平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

西郷どん 第19回 「愛加那」~吉之助、カッケー! 「人して許せんことは許せん! 薩摩の名をおとしめるようなことをするな!」

2018年05月21日 | 大河ドラマ・時代劇
「薩摩の名をおとしめるようなことをするな!」
「人して許せんことは許せん!」

 吉之助(鈴木亮平)、カッケー!
 悪代官を懲らしめた。
 娯楽時代劇ですなぁ。

 とぅま(二階堂ふみ)が〝あんご(愛人)〟にしてくれと言うと、
「とぅまどん、おいの妻になってくれやんせ」

 結婚して、とぅまにつけた名は「愛加那」。
 そして、〝西郷吉之助〟の名を捨て〝菊池源吾〟として一生島で暮らすと宣言。
 恥ずかしくなるくらいの恋愛ドラマですなぁ。
 とぅまは未来を見ることができる能力があるらしく、吉之助がいずれいなくなることも知っている。
 だから、このやりとりがせつない。

 客観的に見れば、典型的な勧善懲悪時代劇で恋愛ドラマだが、なぜか引き込まれてしまうのは、ヤマトンチュとシマンチュのリアルと二階堂ふみさんの演技の力だろう。

 二階堂ふみさん、上手いですね。
 前回は完全に島の女性になりきっていたし、今回は〝理不尽と戦う顔〟〝女の顔〟〝妻の顔〟を見せた。
 こんなに様々な顔を見せられる女優さんはなかなかいない。
 誰とは言わないが、何話も使って妻を演じているのに妻になっていない女優さんはたくさんいるのに。

 ヤマトンチュとシマンチュの関係については、前回書いたことをコピペします。

『現在もヤマトンチュは沖縄を虐げていませんかね?
 基地問題で翁長知事が戦う姿勢をみせると、地方交付金を減らし、首相は芸能人には会うのに翁長知事には会わない。
 警官は基地反対の人々を〝土人〟と呼ぶ。
 太平洋戦争では本土を守るために沖縄が犠牲にされた』

 シマンチュの現実は、税金を搾り取って、お友達の学校に使ったり、アメリカの言い値で高い武器を買うのも同じ。
 これを許していると、やつらはますます図に乗って、代官の田中雄之介(近藤芳正)みたいになるんだけど、日本国民は本当に人がいい。
 今、審議中の働き方改革(高度プロフェッショナル制度)も危ないよ。

 こんな言葉がある。

『奴隷を支配するには奴隷の待遇に差をつければいい』

 薩摩の民も重税に苦しんだが、〝薩摩の民でない島の人間〟という存在があったから我慢できたんじゃないかな?

 話が逸れましたが、今回は〝勧善懲悪時代劇&恋愛ドラマ〟。
 実に飲みやすい薬。
 効き目は、人によって感じること考えることが違うので、さまざまです。

コメント (4)
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