横浜市長選で自民党が負けた。
小此木八郎氏。
自民党の衆議院議員で、菅内閣では国家公安委員長。
父親の代から神奈川に強力な地盤を持つ。
菅義偉が必勝を目指して立てた市長候補。
横浜は菅義偉の地元。
このような小此木氏が負けた。
勝利した立憲民主党推薦の山中氏には、パワハラ疑惑や演説が超下手というマイナスもあったのに大差で負けた。
敗因は、IR誘致の件もあるが、菅義偉への不信任だろう。
コロナでは後手後手、オリパラには強引な菅義偉へのNO!
ところが菅義偉には、それが理解できていないらしい。
官邸関係者に拠ると、
「いまだに菅首相はなぜ、小此木氏で勝てなかったのか、自分が動いたのになぜだ、と敗因を理解できずにいます。首をかしげていました」
もし、これが本当だとしたら、菅ちゃん、すごいな、その自信はどこから来る?
東京都議選を含めたほとんど地方選挙で負けてるんだぞ。
覇気がない、目が死んでいる、チンパンジーって、みんなにバカにされてるんだぞ。
広島で原稿を読み間違えたり、1ページ飛ばして失笑を買ってるんだぞ。
安倍晋三は絶好調の時は浮かれていたが、いったん旗色が悪くなると、しゅんとしていた。
結果、二度目の辞任。
ところが菅義偉は?
安倍はお坊ちゃんだが、菅は一応、叩き上げらしいのでメンタルが強いのかね?
……………………………………………
そんな菅義偉の思惑とは別に、永田町では「菅降ろし」が始まりそうだ。
その一番の理由は──「菅が首相では選挙で戦えない」
9月30日の自民党総裁選で、立候補の意思表示をしているのは
・岸田文雄~本日正式に表明
・高市早苗~雑誌インタビューで
・下村博文~記者に聞かれて
注目すべきは、安倍晋三や麻生太郎が誰を推すか、かな?
岸田文雄や下村博文を推せば、菅の再選はなくなりそう。
菅をバックアップするのは二階俊弘だけになる。
高市早苗は、ダークホースになりそうだが、MMT理論に基づく大規模財政出動を唱えていて、麻生太郎や財務省が邪魔しそう。
一方、安倍は簡単に岸田や下村を推せない理由があるらしい。
・桜を見る会の会費立替え問題~検察審査会で不起訴不当が出て再捜査
・河井案里夫妻の収賄事件~自民党からの選挙資金1.5億の一部が安倍事務所に貫流しているという疑惑
このふたつの爆弾を抱えているからだ。
これらを菅が黙認して、地検特捜部が動けば、安倍は逮捕されるかもしれない。
だから安倍は現状、菅続投を表明している。
というわけで、永田町は政局です。
安倍・麻生・甘利(3A)VS 二階(2F)・菅。
3Aとしては、菅を降ろして自分の意のままにできる総理大臣をつくり、
二階を引退させて、甘利明が自民党幹事長になるというシナリオか?
一方、菅義偉には秘策があると言われている。
現状の緊急事態宣言明けが9月12日。
自民党総裁選告示が9月19日。
この12日~19日の間に解散して総裁選前に衆議院選挙をおこない、勝利して首相を続けるというシナリオだ。
まあ、菅で勝てるどうかはわからないけど。
でも、現在のコロナの5波が何となくピークアウトして、
オリパラを何とかやり遂げた実績とワクチン接種の実績を打ち出せば、少しの負けで済むかもしれない。
しっかし、まあ、よく首相なんていう面倒なものになりたがるよな。
まして今はコロナ禍だぞ。
火中の栗を拾うようなもの。
この点、総裁選不出馬を表明した石破茂は賢いな。
あるいは最近、政府批判のなくなった石破だが、何か菅に弱みでも握られているのか?
以上のような点で、横浜市長選は今後の政局をつくる選挙だった。
※関連記事
横浜市長選で衝撃の大敗 菅首相が総裁選前に電撃解散も「勝ち抜くと驚嘆のメンタル」(アエラ)
小此木八郎氏。
自民党の衆議院議員で、菅内閣では国家公安委員長。
父親の代から神奈川に強力な地盤を持つ。
菅義偉が必勝を目指して立てた市長候補。
横浜は菅義偉の地元。
このような小此木氏が負けた。
勝利した立憲民主党推薦の山中氏には、パワハラ疑惑や演説が超下手というマイナスもあったのに大差で負けた。
敗因は、IR誘致の件もあるが、菅義偉への不信任だろう。
コロナでは後手後手、オリパラには強引な菅義偉へのNO!
