「お先に勉強させてもらいました」
僕には落語家の知り合いがいるんだけど、高座の後にはこう言うらしい。
高座に上がる時は、
「お先に勉強させてもらいます」
落語家さんは日々が修行。毎日が勉強。
これはいい作法だな。
さて、ここまでが枕。
今回のエピソードに拠ると、
落語家の世界では「パワハラ」「セクハラ」が当たり前らしい。
落語家はすべて「洒落」で生きている、みたいな台詞もあった。
・厳しい修行、絶対的な師弟関係→「パワハラ」
・色恋、艶色→「セクハラ」
・ちょっとしたことですぐに糾弾される社会→「洒落」が通らない社会
落語家は現代社会ではちょっと生きにくい。
脚本の輿水さんはこれを描きたかったんだろうけど、
これを前面に出すと「パワハラ」「セクハラ」肯定と捉えられかねないので、筆を抑えたのかな?
イマイチメッセージが伝わって来なかった。
「路里多」→ロリータが面白いかはわからないけど、まあ、これが洒落の世界。
そう言えば、
知事から芸能界に戻ってきた東国原英夫さんがビートたけしさんに新しい芸名をつけてくれと頼んだ時、たけしさんはこんな芸名を提案したらしい。
キム・ジョンウンコ(笑)
やくみつゆ(笑)
たけしさんは今回の椿家團路(笹野高史)に通じるものがある。
…………………
今回のトリックはどこか既視感があった。
とある海外ドラマでは──
『ずっと寝たきりの植物人間の人が実は寝たふりをしていて、
深夜病院を抜けだして殺人をおこなっていた』というのがあった。
偽装という点でちょっと似ている。
右京さん(水谷豊)の推理は、本人も「僕の勝手な妄想」と言っていたけど、
状況証拠からの推理で、立証するには司法解剖しなくてはならない。
犯人もどこか間が抜けてて、動機もはっきりしているから、
クリスティの某作を知っていれば真相は何となくわかってしまう。
これらの点でミステリーとしては甘い。
今回は噺家の世界の雰囲気を楽しむ作品なのだろう。
僕には落語家の知り合いがいるんだけど、高座の後にはこう言うらしい。
高座に上がる時は、
「お先に勉強させてもらいます」
落語家さんは日々が修行。毎日が勉強。
これはいい作法だな。
さて、ここまでが枕。
今回のエピソードに拠ると、
落語家の世界では「パワハラ」「セクハラ」が当たり前らしい。
落語家はすべて「洒落」で生きている、みたいな台詞もあった。
・厳しい修行、絶対的な師弟関係→「パワハラ」
・色恋、艶色→「セクハラ」
・ちょっとしたことですぐに糾弾される社会→「洒落」が通らない社会
落語家は現代社会ではちょっと生きにくい。
脚本の輿水さんはこれを描きたかったんだろうけど、
これを前面に出すと「パワハラ」「セクハラ」肯定と捉えられかねないので、筆を抑えたのかな?
イマイチメッセージが伝わって来なかった。
「路里多」→ロリータが面白いかはわからないけど、まあ、これが洒落の世界。
そう言えば、
知事から芸能界に戻ってきた東国原英夫さんがビートたけしさんに新しい芸名をつけてくれと頼んだ時、たけしさんはこんな芸名を提案したらしい。
キム・ジョンウンコ(笑)
やくみつゆ(笑)
たけしさんは今回の椿家團路(笹野高史)に通じるものがある。
…………………
今回のトリックはどこか既視感があった。
とある海外ドラマでは──
『ずっと寝たきりの植物人間の人が実は寝たふりをしていて、
深夜病院を抜けだして殺人をおこなっていた』というのがあった。
偽装という点でちょっと似ている。
右京さん(水谷豊)の推理は、本人も「僕の勝手な妄想」と言っていたけど、
状況証拠からの推理で、立証するには司法解剖しなくてはならない。
犯人もどこか間が抜けてて、動機もはっきりしているから、
クリスティの某作を知っていれば真相は何となくわかってしまう。
これらの点でミステリーとしては甘い。
今回は噺家の世界の雰囲気を楽しむ作品なのだろう。
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