『天才ヴァイオリニスト』
『毒舌指揮者』
『ポンコツ楽団』の物語。
ヴァイオリニストはある出来事がきっかけで表舞台から姿を消して、現在は市役所に勤めている。
正体を隠すためのダテ眼鏡がかわいい!
指揮者はドイツで活躍する凄腕の指揮者。
だが、市長の父親にハメされてポンコツ楽団の立て直しをすることに。
ポンコツ楽団は、個々の演奏者の「音」はいいが、「リズム」が酷くて演奏は「バラバラ」。
こんな3つの要素が合わさって面白くならないわけがない。
『のだめ』もそうだが、オーケストラものは楽しいのだ。
バラバラな楽団員がさまざまなドラマを経て、美しい調和の世界を作っていく。
今回、面白かったのは主人公の初音(門脇麦)が楽団の練習でコンサートマスターを演るシーンだ。
初音は毒説指揮者・朝陽(田中圭)にハメられて嫌々ながらコンサートマスターを演る。
やがて時が経つと──
揃わなかった楽団がコンサートマスター初音のリードとリズム感で一体になっていく♪
音が弾み、曲がどんどん躍動していく♪
楽団員の顔が輝き、イヤイヤだった初音も楽しくなっていく♪
音楽の楽しさってこれなんですよね。
音楽を通して、皆がひとつの世界を共有する幸せ!
コンサートマスターの力量で、音楽がこんなに変わることも今作でわかった。
ラスト、コンサートマスターを引き受けると言った初音に朝陽は言う。
「僕があなたにコンマスとして求めることはひとつです。楽しんで下さい」
いい言葉だ!
天才ヴァイオリニスト初音を演じるのは門脇麦さん。
その妹・奏奈(かんな)を演じるのが恒松祐里さん。
実にしぶい、いぶし銀のキャスティングだ。
僕はこのキャスティングを見ただけで心が躍る。
実際、ふたりの姉妹ゲンカのシーンは素晴らしかった!
『ハコヅメ』『白杖ガール』『悪女』『ユニコーンに乗って』『ファーストペンギン』
日テレの水曜10時のドラマは外さないなあ。
どれも皆、面白い。
『毒舌指揮者』
『ポンコツ楽団』の物語。
ヴァイオリニストはある出来事がきっかけで表舞台から姿を消して、現在は市役所に勤めている。
正体を隠すためのダテ眼鏡がかわいい!
指揮者はドイツで活躍する凄腕の指揮者。
だが、市長の父親にハメされてポンコツ楽団の立て直しをすることに。
ポンコツ楽団は、個々の演奏者の「音」はいいが、「リズム」が酷くて演奏は「バラバラ」。
こんな3つの要素が合わさって面白くならないわけがない。
『のだめ』もそうだが、オーケストラものは楽しいのだ。
バラバラな楽団員がさまざまなドラマを経て、美しい調和の世界を作っていく。
今回、面白かったのは主人公の初音(門脇麦)が楽団の練習でコンサートマスターを演るシーンだ。
初音は毒説指揮者・朝陽(田中圭)にハメられて嫌々ながらコンサートマスターを演る。
やがて時が経つと──
揃わなかった楽団がコンサートマスター初音のリードとリズム感で一体になっていく♪
音が弾み、曲がどんどん躍動していく♪
楽団員の顔が輝き、イヤイヤだった初音も楽しくなっていく♪
音楽の楽しさってこれなんですよね。
音楽を通して、皆がひとつの世界を共有する幸せ!
コンサートマスターの力量で、音楽がこんなに変わることも今作でわかった。
ラスト、コンサートマスターを引き受けると言った初音に朝陽は言う。
「僕があなたにコンマスとして求めることはひとつです。楽しんで下さい」
いい言葉だ!
天才ヴァイオリニスト初音を演じるのは門脇麦さん。
その妹・奏奈(かんな)を演じるのが恒松祐里さん。
実にしぶい、いぶし銀のキャスティングだ。
僕はこのキャスティングを見ただけで心が躍る。
実際、ふたりの姉妹ゲンカのシーンは素晴らしかった!