ところが菅義偉には、それが理解できていないらしい。
官邸関係者に拠ると、
「いまだに菅首相はなぜ、小此木氏で勝てなかったのか、自分が動いたのになぜだ、と敗因を理解できずにいます。首をかしげていました」
もし、これが本当だとしたら、菅ちゃん、すごいな、その自信はどこから来る?
東京都議選を含めたほとんど地方選挙で負けてるんだぞ。
覇気がない、目が死んでいる、チンパンジーって、みんなにバカにされてるんだぞ。
広島で原稿を読み間違えたり、1ページ飛ばして失笑を買ってるんだぞ。
安倍晋三は絶好調の時は浮かれていたが、いったん旗色が悪くなると、しゅんとしていた。
結果、二度目の辞任。
ところが菅義偉は?
安倍はお坊ちゃんだが、菅は一応、叩き上げらしいのでメンタルが強いのかね?
……………………………………………
そんな菅義偉の思惑とは別に、永田町では「菅降ろし」が始まりそうだ。
その一番の理由は──「菅が首相では選挙で戦えない」
9月30日の自民党総裁選で、立候補の意思表示をしているのは
・岸田文雄~本日正式に表明
・高市早苗~雑誌インタビューで
・下村博文~記者に聞かれて
注目すべきは、安倍晋三や麻生太郎が誰を推すか、かな?
岸田文雄や下村博文を推せば、菅の再選はなくなりそう。
菅をバックアップするのは二階俊弘だけになる。
高市早苗は、ダークホースになりそうだが、MMT理論に基づく大規模財政出動を唱えていて、麻生太郎や財務省が邪魔しそう。
一方、安倍は簡単に岸田や下村を推せない理由があるらしい。
・桜を見る会の会費立替え問題~検察審査会で不起訴不当が出て再捜査
・河井案里夫妻の収賄事件~自民党からの選挙資金1.5億の一部が安倍事務所に貫流しているという疑惑
このふたつの爆弾を抱えているからだ。
これらを菅が黙認して、地検特捜部が動けば、安倍は逮捕されるかもしれない。
だから安倍は現状、菅続投を表明している。
というわけで、永田町は政局です。
安倍・麻生・甘利(3A)VS 二階(2F)・菅。
3Aとしては、菅を降ろして自分の意のままにできる総理大臣をつくり、
二階を引退させて、甘利明が自民党幹事長になるというシナリオか?
一方、菅義偉には秘策があると言われている。
現状の緊急事態宣言明けが9月12日。
自民党総裁選告示が9月19日。
この12日~19日の間に解散して総裁選前に衆議院選挙をおこない、勝利して首相を続けるというシナリオだ。
まあ、菅で勝てるどうかはわからないけど。
でも、現在のコロナの5波が何となくピークアウトして、
オリパラを何とかやり遂げた実績とワクチン接種の実績を打ち出せば、少しの負けで済むかもしれない。
しっかし、まあ、よく首相なんていう面倒なものになりたがるよな。
まして今はコロナ禍だぞ。
火中の栗を拾うようなもの。
この点、総裁選不出馬を表明した石破茂は賢いな。
あるいは最近、政府批判のなくなった石破だが、何か菅に弱みでも握られているのか?
以上のような点で、横浜市長選は今後の政局をつくる選挙だった。
※関連記事
横浜市長選で衝撃の大敗 菅首相が総裁選前に電撃解散も「勝ち抜くと驚嘆のメンタル」(アエラ)
記事の作成お疲れ様です
自民党総裁選は余り興味がありませんが 菅義偉氏は落選しそうですね。
ま、其れにしても横浜市長選で野党が推した候補が大勝した事は次の衆議院選挙
に弾みが付きました。 此れで野党共闘が成功すれば 政権交代も夢ではありません。
いつもありがとうございます。
地方選では共闘して成果を出していますが、
衆議院選でどれくらいの共闘が出来るかがポイントですよね。
立民の判断やいかに。
地方選をみると、連合のバックアップより共産党との共闘の方が有効な感じ。
自民党に公明党があるように、立憲民主党に共産党があったもいいと思うんですが。
すべては枝野氏の決断ですよね。
以前も書きましたが、立民が連合を説得できないようなら、国民の理解も得らるのは難しいのではないかと考えています。