平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

稲田防衛大臣、PKOの日報隠蔽を了承~安倍内閣は隠蔽とウソばかり!

2017年07月19日 | 事件・出来事
 次から次へと出てくるな。
 稲田防衛大臣が、南スーダンの自衛隊の日報の隠蔽について報告を受け、隠蔽を了承をしたというのだ。

 はあ~、ため息が出てくるね。
 稲田防衛大臣は先の国会で、
「改めるべき隠蔽体質があれば私の責任で改善していきたい」
 などと、ご立派なことを言っていたが、完全にウソを言っていたことになる。

 もちろん彼女は、早速、これを否定したようだが、果たしてどうなるのか?
 森友学園の顧問弁護士をやっていたことも後になって事実だとわかったし、次々と事実をつきつけられ、また認めることになるのではないか?
 本当に脇が甘い朋美ちゃん。

 というか、安倍晋三はどうして稲田朋美を更迭しないのか?
 北朝鮮や中国の脅威が迫ってるんだろう?
 だったら、もっと、しっかりした防衛大臣にしろよ。
 今回の件だって、防衛省内部からの告発だろう?
 彼女は自衛官から全く信頼されていない。
 
 それに稲田朋美って、ヤバいんだよな。
 仲間内の講演会では、自分の国を守るためには、
 

 政治信条については、
 

 人権より国家が大事な妄想型の国家主義者。
 そんな彼女をスカウトして重用した安倍晋三も同じ思想の持ち主か?
 …………

 書類の隠蔽という点では、森友学園や加計学園問題が思い出される。
 森友問題では、財務省は「書類は全部、破棄しました」
 加計問題では、文科省は当初、「探したけど、ありませんでした」
 今治市職員の官邸訪問記録もなければ、内閣府の官僚のメモも残っていない。

 安倍内閣では、書類は全部なくなってしまうようだ(笑)
 記憶もなくなってしまうようで、国会の質問では「記憶にございません」(笑)

 安倍内閣って、戦後で〝最低最悪の内閣〟だと思う。
 仮に安倍がいなくなっても、アベノミクスで大量に刷った400兆のお金が国民に借金としてのし掛かってくる。
 ほんと何とかしてくれよ。
 バカに権力を持たせると、こういうことになる。


※関連記事
 稲田防衛省 PKO日報隠蔽了承 国会で虚偽説明(毎日新聞)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コード・ブルー 第1話~藍沢「それに、救命にはお前がいる」と告白した後で、「お前は面白い」とかわす

2017年07月18日 | 職業ドラマ
 必要な時に必ずやって来る藍沢耕作(山下智久)。
 緋山美帆子(戸田恵梨香)はそんな藍沢に「来るなら、もっと早く来いよ」とツッコミを入れる。
 藤川一男(浅利陽介)は頼りなげで不平ばかり言うが、いざとなると、しっかり仕事をする。
 そして、
 白石恵(新垣結衣)は24時間救命のことを考えている真面目キャラで、リーダーとしての自覚を持ちつつある。

 4人のキャラがしっかり立っていますね。
 個人的にはガッキー(笑)
 冒頭のマンション火災の時に煤だらけになって登場する恵梨香サマもカッコ良かった。
 この作品には登場の美学がある。
 ……………………

 藍沢耕作はクールだけど、実は熱い男。

 現場でまごつく新人フェローを目の当たりにして、
「フェローはみんな、あんな感じなのか?
 あれなら、そこそこ経験を積んだナースの方が使えるな。医者はプライドがある分、面倒だ」
 でも、育てなければならないとガッキーが言うと、
「育つ前に患者が死ぬな」
「悪い。部外者が余計なことを言った」

 カ、カ、カッケーーーーーッ!
 一度でいいから、こんなこと言ってみたい!
 挟まれた子供を助けるシーンでは、こんなことを言っていた。

「現場は医者の判断で動くんだ。
 だが、医者がただ大勢いただけでは機能しない。引っ張っていく人間が必要なんだ。
 白石、指揮官になれ」

 藍沢~~、ガッキーに対して何と偉そうな!
 完全な上から目線!
 しかし、ガッキーはこのアドバイスを受け入れた様子。
 しかも、藍沢はガッキーの良い所も悪い所も知っていて、
「白石、あまりひとりで背負い込むな」

