第4話のテーマは、プライド。
「あんなふうにあら探しするのがテストなのか? それで俺たちの何がわかるんだ? これは俺たちのプライドの問題だ!」
「町工場の維持見せてやろうぜ!」
中小企業の下請けゆえ、大企業に卑屈になっていた佃製作所の社員たち。
そんな彼らが理不尽なテストを受けて、自分の仕事と会社にプライドを持ち始める。
いいですねえ、この展開。
人は自分の仕事にプライドを持った時、輝き始める。
大企業の人間は大企業の一員であることを誇りにしがちだが、そんなものはプライドでも何でもない。
要はひとりひとりの仕事だ。
自分の仕事を誇りに思えれば、それがプライドになる。
プライドを持った佃製作所の社員たちは帝国重工にもプライドを求めるようになる。
「だからこそ帝国重工マンとしての曇りのない審査を信じております」
「帝国重工は鉛筆を舐めて予測をされているのでしょうか? そんないい加減な予測に基づいて経営しておられるのか、と聞いているのです」
「経営計画や売り上げ予測を机上の空論などという人間にその資料を評価する資格などない!」
「根拠もないのに、いい加減だのなんのって、それが帝国重工の評価方法ですか? まるで中小企業未満ですね」
何と帝国重工を自分たち以下だと、こき下ろしてしまった。
毎日の仕事で理不尽な思いをしている方の中には、これらのせりふで溜飲が下がった方も多いだろう。
こう言われては、帝国重工も自らのプライドにかけて、対応せざるを得ない。
プライドVSプライド
仕事に関わる人間が、それぞれのプライドを持ってぶつかり合う時、その仕事は火花の出るような素晴らしいものになる。
極めつけは、殿村(立川談春)のこのせりふ。
「何か勘違いされていませんか? 今回のテストは帝国重工がウチを評価するだけじゃなくて、ウチもまた帝国重工を評価しているんですよ。もし、仮に帝国重工が正確な判断をできないような会社ならば、ウチとしてもそんな所とつき合うわけには参りません。この取引はウチの方でお断り致します」
出たーーーっ、究極の必殺技!!
これは諸刃の剣で、一歩間違うと自分も大きなダメージを喰らってしまうんですけどね。
でも、技術と特許をもった人間は強い。
これらの前には、大きなものは何も言えなくなる。
小さなものが大きなものに対抗する手段は、個人の実力(=佃製作所の場合は技術)と法律的なガード(=今回の場合は特許)だ。
本来、法律は、小さなものを大きなものから守るためのもの。
ナカシマ工業の戦いだって、法律が味方をしてくれなかったら、佃製作所は負けていた。
これについて話を拡げれば、国はしばしば個人の権利を蹂躙しようとしてくる。
表現の自由、生存の権利など、国はこれらを縮小したくてしょうがない。
「おい、ここに基地をつくるからお前は立ち退け」「政府のすることに反対するな。批判するな」というのが権力者の本音だ。
しかし、それから個人を守るのが憲法。
だから、〝憲法は権力者を縛るもの〟と言われる。
話が逸れてしまったが、
佃製作所は、<技術>と<プライド>と<情熱>と<法律>で戦っている。
これらで小さなものは、大きなものに対抗できる。
小さなものよ、卑屈になるな。
「あんなふうにあら探しするのがテストなのか? それで俺たちの何がわかるんだ? これは俺たちのプライドの問題だ!」
「町工場の維持見せてやろうぜ!」
中小企業の下請けゆえ、大企業に卑屈になっていた佃製作所の社員たち。
そんな彼らが理不尽なテストを受けて、自分の仕事と会社にプライドを持ち始める。
いいですねえ、この展開。
人は自分の仕事にプライドを持った時、輝き始める。
大企業の人間は大企業の一員であることを誇りにしがちだが、そんなものはプライドでも何でもない。
要はひとりひとりの仕事だ。
自分の仕事を誇りに思えれば、それがプライドになる。
プライドを持った佃製作所の社員たちは帝国重工にもプライドを求めるようになる。
「だからこそ帝国重工マンとしての曇りのない審査を信じております」
「帝国重工は鉛筆を舐めて予測をされているのでしょうか? そんないい加減な予測に基づいて経営しておられるのか、と聞いているのです」
「経営計画や売り上げ予測を机上の空論などという人間にその資料を評価する資格などない!」
「根拠もないのに、いい加減だのなんのって、それが帝国重工の評価方法ですか? まるで中小企業未満ですね」
何と帝国重工を自分たち以下だと、こき下ろしてしまった。
毎日の仕事で理不尽な思いをしている方の中には、これらのせりふで溜飲が下がった方も多いだろう。
こう言われては、帝国重工も自らのプライドにかけて、対応せざるを得ない。
プライドVSプライド
仕事に関わる人間が、それぞれのプライドを持ってぶつかり合う時、その仕事は火花の出るような素晴らしいものになる。
極めつけは、殿村(立川談春)のこのせりふ。
「何か勘違いされていませんか? 今回のテストは帝国重工がウチを評価するだけじゃなくて、ウチもまた帝国重工を評価しているんですよ。もし、仮に帝国重工が正確な判断をできないような会社ならば、ウチとしてもそんな所とつき合うわけには参りません。この取引はウチの方でお断り致します」
出たーーーっ、究極の必殺技!!
これは諸刃の剣で、一歩間違うと自分も大きなダメージを喰らってしまうんですけどね。
でも、技術と特許をもった人間は強い。
これらの前には、大きなものは何も言えなくなる。
小さなものが大きなものに対抗する手段は、個人の実力(=佃製作所の場合は技術)と法律的なガード(=今回の場合は特許)だ。
本来、法律は、小さなものを大きなものから守るためのもの。
ナカシマ工業の戦いだって、法律が味方をしてくれなかったら、佃製作所は負けていた。
これについて話を拡げれば、国はしばしば個人の権利を蹂躙しようとしてくる。
表現の自由、生存の権利など、国はこれらを縮小したくてしょうがない。
「おい、ここに基地をつくるからお前は立ち退け」「政府のすることに反対するな。批判するな」というのが権力者の本音だ。
しかし、それから個人を守るのが憲法。
だから、〝憲法は権力者を縛るもの〟と言われる。
話が逸れてしまったが、
佃製作所は、<技術>と<プライド>と<情熱>と<法律>で戦っている。
これらで小さなものは、大きなものに対抗できる。
小さなものよ、卑屈になるな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます