3月末が近づいて、ちらほら発注先から「インボイスは登録したか?」と連絡が来るようになった。
インボイス制度。
いろいろな説明が流布していてわかりづらいが、個人事業主に限って単純化すれば──
『今まで消費税込みで請求書を出していた場合、
1000万以下の事業者は消費税分の支払いを免除されていたが、
今年(2023年)の10月1日から支払わなくてはならなくなる』
というものだ。
さて、どうする?
僕のような個人事業主にとっては実質「増税」だ。
請求書作成も面倒になりそう。
だから、3月末〆切の申請は
様子見で見送ろうと思う。
現状、登録しなくても「法律違反」ではないし。
国税庁の発表に拠ると、
昨年末までの、個人事業主の登録者数は23.7%らしい。
告知が徹底していないせいもあるが、まだまだ低い。
僕と同じように「勘弁してくれよ」と思っている人も多いのだろう。
確定申告を経て、どれくらい増えるのか?
中止を求める声明を出している団体は──
・日本脚本家連盟
・日本児童文学者協会
・日本シナリオ作家協会
・日本図案家協会
・日本美術家連盟
・日本美術著作権連合
・日本漫画家協会
・日本アニメーター演出協会
・日本俳優連合
登録者数は23.7%と低いし、上記の団体が反対しているし、
粘れば、見直しの可能性が大いに出て来る。
野党政治家もがんばっている。
れいわ新選組と共産党はインボイス導入に反対だ。
立憲民主党も原口一博さんらは反対を表明している。
個人事業主もそうだが、インボイス導入で、零細下請け企業はますます苦しくなる。
原材料費高騰、価格転嫁できないなどの現状でインボイスが導入されれば、
下請け企業はどうなってしまうのか?
個人事業主や下請け企業って日本経済を支える上で重要だと思うんだけどな~。
というか現在、必要なのは「減税」じゃないのか?
さまざまな形で税金を取られて使えるお金が少ないから、
日本はいつまでたっても不況から脱出できない。
現在、世の中はインフレ状態になっているが、これは原材料費が上がっているからで、
給料が上がってインフレになっているわけではない。
減税は一番の経済対策だと思うんだけどな~。
増税してのバラまきは砂漠に水を撒くようなもの。
この意味でもインボイス導入は反対だ。
ただ、登録見送りに関しては十分に注意して下さい。
僕の場合は発注先と、それなりの信頼関係があるので大丈夫だと思っていますが、
登録申請を断った場合、
発注が減ったり、消費税分を減額されたりする可能性があります。
これらは『下請法』で禁止されている行為なのですが、
発注減らしに関しては、いくらでも理由をつけられます。
なので判断は発注先との関係を十分に考慮した上でおこなって下さい。
インボイス制度。
いろいろな説明が流布していてわかりづらいが、個人事業主に限って単純化すれば──
『今まで消費税込みで請求書を出していた場合、
1000万以下の事業者は消費税分の支払いを免除されていたが、
今年(2023年)の10月1日から支払わなくてはならなくなる』
というものだ。
さて、どうする?
僕のような個人事業主にとっては実質「増税」だ。
請求書作成も面倒になりそう。
だから、3月末〆切の申請は
様子見で見送ろうと思う。
現状、登録しなくても「法律違反」ではないし。
国税庁の発表に拠ると、
昨年末までの、個人事業主の登録者数は23.7%らしい。
告知が徹底していないせいもあるが、まだまだ低い。
僕と同じように「勘弁してくれよ」と思っている人も多いのだろう。
確定申告を経て、どれくらい増えるのか?
中止を求める声明を出している団体は──
・日本脚本家連盟
・日本児童文学者協会
・日本シナリオ作家協会
・日本図案家協会
・日本美術家連盟
・日本美術著作権連合
・日本漫画家協会
・日本アニメーター演出協会
・日本俳優連合
登録者数は23.7%と低いし、上記の団体が反対しているし、
粘れば、見直しの可能性が大いに出て来る。
野党政治家もがんばっている。
れいわ新選組と共産党はインボイス導入に反対だ。
立憲民主党も原口一博さんらは反対を表明している。
個人事業主もそうだが、インボイス導入で、零細下請け企業はますます苦しくなる。
原材料費高騰、価格転嫁できないなどの現状でインボイスが導入されれば、
下請け企業はどうなってしまうのか?
個人事業主や下請け企業って日本経済を支える上で重要だと思うんだけどな~。
というか現在、必要なのは「減税」じゃないのか?