 こんなこと言われたら、絶対、ホレてしまうだろう!
 俺たちのガッキーを奪うな!
 そしてラストはこれ!
 救命に戻った理由を藍沢はガッキーにこう語る。

「救命にいれば頭の患者を独り占めだ。
 脊髄損傷なんかの神経系も見れる。
 症例増やしてアピもできるし、良いことだらけだ」

 救命にいれば実績と経験値が溜まり、トロント大学に行く道が有利になるというのだ。
 藍沢って〝偽悪家〟だね。
 きれいごとばかりを言う偽善者よりはずっといいけど。
 だが、藍沢が救命に来た理由はそれだけではなかった。

「それに……、救命には、お前がいる」

 も、もしかして、これは告白?
 そりゃあ、誰だってガッキーがそばにいれば好きになるよな~。
 しかし、あとでつけ加えて、
「お前は面白い」

 藍沢って、ほんと心を開かないやつ!
 ガッキーのことが〝好き〟だから救命に行ったんじゃなくて、〝面白い〟から行ったんだって!
 ガッキーのことを〝助けたくて〟救命に行ったんじゃなくて、〝面白い〟から行ったんだって!

 何だ、こりゃあ!
 ガッキーだって、「えっ?」ってズッコけるリアクションになるよね。

 でも、藍沢ってカッコいい。
 何というか藍沢みたいな男になってみたい。
 絶対に無理だけど……。

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おんな城主直虎 第28回~われに似たおなごは主家に義理立てなど決してせぬ

2017年07月17日 | 大河ドラマ・時代劇
 寿桂尼(浅丘ルリ子)は言う。
「太守様につらい思いをさせてしまいました。
 婆を許して下さい。
 婆はただ取り戻したいだけなのです、光に満ちた今川を、そなたと共に」

 直虎(柴咲コウ)にもこう語った。
「そなたが、わが娘であればと思うておりました。
 井伊殿、わが亡き後も今川を見捨てないでおくれ。
 そなたの才覚で太守様を支えてほしいのじゃ」

 そして病に倒れ、うつつの中で見た光景は、かつての今川の栄華。
 歌舞音曲の中で華やかに舞い踊る今川家の人たち。

 ここまでの描写だと、もののあはれを感じますね。
 過去の栄華にすがり、失われようとしているものを何とか維持しようとする人間の哀しい業。

 しかし……
 物語はここで終わらなかった。
「われに似たおなごは主家に義理立てなど決してせぬ」
 と語り、
 帳面の井伊直虎の所に×印。
 直虎は粛正のリストに入れられていたのだ。

 人間というのは怖ろしい。
 心を許しているふりをしながら裏では冷酷なことを考えている。

 まあ、これくらいの業を持っていないと、武田信玄(松平健)や北条玄庵(品川徹)と対等に渡り合えないよな~。
 何度も病に倒れても生還してくるし、まるで妖怪のよう。
 夢の中で、かつての栄華を見ながら、死んでいくという感傷もなかった。
 ……………

 一方、直虎も負けてはいない。
 成長し、現実の政治というものを理解し始めたようだ。
 寿桂尼に対して、こう持論を語った。
「家を守ることはきれいごとでは達せられませぬ。
 狂うてでもおらねば、おのれの手を汚すことが愉快な者などおりますまい。
 汚さざるを得なかった者の心の闇はどれほどかと……」

 直虎は、現実の政治がきれいごとでは済まされないことを理解している。
 いざとなれば、自分もその道に進まなくてはならないという覚悟もしている。

 直虎と寿桂尼は本質的に似ているのだ。
 寿桂尼は、わたしも直虎の年齢の頃、同じことを考えていた、と思ったのかもしれない。
 だから、「そなたが、わが娘であればと思うておりました」という言葉は決してウソではないのだろう。
 直虎が自分の娘であったらこんなに頼もしい存在はない。
 第二の寿桂尼として、きっと氏真(尾上松也)を支えてくれる。
 しかし、直虎は他家の人間だ。
 将来の禍根は摘んでおかねばならない。

