篤姫(北川景子)は言う。
「西郷、次は江戸で会おう。共にお殿様のために尽くそうぞ」
須賀(橋本愛)は父親に言う。
「日本一の婿殿をこっちから離縁してやり申した」
本心は、縁を切ることで吉之助(鈴木亮平)を心置きなく江戸に行かせ、手切れ金を江戸行きの資金にするためなのにね。
薩摩のおなごは立派ばい! 強かばい! ←薩摩弁、合ってる?
……………
家族と友情と愛情の物語だった。
家族は吉之助の江戸行きのために内職をしてお金を稼ぎ、
友は頭を下げてお金を集める。
篤姫は西郷を同志とし、妻は自分を悪者にして夫を支えた。
須賀の中では、さまざまな想いが渦巻いていたのだろう。
・〝不吉な嫁〟という囚われ~西郷家での居心地の悪さ
・やさしすぎる夫への引け目~わがままな自分にはもったいない男
・合理的な自我~西郷家の人たちのように無邪気に西郷の江戸行きを喜べない。
徹底的な現実主義者。
面白いキャラクターですね。
西郷家周囲の人物が均質なのに対し、ひとり異彩放っている。
熊吉(塚地武雅)と180度違う人物。
あと1話くらい、吉之助との夫婦生活(心のふれ合い)を見たかった。
……………
作品全体に関して言えば、
以前借りた百両はどこに言ったの? とツッコミたくなる。
吉之助の江戸行きは将来あり得るのだから、フツー確保しておくだろう。
計画性なさ過ぎ。
須賀が家計を仕切っていたら、絶対、散財はさせなかったはず。
あとは、この作品、やはり政治色を抑えていますね。
吉之助はともかく、大久保(瑛太)あたりはペリー来航で、もっと大騒ぎしてもいい気がする。
今の所、吉之助は斉彬(渡辺謙)崇拝以外、政治的に真っ白。
人の良い薩摩の田舎侍という感じ。
江戸行きで変わるのだろうか?
「西郷、次は江戸で会おう。共にお殿様のために尽くそうぞ」
須賀(橋本愛)は父親に言う。
「日本一の婿殿をこっちから離縁してやり申した」
本心は、縁を切ることで吉之助(鈴木亮平)を心置きなく江戸に行かせ、手切れ金を江戸行きの資金にするためなのにね。
薩摩のおなごは立派ばい! 強かばい! ←薩摩弁、合ってる?
……………
家族と友情と愛情の物語だった。
家族は吉之助の江戸行きのために内職をしてお金を稼ぎ、
友は頭を下げてお金を集める。
篤姫は西郷を同志とし、妻は自分を悪者にして夫を支えた。
須賀の中では、さまざまな想いが渦巻いていたのだろう。
・〝不吉な嫁〟という囚われ~西郷家での居心地の悪さ
・やさしすぎる夫への引け目~わがままな自分にはもったいない男
・合理的な自我~西郷家の人たちのように無邪気に西郷の江戸行きを喜べない。
徹底的な現実主義者。
面白いキャラクターですね。
西郷家周囲の人物が均質なのに対し、ひとり異彩放っている。
熊吉(塚地武雅)と180度違う人物。
あと1話くらい、吉之助との夫婦生活(心のふれ合い)を見たかった。
……………
作品全体に関して言えば、
以前借りた百両はどこに言ったの? とツッコミたくなる。
吉之助の江戸行きは将来あり得るのだから、フツー確保しておくだろう。
計画性なさ過ぎ。
須賀が家計を仕切っていたら、絶対、散財はさせなかったはず。
あとは、この作品、やはり政治色を抑えていますね。
吉之助はともかく、大久保(瑛太)あたりはペリー来航で、もっと大騒ぎしてもいい気がする。
今の所、吉之助は斉彬(渡辺謙)崇拝以外、政治的に真っ白。
人の良い薩摩の田舎侍という感じ。
江戸行きで変わるのだろうか?