さまざまな形で税金を取られて使えるお金が少ないから、
日本はいつまでたっても不況から脱出できない。
現在、世の中はインフレ状態になっているが、これは原材料費が上がっているからで、
給料が上がってインフレになっているわけではない。
減税は一番の経済対策だと思うんだけどな~。
増税してのバラまきは砂漠に水を撒くようなもの。
この意味でもインボイス導入は反対だ。
ただ、登録見送りに関しては十分に注意して下さい。
僕の場合は発注先と、それなりの信頼関係があるので大丈夫だと思っていますが、
登録申請を断った場合、
発注が減ったり、消費税分を減額されたりする可能性があります。
これらは『下請法』で禁止されている行為なのですが、
発注減らしに関しては、いくらでも理由をつけられます。
なので判断は発注先との関係を十分に考慮した上でおこなって下さい。
記事の作成お疲れ様です
私もインボイス制度 反対です。
兄が個人事業主で10月から大変になってしまうと嘆いています。もう廃業
かな‥と呟いてました。本と困り物です。
何処迄 国民から税金を摂取しようと企んでいるのか憤慨するばかり…
でも義理の姉がお金持ちです
いつもありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
まあ、政府にしてみれば「本来、払うべき消費税を払わないとは何事だ!」ということなんでしょうが、個人事業主ってなかなか収入が上がらないんですよね。
会社員なら定期昇給やボーナスがありますが、個人業主や下請け業者は発注額は毎年据え置き、ボーナスもありません。
そのための優遇措置だと思っていたんですけどね。
あるいは、さまざまな優遇措置で大企業はほとんど税金を払っていないようですし、現在、儲かっている輸出企業には消費税還付金があります。
現状は大きなものの声が届く社会なんですね。
だから個人事業主も連帯して声をあげていかなくてはいけない。
>もう廃業かな‥と呟いてました。
こういう声が届けていきたいですね。
実力あるサラリーマンなら、副業解禁するからそっちでも稼げ、といったことを言っていたのは、どうなったのか…
矛盾なんですよね…
いつもありがとうございます。
>矛盾なんですよね…
そうなんですよね。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるのですから、前に進むことなどできません。
突き詰めれば、経産省と財務省の方向の違いということになるのでしょうが、それを調整するのが政治家の役割。
「今はアクセルを踏む時期だから、財務省、しばらく目をつむってくれ」
と言う政治家はいないんですよね。
といいながら、4月以降あれこれ問題が出てきて、対応に追われそうな予感もしますが…
ただ、この問題、何となくの見当はつきます。
多分、いろんな要素がごっちゃになっているんでしょう。
ネット愛国の界隈では、益税の問題をことさらに取り上げて「今まで税金を免れてうまい汁を吸っていた自称中小零細のヤカラが、どういうわけか被害者面しているわけだが、こういったヤカラに対して、政府は正義の鉄槌を下したわけだ。ははは、いい気味だ、これからキッチリ年貢を治めろよwww」といった感じの論調が主流ですね。
でも、おそらくそういう問題ではないと思います。
税金を払いたくないという気持ちもあるのかもしれませんが、それ以上に「手間」の問題だと解釈しています。
確定申告でもアレなのに、それプラス消費税だと、納税手続きにどれだけ消耗するのか、その不安だと思います。
納税だけで精根使い果たして、仕事に向けるエネルギーがなくなるかも、という不安でしょうね。
財務省や税務署のお役人って、お金を数えることが本業ですけど、納税者にとっては、本業がほかにあって、その合間に納税手続きをするわけです。税金のプロではないわけです。
つまり、納税に要する手間ひま(社会的コスト)が増えすぎるとロクなことにならないわけです。
なので、中小零細業者にインボイスを導入するのであれば、それこそ誰でもできるようなカンタンな簡易的な納税方法も用意しておくべきでしょうが、そのあたりの工夫は十分に用意されていたんでしょうか?