 直虎と寿桂尼。
 面白い関係ですね。
 敵と味方、ダマし合う関係を越えて、根底で理解し合っているものがあるような気がする。

 直虎は寿桂尼の遺伝子も受け継いで、戦国の世をたくましく、したたかに生きていくのかもしれない。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

18歳の青年の絶望~若者が田原総一朗氏に語った「強い日本」への憧れ

2017年07月16日 | 名セリフ・名言集
 少し前、BLOGOSで、日本に絶望した若者と政治評論家の田原総一朗氏との議論が話題になった。

若者「私は18歳で、たぶんこの会場の中では一番若いと思うのですが…私はいま、この国にとても絶望しています。一番まともに見える党が自民党で、ほかの野党はボロボロ、マスコミはマスコミでもう何やってるかわからなくて…」
田原「ボロボロってどういうこと?」
若者「なんというか…支持者があまりにも少ないように見えます」
田原「なんで少ないと思うの?」
若者「信用されてないからでしょうか。 (自民党が)「他よりマシ」という風に見えて仕方がないんです」

 若者は自民党支持が多いと言われているが、この若者の言葉にはその一端が表れている。
 こんなやりとりもあった。

若者「なんといいますか、正直、「強い日本」への憧れがあると思います。かつての「経済大国ニッポン」とか「アジアに広がる日本」というものへの憧れが」
田原「それは何、中国や韓国に侵略したいってこと?」
若者「侵略とはいいませんが…。「経済的に」というか」
田原「日中戦争や満州事変なんて、全部侵略戦争じゃない。それがいいわけ?」
若者「いえ、人が死ぬというのはイヤなんですけど、「強い日本」というものが欲しいと感じています」
 ………………

 この若者の素直な言葉に対して、どう返していいか、ためらってしまう。
 どんな言葉を言っても、上から目線に聞こえてしまうだろうから。
 おそらく彼が安倍さんを支持する理由は、強い日本を取り戻してくれそうだからなんだろうな。

 ただ、ひと言、言うとすれば、
 国が強くなったからといって自分が偉くなるわけではない、と思う。
 それはサッカーのワールドカップに日本が勝てば、一瞬、スカッとするかもしれないが、自分の惨めな生活は変わらないのと同じ。
 国なんかに期待するよりは、自分を高めることに努力……って、やっぱり上から目線になってしまった。

 まずは、愛国心というものを客観視してみよう。
 作家のバーナード・ショウは、こんなことを言っている。
「愛国心とは、自分がそこに生まれたという理由で、その国が他より優っているとする信念のことだ」
 物理学者のアインシュタインは、
「ナショナリズムは小児病である。それは国家の麻疹(はしか)である」

 そして愛国心を克服するには、どうするか?
 アメリカのギタリスト、ジミー・ヘンドリクスはこう言っている。
「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな!」

 こんな感じかな?
 こんな感じだと思う。


※関連サイト
 「野党はボロボロ、自民はマシ…この国に絶望している」18歳の”本音”にジャーナリスト田原総一朗はどう答えたか?(BLOGOS)

 愛国心の名言(まとめNAVER)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共謀罪法の施行~ナチス政権を語ったニーメラー牧師の詩を読んでみる

2017年07月15日 | 事件・出来事
 先日、共謀罪に関する法律が施行された。
 この法律の怖さは権力者が恣意的に運用できることである。
 たとえば、あいつらはテロを企んでいる。よし、調べてやろう、と権力者が決めつければ、いくらでも監視・捜査ができる。
 権力者にとって都合の悪い人たちを葬り去るのに使われるかもしれない。

