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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

おんな城主直虎 第21回~龍雲丸が仲間に。いやしさを剥き出しなくても生きられる世をつくる!

2017年05月29日 | 大河ドラマ・時代劇
 龍雲丸(柳楽優弥)が直虎(柴咲コウ)の仲間になった!

 同じ盗賊だし、あの時も主人公は捕まっていたし、『平清盛』の兎丸(加藤浩次)を思い出した。
 名前には〝丸〟が付くし(笑)

 兎丸が清盛の仲間になったのは、ふたりが〝はぐれ者の犬〟であったことと、清盛の「面白き世をつくる」に共感したから。
 龍雲丸の場合は、ふたりが〝ひとしく卑しい存在〟であることと、直虎の「卑しさを剥き出しにしなくても生きられる世をつくる」ことに共感したから。

 清盛の場合は〝政治的〟〝野心的〟であるのに対し、
 直虎の場合は〝経済的〟ですね。
 経済的な豊かさが〝卑しさを剥き出しにしなくても生きられる世〟をもたらすと考えている。
 そのための木綿や木材の販売。

『おんな城主直虎』は〝経世済民〟の物語。
 舞台は、限定された井伊の領地。
 だから、今までのような大河ドラマを期待してはいけないようだ。
 ………………

 龍雲丸が仲間になる動機は、すこし弱い気がする。
 激しい武家に対する怒りを抱えている感じなのに、簡単に直虎に下につくことを了解してしまった。
 たいした葛藤もなく〝武家の犬〟になってしまった。
 まあ、龍雲丸も直虎と同じ考え(=経済的豊かさが人を救う)を持っていたんだろうけど。

 それと直虎に対する恋愛感情。
「いっそ俺の女にするか」
「話というから、色っぽい話かと思ってたぜ」
 と言ってたし。
 ………………

「この世は奪い合うことでしか立ち行かぬということか」
 これは現代でも変わらない現実の法則だと思うが、直虎はこれにどう立ち向かうのだろう?

コメント (2)
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