平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

自民党・パリ観光で炎上!~作家・乙武洋匡さんの言葉が正論過ぎる。今、自分がいる場所からの景色だけで政策を決めてしまっていないか

2023年08月02日 | 事件・出来事
 自民党・女性局のパリ旅行問題。

 ホリエモンはこれを批判することに「貧乏くさい」と切って捨てた。

 脳科学者の茂木健一郎氏は、
「写真一枚で目くじらを立ててそのような底の浅い義憤とやらが通ってしまう世相の方がよほど問題だと思う。みんな余裕なさすぎ」

「貧乏くさい」
「みんな余裕なさすぎ」
「義憤とやらが通ってしまう世相の方が問題」

 ホリエモン、茂木さん、そのとおり。
 現在の日本の庶民は貧乏くさく、余裕がなくなってしまったのだ。
 何しろ30年間成長していない国だからね。
 おまけに円安で物価高で生活はますます苦しくなるばかりだからね。
 それは政治にも一因があるわけだから、
 議員のお気楽なパリ観光写真に義憤が起こる。

 そして、この義憤を「貧乏くさい」「みんな余裕なさすぎ」と切って捨てるのではなく、
 なぜこうなるのか? どうしたら解決できるのか? を考えるのが成熟した大人の態度だ。

 作家の乙武洋匡氏は茂木氏に反論してこう語っている。

「茂木さんの言葉に、SNS上では『そうだよ、庶民の暮らしに余裕なんてないんだよ』という悲痛な叫びが溢れている」
「政治家はこの言葉にどれだけ耳を傾けられるのか。
 いま自分がいる場所からの景色だけで政策を決めてしまっていないか。『他者の視点を持つ』大切にしたい」

 乙武さん、素晴らしい!

 炎上した松川るい議員、「軽率でした。ごめんなさい」で終わらないで。
 今井絵理子議員、「フランスでの研修では有意義でした」で終わらないで。

 自分たちの行為で、なぜ多くの人が怒っているのか、考えて!
 政治家の仕事って、ここから始まると思うんだけどな。

 ちなみに、れいわ新選組の山本太郎は豪雨災害の福岡や秋田に行って復旧活動をしているぞ。
 汗を流してるぞ。

 まあ、お貴族様の松川さんや今井さんが変わるのは無理かな?

 

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10 コメント

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国税を弄ぶ自民党議員 (半沢)
2023-08-02 17:16:10
コウジさん今日は
記事の作成お疲れ様です

此れはもう税金で遊ぶな、ですね。
研修と言っても観光旅行気分にしか見えない。浅はかな人々です。ある議員が
党費と自費とか話しているみたいですが 其れも政党助成金や給料は税金から
です。国民の怒りを買うのは当然な事。
其れでも選挙になると全て忘れる 不思議な国民性…
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エキストラ(陣笠議員)と党議拘束 (2020-08-15 21:07:49)
2023-08-03 05:05:18
ちょっと違った視点から申し上げます。

今回叩かれている自民党の女性議員の皆さんは「匿名のネットいじめだ」と反発しているようですが、その気持ちも分かるんです。
そして、ホリエモンさんや茂木さんの言うことも分かるんです。確かに貧乏くさいし余裕がないんです。
ただ、その貧乏くささや余裕のなさは、平成時代の「富の再分配の軽視」によるところが大きくて、政策的につくられた側面もあるんです。ホリエモンさんや茂木さんのように、上から目線で庶民を嗤うだけでは、問題解決にはなりません。

コウジさんがおっしゃるとおり、令和時代の庶民の目から見ると、今回の観光旅行って、とてつもなくイライラするんです。
ズバリ言わせてもらえば、多くの日本の議員さんって、特権と待遇に見合うだけの仕事をしていないと感じます(これに関しては、与野党とも同じと思います)。
昭和戦後から脈々と続く、彼らの一番大切な仕事は、何か採決があるときに、党中央から命じられたとおりに賛成反対のボタンを押すことなんです。なので、ボタンを押すとき以外は寝ていてもいいわけです。
つまり、日本の議員さんって、ごく一部の幹部を除けば、員数あわせのエキストラです。失礼な言い方になりますが、自分の考えで行動していないわけです。
普段は言われたとおりに動く人たちなので、こういう場面になるとおろおろして、何をどう話せばいいのか分からず「ネットいじめよ!」といった反応になってしまうわけです。
昭和の昔には、党中央の言うとおりに動くだけの下っ端議員を「陣笠議員」と呼ぶことがありましたが、ネット時代は、たとえ陣笠議員であっても、台詞のないエキストラではありません。必要であれば、自分の言葉を発しないといけないわけです。

本当かどうか分かりませんが、民主主義国の多くでは、採決のとき「党議拘束」がないそうです。自分の考えで行動することが求められるそうです。

いろいろなことを考えさせられますね。
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子供を大使館員が世話 (コウジ)
2023-08-03 09:25:28
半沢さん

いつもありがとうございます。

>此れはもう税金で遊ぶな、ですね。

党費から支出と言っても、もともとは政党助成金(税金)ですからね。
今回の旅行の費用の内訳は、国会議員の個人負担は30万円で、残りは党費負担だそうです。
そして国会議員クラスだと飛行機のファーストクラス(往復300万)だとか……。
こうなると税金で遊んでいますよね。

報道によると、松川るい議員は自分の娘をパリに連れて行って、大使館員に世話をさせていたとか。
まさに公私混同ですよね。
大使館員の給料が税金であることを考えると、これまた税金を使って遊んでいる。