『ハコヅメ』『白杖ガール』『悪女』『ユニコーンに乗って』『ファーストペンギン』
日テレの水曜10時のドラマは外さないなあ。
どれも皆、面白い。
例によって実は見ていません。
年末の「ハコヅメ」の再放送のときに流れた、長編予告CMの印象で書くのですが、どうかお許しください。
実際の話、ピンチに陥っているオーケストラの起死回生ものって、エンタメとしては、意外にバリエーションを作りづらいわけです。
ストコフスキーの「オーケストラの少女」にしても、群響の「ここに泉あり」にしても、主人公が純情可憐な少女で、ポンコツのオケを再起させるため、オトナ社会に挑んで奔走するパターンですね(これがポンコツオケネタの第1世代)。
そのパターンが飽きられたところに、彗星のごとく現れたのが「ぎゃぼ」で有名な「のだめカンタービレ」と考えることもできます。これはかなり衝撃的でした。
ヒロインが純情可憐な少女ではなくて、ゴミ溜めに棲息している変態姉ちゃんという、普通では考えられないパターンです(これがポンコツオケネタの第2世代)。
今回もその第2世代のストーリーを基本的には踏襲する感じがしますね。
まあ、もちろん第3世代のストーリーがあってもいいんでしょうし、送り手の皆さんは密かに準備しているのかもしれませんけど、第2世代の受容からまだあまり時間が経っていないわけで、まだしばらくは「ぎゃぼ」的な第2世代のネタが続くのかもしれません。
いつもありがとうございます。
「オーケストラの少女」→「のだめカンタービレ」
オーケストラものの物語にはこういう流れがなるんですね。(「ここに泉あり」は見ていません)
おっしゃるとおり、作品は過去の作品から学び、否定し、改変して新しいものを作っていくんですね。
まさに『守・破・離』です。
本作『リバーサル・オーケストラ』は『のだめ』の「ぎゃぼ」を無くした作品です。
主人公の初音は、ヴァイオリンの天才と呼ばれた少女でしたが、今は市役所に勤める普通の女性で言動はいたってマトモです。
指揮者の朝陽も「毒舌」と言われていますが、千秋ほどではありません。
言わば、2.5世代くらいの作品ですね。
第3世代のオーケストラものはどのようになるのでしょうね。
失礼しました。
年末の「ハコヅメ」再放送の際に流れた、数分間にわたる長編予告編CMでは、短くつなぐカット割りとあおり立てるようなナレーションで、ドタバタ的に見せられたので、てっきり「ぎゃぼ」の再来だと思ってしまいました。
ただ「若い女性が救世主になってポンコツオケを再興するネタ」って、意外に表現の幅が狭いことは、確かだと思います。
純情可憐な美少女が、オトナ社会に果敢に飛び込んでいって、孤軍奮闘していつの間にか立て直す、という「感動的ではあってもウソくさい」物語は、そろそろ通用しないような気もします。
そのあたりをごまかす第2世代の「変奏曲」が「ゴミ溜めに棲息している」のだめちゃんだったんでしょうけど、さすがに2度も3度も「ゴミ溜め女子」というネタも通用しないでしょう。
なので、門脇さんのイナカ市役所職員という設定になったのかもしれませんが、まあ、これからどうなるんでしょうかね。
わたしだったら、この門脇さんを潰そうとする敵対勢力が、門脇さんを「生活保護関係部署」に異動させるというストーリーにしますけどね。
生活保護関係って、対応が大変で、相当なハードワークらしいですから。
昨日2話が放送されたんですけど、よかったです!
門脇麦さんの演技が素晴らし過ぎて、またもや何度も見返してしまいました。
この作品は登場人物の心情をていねいに描いています。
一方、適度に挿入されるギャグシーンが絶妙で、オーケストラの演奏シーンが素晴らしい!
絶賛ですね……!笑
展開としては、門脇さん演じる初音がいろいろな問題を抱える楽団員に寄り添いながらオーケストラを立て直す物語になりそうです。
「感動的ではあってもウソくさい」物語にしない仕掛けもあって、それが毒舌指揮者の朝陽のムチャブリであったり、初音もまた過去に失敗して挫折した人物であることであったりします。
敵はこのポンコツオーケストラを潰そうとする勢力ですね。
おそらく『敵の一流オーケストラ VS ポンコツオーケストラ』という対決の図式になるのでしょう。
そして最後にはポンコツオーケストラが勝利する!
何しろポンコツオーケストラには天才ヴァイオリニストと超一流の指揮者と苦難を乗り越えて来た仲間がいますから。
というわけで今夜、もう一度見直そうと思っています!