光秀(長谷川博己)が歴史の歌舞台で大活躍。
今井宗久(陣内孝則)と交渉して堺の三好勢へのいくさの援助を断ち切り、信長(染谷将太)と足利義昭(滝藤賢一)の京への無血入城を実現した。
戦争はお金なんですね。
武器・弾薬・兵糧──いくさを継続するにはお金がかかる。
宗久の提案とは言え、光秀は軍資金を断って敵を敗走させる→「戦わずして勝つ」を実現したわけだ。
「戦わずして勝つ」は木下藤吉郎(佐々木蔵之介)にも言えて、
「織田軍は10万」を宣伝して敵の戦意を奪おうとした。
ちなみに佐々木蔵之介さんの秀吉いいですね。
愛嬌があって、おしゃべりで、適度に下品。
シリアスな話をする時は押し殺した表情と声。
駒ちゃん(門脇麦)も無血入城に一役買った。
というより光秀と宗久を繋げたのは駒ちゃんだから、ほとんど駒ちゃんの功績。
「いくさになれば京の都が焼け、人々が苦しむ」
この駒の言葉に対し光秀は「仕方のないこと」と言ったが、心を動かされた様子。
この作品で一番聡明なのは駒ちゃんだな。
今後どんな女性に成長していくんだろう?
義昭と信長の間にはすれ違いの兆候。
黄金を見て義昭は「これで一万の貧しき民を救える」と言ったが、信長は「軍資金」として考えていた。
大きな国をつくり世の中を安寧にするためには軍事力が必要と信長は考えているのだ。
鎧を脱ぎ捨てての無血入城にも義昭は賛成したが、武士の常識では考えられないこと。
信長も苦慮した。
このふたりの間に入って調整する光秀は大変そう。さまざまな手腕が要求される。
信長は義昭との溝をすでに察知しているようで、
ラストで光秀に「わしの家臣になるか? 将軍に仕えるか?」を問うた。
これに対し、光秀は義昭を選んだ。
光秀の政権構想は「足利将軍による国の統治」で、思考や理想は「義昭」に近いんですよね。
つまり光秀と信長の間にも溝がある。
光秀は前途多難だな。
今回のように、常に「信長か義昭か」「現実か理想か」の選択を迫られる。
今井宗久(陣内孝則)と交渉して堺の三好勢へのいくさの援助を断ち切り、信長(染谷将太)と足利義昭(滝藤賢一)の京への無血入城を実現した。
戦争はお金なんですね。
武器・弾薬・兵糧──いくさを継続するにはお金がかかる。
宗久の提案とは言え、光秀は軍資金を断って敵を敗走させる→「戦わずして勝つ」を実現したわけだ。
「戦わずして勝つ」は木下藤吉郎(佐々木蔵之介)にも言えて、
「織田軍は10万」を宣伝して敵の戦意を奪おうとした。
ちなみに佐々木蔵之介さんの秀吉いいですね。
愛嬌があって、おしゃべりで、適度に下品。
シリアスな話をする時は押し殺した表情と声。
駒ちゃん(門脇麦)も無血入城に一役買った。
というより光秀と宗久を繋げたのは駒ちゃんだから、ほとんど駒ちゃんの功績。
「いくさになれば京の都が焼け、人々が苦しむ」
この駒の言葉に対し光秀は「仕方のないこと」と言ったが、心を動かされた様子。
この作品で一番聡明なのは駒ちゃんだな。
今後どんな女性に成長していくんだろう?
義昭と信長の間にはすれ違いの兆候。
黄金を見て義昭は「これで一万の貧しき民を救える」と言ったが、信長は「軍資金」として考えていた。
大きな国をつくり世の中を安寧にするためには軍事力が必要と信長は考えているのだ。
鎧を脱ぎ捨てての無血入城にも義昭は賛成したが、武士の常識では考えられないこと。
信長も苦慮した。
このふたりの間に入って調整する光秀は大変そう。さまざまな手腕が要求される。
信長は義昭との溝をすでに察知しているようで、
ラストで光秀に「わしの家臣になるか? 将軍に仕えるか?」を問うた。
これに対し、光秀は義昭を選んだ。
光秀の政権構想は「足利将軍による国の統治」で、思考や理想は「義昭」に近いんですよね。
つまり光秀と信長の間にも溝がある。
光秀は前途多難だな。
今回のように、常に「信長か義昭か」「現実か理想か」の選択を迫られる。
そろそろ史実が知られた時代に入るので、いよいよ「ラッキーマン光秀」は終焉ですね。
当面「信長か義昭か」の板挟み状態が続き、その都度、今回の駒とか、伊呂波太夫とか、最近姿を見せない帰蝶とかが助けてくれて何とか乗り切る、といった展開でしょうか。
しかし、結局は信長と義昭は決裂し、その時は光秀も義昭と決別して信長の直臣となることは史実でしょうから、その時の光秀はどうなるのでしょうね。
>光秀と宗久を繋げたのは駒ちゃんだから、ほとんど駒ちゃんの功績。
こちらは益々「ラッキーガール」、というより「ラッキーウーマン」でしょうか。
最初の頃から10年くらいは経っているので、もはや「娘」ではないと思います。
おそらく、美貌を見そめられて誰かの側室や妻になるというのではなく、現代風の「自立した女性」に描かれてゆくのでしょう。
丸薬の製造法を武器に、今井宗久とも対等に交渉できる女性技術者もしくは実業家。
もはや宗久と一緒になって、光秀を信長(およびその家臣団)との間の板挟みに置くほどの実力者。
激賞する「駒ちゃんファン」が多い中、「麒麟がくる」ではなく「駒がくる」ではないかと、活躍させ方が行き過ぎと見る人もいて、視聴者の評価は割れているそうです。
いつもありがとうございます。
「駒がくる」
まさにそのとおりですね。
これで視聴者の意見も割れているんですか。
僕は「駒がくる」支持派です。
丸薬製造を武器にした女性実業家。
今井宗久と肩を並べ、秀吉・家康を相手にして商売をおこなう。
芯もしっかりしている。
いいですね。
大河で女性主人公にする時は、史実に縛られない架空の人物の方がいい気がします。
今作の駒はサブ主人公で、これからどんどん存在感を増していくんでしょうね。
一方、光秀は──
>駒とか、伊呂波太夫とか、最近姿を見せない帰蝶とかが助けてくれて何とか乗り切る、といった展開でしょうか
光秀は女性頼みなんですね。
しかも駒と伊呂波太夫は架空の人物。
僕はご都合主義というより、面白い仕掛けと考えます。
女性がイキイキと活躍していて歴史を動かす。
まさに現代風なドラマですよね。
所詮はドラマで、歴史じゃないのは当たり前だと思うんですけど、大河のファン層にとってはそうでもないようです。
確かにそうですね。
だから大河ドラマはマンネリになっている。
大河ファンが喜びそうな歴史上の人物はすでに描かれ尽くしていますし、著名な歴史上の人物は史実の制約があって自由に描けない。
これがマイナスに働いていますよね。
一方、今回の駒のような人物は自由に描けるので、魅力的になる。
大河ドラマはどこに行くんでしょうね。