「24」 シーズン2 第14話では核爆弾がどこにあるかがメインテーマとなる。
マリーが空港で捕まり、ジャックが尋問するのだ。
マリーは肩を撃たれ、弾丸を抜いてもらえない。
ジャックは言う。
「弾丸が入っているから痛い。正直に話せば弾丸も抜くし、痛み止めも打ってやる」
だが、マリーはしゃべらない。主義のために命を既に捨てていると言う。
ジャックは信じない。
「心の底ではそう思っていないはずだ。俺は命を惜しまぬ人間の目を知っている」
やがてマリーは痛みからショック状態に陥る。
マリーはテロ組織から教えられたことを繰り返すだけになる。
ジャックは5分だけ有効な鎮痛剤を与え、朦朧とした意識の中でマリーにしゃべらせようとする。姉のケイトを使って。
そして、マリーは言う。
「スーツケースの中に爆弾は入っている。スーツケースを積んだバンはダウンタウンのアルゴタワーに向かっている」
ジャックは「レベル1の非難を実行させろ」と指示を出すが、バンの種類などを問いつめていくうちに矛盾を発見して、マリーの嘘を見破る。
この一連のやりとり。
二転三転して実にスリリングだ。
捜査のプロ・ジャックの凄さが描かれる。
アメとムチの使い分け。
尋問者を変える。
そして、嘘を見破る手法。
爆弾のありかを吐かせるというテーマがはっきりしているだけにシナリオライターの腕の見せ所だ。
また、第14話では他の人物にも新たな問題が巻き起こる。
CTUのミシェルは、本部から派遣されてきた元女性上司と対立する。
CTUのチーフがジョージからトニーに替わる。ジョージが被爆して指揮不能になったためだ。トニーはジョージから本部と繋ぐアクセスコードを渡される。
大統領の方では、妻のシェリーが疑惑を持たれる。
真偽がわからぬシェリーに対し大統領は言う。
「君を信じていいか確かめる気力も時間もない」
ジャックの娘キンバリーも核シェルターを作り、山中に隠棲するロニーに幽閉されそうになる。ラジオ・テレビのコードを抜いたロニーに「ロスに核爆弾が落ちた。シェルターに非難しよう」と言われるのだ。
その嘘がばれて出て行くキンバリーにロニーが言うせりふが哀しい。
ロニーは言う。
「おれのこと知りたくないの?おれと話したくないの?」
★研究ポイント
連続物のドラマの作り方。
ひとつの事件が解決したら、また次の事件が起こる。
しかも同時進行。
誰が本当のことを言っているかわからないという裏表のある人物造型。
「アンフェア」も同様の作りを狙っているが、あくまで起こる事件はひとつである。他の人物のドラマ・事件はない。しかも4話をかけての解決。
★追記
マリーとケイトには次のようなやりとりも。
ケイトに銃を向けテロリストのマリーは言うのだ。
マリー「以前の私は空っぽだった。でも、この国のやっていることが世界中に苦をもたらしていることが分かった時、自分を取り戻した」
ケイト「狂信者に洗脳されているのよ。大量殺人の犯人になりたいの?罪のない人を殺したいの?」
マリー「わたしはあなたを撃てるわ。私の使命はケイトの命より大事なものだから。わたしの命より大事なものだから」
洗脳された狂信者の人物造型としてここに残しておきたい。
★追記
ロニーがキンバリーに銃を向けるシーンもサスペンスがある。
シェルターから出て行こうとするキンバリーにロニーは銃を向ける。
キンバリーを撃つのかと思いきや、銃を渡す。
山の中にジャッカルがいて危ないからと言って銃を渡すのだ。
マリーが空港で捕まり、ジャックが尋問するのだ。
マリーは肩を撃たれ、弾丸を抜いてもらえない。
ジャックは言う。
「弾丸が入っているから痛い。正直に話せば弾丸も抜くし、痛み止めも打ってやる」
だが、マリーはしゃべらない。主義のために命を既に捨てていると言う。
ジャックは信じない。
「心の底ではそう思っていないはずだ。俺は命を惜しまぬ人間の目を知っている」
やがてマリーは痛みからショック状態に陥る。
マリーはテロ組織から教えられたことを繰り返すだけになる。
ジャックは5分だけ有効な鎮痛剤を与え、朦朧とした意識の中でマリーにしゃべらせようとする。姉のケイトを使って。
そして、マリーは言う。
「スーツケースの中に爆弾は入っている。スーツケースを積んだバンはダウンタウンのアルゴタワーに向かっている」
ジャックは「レベル1の非難を実行させろ」と指示を出すが、バンの種類などを問いつめていくうちに矛盾を発見して、マリーの嘘を見破る。
この一連のやりとり。
二転三転して実にスリリングだ。
捜査のプロ・ジャックの凄さが描かれる。
アメとムチの使い分け。
尋問者を変える。
そして、嘘を見破る手法。
爆弾のありかを吐かせるというテーマがはっきりしているだけにシナリオライターの腕の見せ所だ。
また、第14話では他の人物にも新たな問題が巻き起こる。
CTUのミシェルは、本部から派遣されてきた元女性上司と対立する。
CTUのチーフがジョージからトニーに替わる。ジョージが被爆して指揮不能になったためだ。トニーはジョージから本部と繋ぐアクセスコードを渡される。
大統領の方では、妻のシェリーが疑惑を持たれる。
真偽がわからぬシェリーに対し大統領は言う。
「君を信じていいか確かめる気力も時間もない」
ジャックの娘キンバリーも核シェルターを作り、山中に隠棲するロニーに幽閉されそうになる。ラジオ・テレビのコードを抜いたロニーに「ロスに核爆弾が落ちた。シェルターに非難しよう」と言われるのだ。
その嘘がばれて出て行くキンバリーにロニーが言うせりふが哀しい。
ロニーは言う。
「おれのこと知りたくないの?おれと話したくないの?」
★研究ポイント
連続物のドラマの作り方。
ひとつの事件が解決したら、また次の事件が起こる。
しかも同時進行。
誰が本当のことを言っているかわからないという裏表のある人物造型。
「アンフェア」も同様の作りを狙っているが、あくまで起こる事件はひとつである。他の人物のドラマ・事件はない。しかも4話をかけての解決。
★追記
マリーとケイトには次のようなやりとりも。
ケイトに銃を向けテロリストのマリーは言うのだ。
マリー「以前の私は空っぽだった。でも、この国のやっていることが世界中に苦をもたらしていることが分かった時、自分を取り戻した」
ケイト「狂信者に洗脳されているのよ。大量殺人の犯人になりたいの?罪のない人を殺したいの?」
マリー「わたしはあなたを撃てるわ。私の使命はケイトの命より大事なものだから。わたしの命より大事なものだから」
洗脳された狂信者の人物造型としてここに残しておきたい。
★追記
ロニーがキンバリーに銃を向けるシーンもサスペンスがある。
シェルターから出て行こうとするキンバリーにロニーは銃を向ける。
キンバリーを撃つのかと思いきや、銃を渡す。
山の中にジャッカルがいて危ないからと言って銃を渡すのだ。