以前コウジさんがおっしゃっていたとおり「篤姫」系ですね。
多くの幕末ファンの方々にはご不満かもしれませんが、私はこれでよいと思います。
私は個人的に幕末物、特に倒幕サイドからの話にはイデオロギー性を感じて醒めてしまうタイプだからかもしれませんが。
ともあれ、政治がらみで歴史を見ようとすれば様々な立場や意見があるでしょうが、「ひたすら周囲に優しかった男(人の良い薩摩の田舎侍)」で一貫するならば誰でも楽しめる話になるように思います。
またそれなら西南戦争まで筋が通せそう-中村半次郎(桐野利秋)ら自分を慕う者たちを放っておけなかった-な気がしますし。
>あと1話くらい、吉之助との夫婦生活(心のふれ合い)を見たかった。
私もまったく同感で、「愛の物語」は意外とさっぱりしていたと感じています。
公式HPでの橋本愛さんへのインタビューでも
>決して、手切れ金を持たせて旦那さまを江戸に行かせた、っていう美談だけじゃないと思うんですね。
>そこには、本当に好きになってきた旦那さまと離れる不安、貧しい生活に耐えられない須賀さんの弱さもあっただろうと思います。
>大きな愛だけじゃなく、格好悪さもきっと内在している。
>感情は決して一面じゃないし、それが人間なんだろうと思います。
とのことでした。
政治色を抑えた以上、思い切って「人物ドラマ」に徹して、そうしたところまでもう一歩踏み込んで描いても良かったように思うのですが。
堪え性が無いので 4話までで降りました。
やはり 糸の年齢 考え無しの莫大な借金(経済観念の無さ)には
ついていけませんでした。
来年も 脚本家と相性が悪いので もし生きていたら再来年に期待します。
レビューには全然 関係無くて恐縮ですが
今 見ているドラマは
「アンナチュラル」「隣の芝生・・・」と
腹立ちながら なおも見ている「anone」です。
江口のり子さんが演じる人の性根を見届けたいの最後まで見るつもりです。
ただ、結婚した時期が悪かったんでしょうね。
もう少し西郷家の経済事情が安定していて、吉之助と須賀との間に信頼関係がもっと強く出来てれば、あの二人は良い夫婦になれた気がします。
それでも、須賀は西郷吉之助という男に惹かれたんでしょうね(出なければ、実家に金を頼むなんて出来ませんよ)
史実でも西郷は須賀にはすまないことをしたと後々まで後悔してたそうです。
また須賀が江戸行きを反対したのは、彼女の弱さもありますけど。
自分はあなたの妻なんですかという叫びもあった気がします。
それでも、今回の西郷どんで如何に吉之助の夢を叶えるために彼の家族や仲間たちや下鍛治町郷中の二才や稚児たちが金策に奔走するさまは、如何に吉之助が皆に慕われてるのか解りますね。
同時に正助たちの奔走から、吉之助が後の大西郷といわれるカリスマを感じます。
そうそう、熊吉は実在の人物で西郷家に古くから仕えている使用人だそうです。
また、西郷家の借金は明治維新から数年たって返済したんですが、板垣氏は借りた金額だけで利息は貰わなかったそうです。
いつもありがとうございます。
幕末で政治を扱えば、イデオロギー性が出てくる。
おっしゃるとおりですね。
『花燃ゆ』などはイデオロギー性が究極まで行って、松陰門下がテロリストのようになっていましたし。
僕としては少し物足りない感じもしますが、これがドラマとしては正解なんでしょうね。
今作は非常に見やすい。
インタビューの橋本愛さんの言葉は深いですね。
美談だけでなく、
>そこには、本当に好きになってきた旦那さまと離れる不安、貧しい生活に耐えられない須賀さんの弱さもあっただろうと思います。
>大きな愛だけじゃなく、格好悪さもきっと内在している。
>感情は決して一面じゃないし、それが人間なんだろうと思います。
これを理解して演じておられたので、須賀が視聴者には美談だけでは割り切れない、モヤモヤした〝複雑な人物〟になった。
今作は、いい人ばかり登場するので、もっと〝クセのある人物〟〝裏表のある人物〟を登場させてもらいたいですね。
おひさしぶりです。
megumiさんが懸念した〝考え無しの莫大な借金(経済観念の無さ)〟が今回、現実になりましたよ。
あの百両を大事に使っていれば、今回のような苦労も、須賀との離婚もなかったかもしれない。
一方、西郷家の人柄の良さが、江戸行きの資金を集める周囲の動きにも繋がったわけで、物事の収支は何をやってもトントンなのかもしれません。
ご覧になっているのは、「アンナチュラル」「隣の芝生」なんですね。
そして、「anone」を継続していらっしゃる。
僕は「anone」は挫折し、「アンナチュラル」「隣の芝生」は見ていないので、完全にすれ違いですね……。
「anone」は最終回だけを見ようかな、などと姑息なことを考えています(笑)
スポットの予告などを見ると、偽札→手術代という流れになっているようですね。
いつもありがとうございます。
>自分はあなたの妻なんですかという叫びもあった気がします。
なるほど、こういう須賀の思いもあったわけですね。
こんなふうにいろいろ語り合えることが、須賀さんの複雑さなんですよね。
熊吉では分かりやす過ぎて何も語れませんし。
今回のエピソードは、まさに〝人望の西郷〟という感じですね。
もっと成熟して大人になった西郷はどんな魅力的な人物になるんでしょう?
特に西郷が偉くなって権力を持った時。
権力を持つと人は変わりますしね。
熊吉は実在の人物何ですか。
単純明快なキャラですが、塚地武雅さんの演技のせいでしょうか、妙な存在感がありますよね。
そして板垣氏は利息をもらわなかかったんですか。
明治の世ともなれば、吉之助は〝大西郷〟ですから、いろいろ要求してもいいくらいなんですけどね。
板垣氏の〝品〟を感じますね。
逆に権力者に群がる利権屋は本当に醜い。