平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

青天を衝け 第22回「篤太夫、パリへ」~まいった! 夢の中にいるみてえだ!

2021年07月12日 | 大河ドラマ・時代劇
 篤太夫(吉沢亮)、パリへ

・パンとコーヒー
・スエズ運河(掘り割り)
・凱旋門
・万博会場
・蒸気機関
・エレベーター

「まいったぁ! 夢の中にいるみてえだぁ」

 見るもの、すべてが驚きで頭の中がぐるぐるまわる!
 篤太夫、すっかり欧米の虜に!
 攘夷はどうしたーーーっ!笑

 篤太夫は西洋から学ぶことに舵を切ったようだ。
・スエズ運河の画期的な事情が民間でおこなわれている。
・戦争で負傷した兵士の治療は国家がおこなう。
 篤太夫の帳面には次々と目にしたことが書かれていく。

 もっとも、おのぼりさんのようにただ感心するだけでなく、
 昭武の滞在する部屋の家賃交渉もしっかりおこなった。
 こういう所も篤太夫だねえ。
 自分を見失わず、どんどん攻めていく。

 昭武も、まだ子供なのに、ナポレオン3世との謁見で堂々としていた。
 国の代表としてどうふるまうべきか?
 こういう君主教育がしっかりなされているのだろう。
 芯があるというか、腹が据わっている。

 西洋文明や政治体制には圧倒されたが、文化・工芸品は負けてない。
 万博の日本の展示場にならぶ日本の工芸品は手が込んでいて見事なもの。
 それは北斎などの浮世絵が西洋の画家たちを驚かせたのを想起させる。
 日本の使節団も和装も洋装に引けを取らないものだった。

 一方、政治では徳川は未熟だった。
 昭武はナポレオン3世の前で堂々とふるまい、
 慶喜(草彅剛)はオランダ語、フランス語、英語を駆使して外交交渉をおこなったが、
 他では薩摩と英国、モンブラン(白山)にしてやられた。
「徳川大君」
「薩摩太守」
 こう表記されることで、
「日本は大小の国王がそれぞれの領地を統治する連邦国家」という認識を与えてしまった。
 薩摩の方がはやく西洋と深く交わっていたため、してやられたという感じか?

 世界はどんどん動いている。
 徳川の幕藩体制だけでは対応できない時代になって来ている。
 五代才助(ディーン・フジオカ)が言っていたように、
 新しい人間が世の中を治める時代が来たようだ。


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4 コメント

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謁見のシーン ()
2021-07-15 19:42:46
 こんばんは

 ここ数年、大河ドラマは視聴していませんが、第22話では気になるシーンがあり、視聴しようと思ったのですが、気がつくと8時30分過ぎ……
 気になっていたシーンは終わっていたようです。

 気になっていたシーンは、使節団一行が謁見の際、貴族たちが見つめる中を進んでいくシーンです。
 このシーン、コロナでパリに行くことができず、完全別どりだったと聞きました。綿密に打ち合わせ、絵コンテや歩くスピードを伝えて、パリの方々に想像して視線を動かしてもらったそうです。日本でも同様な作業をして、合成したとのこと。夕方の情報番組で、出演者が話していました。

 コウジさん、実際にはどんな感じだったのでしょう?私は、土曜の再放送で、観るつもりです。
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まったく気づきませんでした (コウジ)
2021-07-16 08:58:19
英さん

おひさしぶりです。

謁見のシーン、別どりだったんですか。
僕はまったく気がつかなかったです。
でも、別どりということを知って見ると、気がつくことがあるかもしれませんね。
今回は、パリ万博の風景を残しておきたかったので、録画を消していません。
録画を改めて見直してみます。

教えていただき、ありがとうございます!
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補足です ()
2021-07-16 12:43:52
再びお邪魔します。

すべての外国人が合成ではないようです。
あと、「これが、パリかぁ」と屋上?から感嘆するシーンですが、主演の吉沢さんは、「仮面ライダーとかでグリーバックの経験はあるけれど、グリーンを見ながら《これがパリかぁ》と感銘の声を上げるのは、なかなか難しいものがある」と話していました。(情報源『おはよう日本』)
返信する
役者さんは大変 (コウジ)
2021-07-17 09:19:15
英さん

今の時代、CG合成が日常ですから、役者さんは大変ですよね。
「三丁目の夕日」の堤真一さんもグリーンバックの東京タワーを見上げて大変だったと言っていました。
視聴者も目が肥えているので、中途半端なCGだとわかってしまう。
そんな中、本日再放送のパリのシーンはよかったです。
1年後はどうなっているかわかりませんが、現在は永久保存版としてディスクに残しています。
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