こんなことをしているから、いくら増税しても足りなくなる。
減税して庶民が海外旅行に行けるようにしてほしいです。
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思考停止してしまう議員たち (コウジ)
2023-08-03 09:39:05
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

>女性議員の皆さんは「匿名のネットいじめだ」と反発しているようです。
ここで議員は思考停止してはいけないんですよね。
こういう声が出て来る背景には、
>富の再分配の軽視によるところが大きくて、政策的につくられた側面もある
ということに議員は気づかなくてはいけないんですよね。

>特権と待遇に見合うだけの仕事をしていないと感じます。
松川るい議員、今井絵理子議員は今までどんな仕事をして来たんでしょうね。
ぜひ少子化対策について有効な提言や法案提出をしてもらいたいものです。

このふたりがやり玉にあがっていますが、実は議員全般に対する声。
「議員よ、もっと仕事をしろ」
「国民の生活に目を向けろ」
「特権をもつお前らには国民の実態などわからないだろう」
という声の反映なんですよね。
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超江戸時代? (2020-08-15 21:07:49)
2023-08-04 06:35:42
今、わたしたちは大変な変化の時代をリアルタイムで見ているのかもしれません。

江戸時代は、確かに権力は世襲的なものでしたが、特権や利権は意外になかったわけです。
幕藩体制がそもそも連邦制で、幕府は独立国の藩をまとめる役どころ、藩内部にはあまり干渉しませんでした。
まして、日本中のカネを江戸に吸い上げて、将軍がメチャクチャ贅沢をするようなことはなかったわけです。

ところが、今の政治家や官僚の一部、一部財界人たちは、江戸時代の大名や将軍にもなかった特権や利権を抱えて、世襲化しつつあるようにも見えます。

今までの日本の歴史にはなかったことが、今起きているのかもしれません。大変な時代です。
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江戸時代 (コウジ)
2023-08-04 09:15:22
2020-08-15 21:07:49さん

>特権や利権は意外になかったわけです。
イメージとしてですが、権力者側には道徳や節度があった気がしますよね。
これをしたら「美しくない。恥である」みたいな。

庶民の方に目を向ければ、これは落語の世界観ですが、「その日暮らし」「老人はご隠居と呼ばれ尊重される」社会。
古着などのリサイクル社会でもありました。
江戸時代は、案外生きやすい社会だったのかもしれませんね。
もっと深掘りされていい気がします。
浮世絵や寿司など、世界に注目される文化が生まれたのも江戸時代ですし。

>大変な時代です。
現代は行き詰まっていますし、すべてがぶっ壊れている気がします。
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片務的儒教 (2020-08-15 21:07:49)
2023-08-05 07:09:14
>イメージとしてですが、権力者側には道徳や節度があった気がしますよね。

儒教的道徳では、支配される庶民側に「権力に従順に従え」と求めるわけですが、同時に権力者にも「私利私欲で動くべからず」と求めます。

ところが、今の日本社会はどうでしょうか。
支配される側だけに従順さが求められ、支配する側は相当フリーダムで、おまけに世襲化も進んでいます。
そして、権力側の人が、そういった「庶民ばかりに求める」片務的儒教を、日本の伝統的な価値観と称しているわけです。
こんなんじゃ、孔子さまも化けて出ますよ…
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統治のための思想 (コウジ)
2023-08-05 09:30:38
2020-08-15 21:07:49さん

儒教というのは統治のための思想なんですよね。
国が混乱し乱れているのを憂えた孔子がどうすれば国が治まるかを説いた思想であり、おっしゃるとおり、統治する側に高い徳を要求しています。

今の政治家で、儒教的な統治者論を理解している政治家はどれくらいいるんでしょうね?
人間の欲望は果てしなく、ひとつが許されれば、もっともっとと求めてしまう。
それを抑制するために法律や道徳や宗教があるわけですが、現在はそれが壊れている感じがします。
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W大学の凋落とK大学の勃興 (2020-08-15 21:07:49)
2023-08-09 21:46:50
ちょっとまた話題を変えます。

戦前以来、高田馬場のW大学と三田のK大学は、歴史と伝統ある私学の雄として並び立ってきましたが、21世紀になってからは、W大学の存在感が薄れていると言われているようです。

社会に余裕がなくなってきたせいか、W大に代表される「在野精神」の人気がなくなっているのかもしれません。
K大学はお坊ちゃま大学といわれますが、おっとりした若年寄というわけではなくて、OB会の結束も強力で、政財界にも近いようですし、お金には苦労しなさそうというイメージがあります。

この「お金に苦労しなさそう」というイメージが、今のような時代には、有利に働いているのかもしれない、といった勘ぐりをしてしまうのが、やはり貧乏な庶民のひがみなんでしょうけど…
返信する
在野の精神 (コウジ)
2023-08-10 10:01:55
2020-08-15 21:07:49さん

大学も世相を反映しているのかもしれませんね。

在野の精神。
ネットでは、しばしば「自民党を支持している自分は多数派にいる」「少数派の野党支持者は自分より下」みたいな言葉が見られますし。

昔は在野にいて、権力を批判し、権威を笑うみたいな姿勢がカッコよかったんですね。

何の恩恵も受けていないのに自民党を支持するのは「肉屋を支持するブタ」。
思う存分、搾取され食われてほしいのですが、こっちにまで、とばっちりが飛んで来るから困ってしまいます……。
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