリカから帰国する山口を空港で捕まえようとしたらしい。
 しかし、捜査員は上からの指示で逮捕できなかった。
 結局、山口は不起訴。
 上というのは、中村格(いたる)・警視庁刑事部長だ。

 何とまあ、ドラマ『相棒』や『小さな巨人』のようなことが現実におこなわれているとは!
 …………

 この件の闇はもっと深い。

 週刊新潮に拠れば、この中村刑事部長に働きかけたのは、安倍首相の腹心である北村滋・内閣情報官ではないか、というのだ。
 北村は警察官僚出身であり、当然、警視庁にも顔が利く。

 この北村の関与が疑われるきっかけになったのが、山口が送ったメールだ。

 

 週刊新潮の記事の画像だが、黒塗りの■■の部分には女性の名前が書いてある。
 レイプ事件についての質問状を週刊新潮から受け取った山口は北村滋・内閣情報官にこのメールを転送して相談したらしい。

 しかし、ここで笑い話のようなことが起こった。
 何と山口はミスをして、メールを北村内閣情報官でなく、新潮社に送ってしまったのだ!
 バカだねえ。
 だが、これで事が発覚した。
 メールを受け取った週刊新潮・編集部は大いに盛り上がったことだろう。
 …………

 安倍さん、森友学園、加計学園、今回の件といい、悪事は隠せないんだよ。
 文科省の前川氏のように正義の告発をする人もいれば、山口のようにお粗末なことをするヤツもいる。
 まあ、あんたの直接関与を立証するのは難しいんだろうけどさ。
 世の中は権力者に有利に出来ている。

 ていうか、何だよ、この権力の濫用は!!
 森友といい、加計といい、山口敬之といい、全部、優遇じゃないか!
 安倍の仲間なら何でもOK、許されるってわけか!
 そう言えば、口利きの甘利明も不起訴だったな。

 警察もさ、こんなことをしてたら人心が荒れるよ。
 どうして山口敬之が許されて、俺が裁かれるんだ? って話になるし、警察自体の信用も失う。
 こんな腐った組織に〝共謀罪〟の捜査の権限を与えたら、どんなことになるんだ? と怖ろしくなる。

 加計学園の告発をおこなった前川事務次官の件で思ったけど、各自がプライドをもって自分の仕事をしていれば、世の中はすごく良くなるのに。
 大きなものに迎合するのではなく、官僚は官僚の仕事をおこない、警察は警察の仕事をおこなう。
 ダメなものはダメだと言い、悪は適切に裁かれる。
 これだけで社会は随分、健全になるはずだ。

 この件の女性といい、前川・前事務次官といい、自ら顔を出して不正を訴える人の勇気には頭が下がる。
 同時に彼らの必死の訴えを無にしてはならないと思う。
 不正は正しく裁かれるべきだ。


※参照サイト
 「私はレイプされた」。著名ジャーナリストからの被害を、女性が実名で告白(BuzzFeedニュース)

 昏睡レイプ事件」の山口敬之、週刊新潮からの質問状を北村滋内閣情報官に相談か→週刊新潮にメール誤転送で発覚(BUZZAP)

コメント
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