平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

サラリーマン川柳

2006年02月08日 | エッセイ・評論
サラリーマン川柳は時代を表現する。
基本は家に居場所がないオヤジ像。
妻が強く、子が強い。

1 ウォームビズ ふところ常に クールビズ
2 わが家にも 抵抗勢力 妻(つま)むすめ・・
3 健診日 前夜だけでも 休肝日
4 「はい」と言え 俺は家でも 言ってるぞ
5 ウォームビズ 顔まで みごとに 厚化粧
6 片付けろ! 言ってた上司が 片付いた
7 ご主人様 たまには家でも 呼ばれたい
8 メイドカフェ 冥土のみやげに 行ってやる
9 一点で 二転三転 志望校
10 「買っていい?」 聞く時既に 買ってある
11 妻準備 いい日 旅立ち 退職日
12 ダイエット 食費以上に 金かけて
13 耐震の 強度増すのは 妻ばかり
14 待つことが 愛だと知った 地球博
15 フォー!に萌え~ 意味は知らぬが 言ってみる
16 サラ川は 世相と本音の 早見表
17 刺客だと 言われ遠くへ 飛ばされた
18 子はゲーム 家ではパパが 無視キング
19 チルドレン きっと来る来る 反抗期
20 年金は いらない人が 制度決め
21 給料も あるといいのに リバウンド
22 エイ・エイ・オー!! 気合い入らず エイ・エイ・フォー!!
23 ポイントの カードで膨らむ 我が財布
24 連れてって 今じゃ ひとりで 行って来て!
25 健康に なればなるほど 薬増え
26 腑に落ちない ペットと俺の 生活差
27 脛かじる 息子の小遣い 俺の倍
28 ケイタイを 持つ気にさせた 孫の声
29 娘まで 何を聞いても 「個人情報」
30 飲みすぎて 駅のホームが マイホーム
31 わが人生 ピンチのあとに チャンスない
32 あの社長(しゃちょう) あの大(だい)リーガーも 同(おな)い年
33 妻の口 マナーモードに 切りかえたい
34 0歳児 服の値段は 俺の倍
35 ただいまに 昔笑顔で 今寝顔
36 いい女 昔は「燃えろ!」で 今は「萌え~」
37 怖(こわ)いのは 地震 津波に テロと妻
38 20代 初めて知った 好景気
39 痩せるツボ 脂肪が邪魔し 探せない
40 気にかかる メールがはやい あのおやじ
41 我が家では みんなが妻の チルドレン
42 愛してる あなたがもらう 年金を
43 カーナビは 曲がれと言うが 今は無理
44 ワイシャツに 付いた朱肉に 飛ぶ皮肉
45 「遅いわねぇ」 気づいてくれよ プチ家出
46 エリートの つもりで入社が デリートに
47 かけ込んで 視線が痛い 専用車
48 セキュリティ 一番手薄な 妻の口
49 ハードゲイ? オレの時代は ミーとケイ
50 おかえりと 言ってくれるは メイドだけ
51 ブログって インターネットの 付録なの
52 酔いつぶれ 支援マップで 無事、帰宅
53 同窓会 終わってほっと 太り出す
54 我が娘 妻の刺客に 昇格か
55 急ぐなよ 無理をするなよ いつ出来る?
56 金色の 皿はまずいと 子に教え
57 散髪代 俺は千円 犬 一万
58 離婚劇 昔成田で 今熟年(シニア)
59 鬼嫁も 居るだけいいよと 励まされ
60 我が社では 部長のギャグが クールビズ
61 昔バー 今は病院 ハシゴする
62 昼食は 妻がセレブで 俺セルフ
63 見切りつけ 辞めた会社が 成長し
64 人生の 第二職場は 妻の部下
65 大画面 見やすい距離は 台所
66 パックする おしゃべりしない 妻が好き
67 飲みません 個人情報 喋るから
68 旅先の 妻から電話 「ゴミ出したあ」
69 喫煙所 名前は知らぬが 顔見知り
70 二歳だろ トロ ウニ 選ぶな 卵食え
71 忘れてた! 気づいたことも 忘れたい
72 フォーという 麺もラモンも コシ命
73 総選挙 家では妻が 総占拠
74 チルドレン 昔「かすがい」 今「刺客」
75 ”軽くヤバイ” ぜい肉よりも 我が会社
76 忘年会 サイフの代わりに 呼ぶ上司
77 初孫に 大人六人 総がかり
78 年金の 出る頃妻は 家を出る
79 違うけど 社長が言うから そうですね
80 パパになり 思わず部下に 『いいでちゅよー』
81 マイブログ 立ち上げたけど 話題なし
82 マンションの モデルルームで はねてみる
83 ゴルフ場 ファーとまちがえ フォーと言う
84 コンビニを おでんのダシで 言い当てる
85 少子化を 食い止めたいが 相手なし
86 コンビニの 「あたためますか?」で 癒される
87 ケンカした 弁当開けた カラだった
88 ババシャツも 名誉回復 ウォームビズ
89 妻の顔 昔モナリザ 今ムンク
90 道たずね 防犯ブザーを 鳴らされる
91 妻の感 GPSより 精度良(よ)し
92 なぜやせぬ 口ほど動くと すぐやせる
93 定期券 得した気がする 休日出勤
94 我が職場 垣根はないが 溝がある
95 檄とばし 部下のヤル気も 消しとばし
96 すわろうと ねこをどかすと 妻おこる
97 「何食べたい?」 俺の言ったの 作れるか
98 家族割 こんな時ダケ 家族ダネ
99 破れてる ジーパン繕い 怒られた
100 幼稚園 弁当ある日は 俺もある