どうもそのあたりがよく分かりません。
そういった社会システムへの想像力が、今の政財官界から失われてるような気がするのですが、その一因が「社会上層部の世襲」ではないか、そんな気がするんです。
おしゃるとおりです。
まだ実際にやっていませんが、請求書の発行含めて、かなり面倒くさくなる気がします。
益税。
確かに愛国界隈の言うとおり益税なのですが、個人事業主は薄利多売でやっておりまして。
そしてひとつの仕事の単価が上がるのは、さまざまな職業の中で個人事業主が一番最後になるでしょう。
まあ、好きでやってる仕事なので仕方がないんですけどね。
>社会システムへの想像力が、今の政財官界から失われてるような気がする
的確な表現ですね。
もっと深掘りすれば、インボイスで苦しむ人たちが社会の中でどういう役割を果たしていて、これらがなくなると社会にどういうひずみが起きるかを「社会の上層部」は把握できていない気がします。
だから声を届けることが必要なのですが、個人事業主には上に挙げた圧力団体くらいしかなくて、しかも規模が小さいんですよね。
これらの団体ですが、AI時代にはどれも大事になるであろう分野ばかりですね。
文学、マンガ、アート、アニメ、演劇…
先日も書き込みましたが、AI時代は結局「人間ってなに?」という部分を掘り下げないといけなくなるので、芸術とか文学とか人文科学とか、そういった分野は大切になるはずです。
そのときになって「しまった」と思っても遅いんですけどね…
文系や芸術系は役に立たないからムダだとか、中小零細業者はムダとか、ここ10年くらいの日本の政治経済の方針って、そっちに振れていますけど、本当にそれで大丈夫でしょうか?
わたしは、日曜の夜は、大河ドラマよりも日曜美術館を見ることが多いのですが、去年の今頃だったか、香港の新しい美術館を紹介していました。
コロナで本格オープンは遅れたようですが、世界中の前衛アート作品を集めまくっているようです。
その中には「日本の有名建築家が建てた新橋の寿司屋を買い取って丸ごと移築」したものまであるそうです。
しかも、この美術館を仕切っているのが、スウェーデン在住の日本人女性です。
経済や軍事だけが中国だと思っていては、足もとすくわれます。
ちょっと脱線しました。
21世紀の今の時代、先進国の先進的都市として扱われているのは、何と言ってもニューヨークやロンドンやパリですが、そういった欧米の都市が、世界中から観光客や留学生を集めることができるのは「超弩級の美術館」の存在も大きいと思います。
メトロポリタン美術館、大英博物館、ルーブル美術館、といった存在があるから、やっぱり人が集まるわけです。
香港のこの美術館は、将来的にそこまで見ているでしょうね。
日本のお役人は「アニメがクールジャパン」と言いますが、そういったエンタメは、それ自体が独立的に存在するわけではなくて、儲からない人文科学とか芸術分野とか、そういった蓄積を養分として存在しないと成り立たないと思います。
そんなのわたしみたいな素人でも見当がつきます。
そして、儲からない分野の最たるものが、多分博物館とか美術館でしょう。
そこに力を入れるのであれば、中国は「本気」なんでしょうね。
>文系や芸術系は役に立たないからムダだとか、中小零細業者はムダとか、ここ10年くらいの日本の政治経済の方針って、そっちに振れていますけど、本当にそれで大丈夫でしょうか?
そうなんですよね。
役に立つ、立たないを誰が決めているかというと、「経済効率しか頭にない皆さん」なんですよね。
一見、ムダと思われるものから新しいものが生まれて来るかもしれないのに。
>エンタメは、それ自体が独立的に存在するわけではなくて、儲からない人文科学とか芸術分野とか、そういった蓄積を養分として存在しないと成り立たないと思います。
これもおっしゃるとおりで、人文科学とか芸術分野とかの素養や下地があって深くて新しいものが生まれるんですよね。
それと、中国は文化的なものに「本気」なんですね。
教えていただきありがとうございます。
経済重視だった中国が文化的なものに目を向けた時、アメリカに匹敵する国になるような気がします。
あるいは韓国。
国ぐるみで文化やエンタメを育成し、世界に発信しています。
一方、わが国は……。
いったい何をしているんでしょうね……。
文化だけでなく、AI、ロボット、ドローン、再エネなどでも遅れを取っていますし。
大きな理由としては「国際的な評価が高くても、中国政府や中国共産党に批判的なアート作品をどうするか」で、揉めたことが大きかったらしいです。
実は、開館後の今でも、運営サイドと政府サイドで、まだまだせめぎ合いがあるらしいです。天安門事件関連のアート作品は、まだ微妙らしいです。
とは言っても、とにかく開館したわけですし、世界中から前衛アートを集めまくる、という基本方針は変わらないようです。
この途方もないスケールを考えると「アニメでクールジャパン」のチマチマが、なんとも恥ずかしいというか何というか…
しかも、この美術館建設に要したコストは、日本円で数千億円弱程度だそうです。
東京オリンピックの莫大な費用と比べると、もう何が何だかめまいがしてきます。
後世に残る美術館をつくろうとする中国と、打ち上げ花火みたいに終わって、あとに何も残らないオリンピックに血道を上げる日本と…