平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

半分、青い。~秋風先生、恋愛と創作を語る! 「恋をしろ! リアルを拾うんだ! 心を動かされたことから逃げるな!」

2018年05月31日 | その他ドラマ
 秋風(豊川悦司)は〝ちょっと良いこと〟を鈴愛(永野芽郁)に言った。

「鈴愛、恋をしろ!
 リアルを拾うんだ。
 想像は負ける。
 好きなやつがいたらガンガン会いに行け。
 仕事なんかいつでもできる。
 ベタなんかいつでも塗れる。
 空想の世界で生きているやつは弱いんだ。
 心を動かされることから逃げるな。
 そこには真実がある。
 ハンパに生きるな。
 創作は人が試される。
 その人がどんだけ痛みと向き合ったか。
 憎しみと向き合ったか。
 喜びを喜びとして受けとめたか。
 逃げるな!」

 確かになぁ。
 想像力は無限だと思うけど、作品には芯が必要だから、痛みとか憎しみとか喜びとかの体験は必要かもしれないな。
 それらがベースにあって、テーマやモチーフが生まれ、作品が強くなる。

 たとえば「戦争はイヤだ」という作品を描いてみても、書物などでわかっている人と実際に戦争を体験している人とではリアルや必死さが違う。
 恋愛でヘロヘロになったことのある人は感情の起伏やディティルをさまざまに描ける。
 逆に物語の中の恋愛しか知らない人はパターンの恋愛しか描けない。
 とことんまで挫折や絶望を体験した人の方が本当の理想や希望をきっと描ける。

 さすが火事のリアルを知るために自分の家に火をつけたことのある秋風先生!
 もっとも現実を知りすぎると、想像の翼が羽ばたかなくなるかも? とも思うんですけどね。

 さて、秋風先生の言葉を受けて、正人(中村倫也)との恋愛に踏み出した鈴愛。
 もともと鈴愛は、『カセットテープの恋』にしても『神様のメモ』にしても、自分が見聞きしたことから作品を描いていくタイプだからなぁ。
 正人との恋がどんな作品を生み出すか?
 恋愛体験が作品にどんなリアルを与えるか?

 次の鈴愛の作品が楽しみ!

 鈴愛の第2作『神様のメモ』もアニメ化されました!
 改めて見ると、俯瞰の絵が入っていたり、鈴愛って絵が上手いよね。
 描いているのは、なかはら・ももた先生ですけど。

 『神様のメモ』前編 アニメーション【連続テレビ小説×NHK1.5ch】

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