★研究ポイント
 自分の日常をどう切り取るかエンタテインメント。
 ここに描かれた内容から何を表現するか?
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Ns’あおい 第5話

2006年02月08日 | 職業ドラマ
 第5話はサスペンス。
 前半にサスペンスシーンに至る前ふりが描かれる。

1.MRI
 MRIは強力な磁力を使った器械。
 援助金の視察団の前で説明する医師・江藤の時計が壊れる。
2.ペースメーカー
 ペースメーカーは強力な磁気に近づけてはいけないことが語られる。
3.抗生物質の二重投与
 カルテが専門によって別であるため、たまたま耳鼻科の治療を受けた内科の患者が耳鼻科と内科の両方から与えられた抗生物質を飲んでしまう。抗生物質の二重服用は基本的にNG。

 以上の前ふりがあって、サスペンスシーンが描かれる。

 ペースメーカーをつけた患者・大黒さくらが耳鳴りがすると言って、MRIの検査を受けてしまうのだ。
 さくらが行ったのは耳鼻科。
 耳鼻科の医師は脳梗塞の怖れがあると言って、MRI検査を行ってしまう。
 また、さくらは老齢であるため、MRIがNGであることをはっきり覚えていない。担当した医師・江藤の聞き方も杜撰だった。

 そして、あおいはさくらの異変に気づく。
 MRI検査を受けたことを聞き出して、技師の所に確認に行く。
 さくらには「ちょっと待っててね」と言って出ていくが、さくらは遅れると嫁に怒られるからと言って病院を出てしまう。

 さくらを探すあおい。
 高樹は「いつ心停止でてもおかしくない状態」と告げる。

★研究ポイント
 サスペンスシーンの作り方。
 その他、さくらがMRI検査を受けている検査室の前をあおいが通り過ぎるといった小技も。
 さくらがいつも使っている買い物用の手押し車が検査室の前に置かれているのだ。あおいは気がつかずに通り過ぎてしまう。

★追記
 サスペンスシーンだけではドラマは成り立たない。
 今回はペースメーカーの患者にMRI検査を行った病院のチェックミスが問われる。
 あおいがこの点で病院とぶつかるのだ。
 これに対し病院は
「どうして君は問題を大きくするのか?医者と高齢の患者さんの言うことのどちらに信憑性があると言うのだね」
 あおいの理解者である高樹は大人の対応をする。
「病院を問いつめても何も生まれない。正しいことを主張しても、いつも正しいわけではない。大事なのは二度とミスを起こさないことなんだ。江藤は今回のことを重く受け止めている。二度と同じミスを犯さないだろう」

★追記
 HPにあった第4話の医療用語を書いておきます。
●アンビュー……アンビューバックのこと。手動で人工呼吸を行う器具。
●心マ……心臓マッサージ。
●Vf(心室細動)
心室が無秩序に興奮し、心筋が震えているような状態。
心臓はポンプとして機能せず、全身に血液を送ることが不可能になる。
●緊張性気胸(ききょう)
 吸気時、胸腔内に一方的に空気が流れ込み胸腔内圧が陽性となり患側肺の虚脱が顕著になる状態。呼吸困難が強く、血圧低下、ショックなどに到ることがある。速やかな胸腔ドレナージ、適切な呼吸循環管理が救命に必要である。
●気管挿管
 上気道の確保をするために、合成樹脂製などの気管内チューブを経口的あるいは径鼻的に気管内に挿入すること。最も確実な気道確保法とされる。
●エア
 空気のこと。4話では、緊張性気胸により胸腔内に貯留した異常な空気のことを指す。
●ヒヤリハット……ヒヤリ、ハッとするようなミスのこと。
●徐脈(じょみゃく)
 心拍数が減少した状態で、通常毎分60回以下を指す。心拍数が大幅に減少することにより、失神などを起こすことがある。
●一過性脳虚血(きょけつ)発作
 脳局所の血流減少(虚血)により、神経学的な局所症候が出現するが、短時間のうちに何ら症状を残さずに回復する発作。この発作は脳梗塞の警告兆候として重視される。
●民間救急車
 国土交通省の免許とその地域を所管する消防署の認定を受けた民間の会社などが、「患者等搬送事業」として寝たきりの方やけが、病気などで歩行が困難な方が入院や退院、転院などをする際に、送迎や輸送を実施する専門車両。
●AED
 自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略。心室細動などの危険な不整脈を起こした心臓に電気ショックを与え、心拍を回復させる器具。
●ドレナージ
 創腔および体腔に貯留した異常な気体・液体を体外に排出すること。
●ドレーン
 創腔および体腔に貯留した異常な気体・液体を体外に排出するための管。
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