 そんなことはないと言う人がいるかもしれないが、権力とはそういうものだ。
 権力は腐り、暴走する。
 現に安倍首相は、お友達のために学校設立の優遇をし、それがバレそうになると、権力を使い、あるべき書類がなかったことにして、揉み消そうとしている。
 ………………

 ナチス政権下に生きたニーメラー牧師という方が、こんな詩を書いている。

『ニーメラー牧師の詩』

 ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
 私は共産主義者ではなかったから

 社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
 私は社会民主主義ではなかったから

 彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
 私は労働組合員ではなかったから

 そして、彼らが私を攻撃したとき
 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった


 このニーメラー牧師の詩は歴史の教訓だ。
 手遅れになってからでは、簡単に回復できない。
 さて、この詩にたいして僕たちは何を感じ、何を考えるか?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過保護のカホコ~〝愛情の貯金〟がいっぱいの加穂子が現実に触れた時、世界は光り輝く

2017年07月13日 | ホームドラマ
 加穂子(高畑充希)はずっと現実に触れずに生きてきた。
 現実に触れそうになると、母・泉(黒木瞳)がそれを見せないようにするのだ。
 理由は、加穂子に挫折を味合わせたくないから。
 就職できないという挫折も、「だったら花嫁修業をすればいい」と方向転換してなかったことにしようとする。

 そんな香穂子の閉ざされたドアをたたく者が現われた。
 同じ大学の麦野初(竹内涼真)だ。
 彼は半ばキレて問いかける。
「お前のような過保護な人間が日本をダメにする!」
「そもそもお前は何のために働くんだ?」
「お前はいつ親から自立するんだ?」
「お前はいつまでも竜宮城にいて、子供のままでいたんだよ!」

 ドアを叩かれて、加穂子は考え始める。
「過保護って何?」
「自立って何?」
「わたしは就職活動をしているけど、何のために働くの?」
 ………………

 面白い設定ですね。
 脚本の遊川和彦さんって〝社会派〟の脚本家さんだと僕は思っているんですけど、今、なぜ遊川さんは〝過保護〟を描こうと思ったのか?
 高畑充希×遊川和彦のコラボが、どのような相乗効果を生むのか、も楽しみ。
 父・正高(時任三郎)のツッコミが入りつつのナレーションも面白い。
 竹内涼真さんは役者としてどんどん上手くなっている感じですね。
 朝ドラ『ひよっこ』の島谷さんとは雰囲気が大きく違う。
 かたや真面目で誠実な大学生、かたや少し屈折した大学生で、役柄を見事に演じ分けている。
 ………………

 さて、加穂子。
 彼女には、ふたつの良い点がある。

 ひとつは、こうと決めたら、とことんやり抜くこと。
 ティッシュ配りもピザの配達も、疲れることも疑うこともせずに一生懸命やる。
 心の奥底で、「何のために働くのか?」もずっと考え続けている。

 ふたつめの良い点は〝愛情の貯金〟がいっぱいあること。
 両親や親戚に愛され続けてきた加穂子の心の中には、愛情がたくさん貯まっている。
 普通の人の愛情残高が10万円なら、加穂子の場合は100万円。
 そんなたくさん詰まった愛情が外に向かって吐き出される時、世界は光り輝く。
 現に今回、麦野は加穂子に浄化され、絵描きとして生きる決心を新たにした。

 何のために働くか、という問いに、人を幸せにするために働く、という答えを見出した加穂子。
 加穂子は現実世界で何を見て、何を感じ、まわりにどんな影響を与えていくのだろう?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フジテレビ・バイキング~北村晴男弁護士が加計問題でムチャクチャ発言! 勉強してテレビに出ろ!

2017年07月12日 | 事件・出来事
 テレビを見ていると、いろいろツッコミたくなる。

 先日の加計学園問題をめぐる国会の集中審議。
 NHKのテレビ放送での自民党・青山繁晴氏の姿がこれ。

 

 国民に背を向けてるwww
 この姿は一瞬をとらえたわけではない。終始、これだったのだ。
 おいおい、青山さん、シロウトじゃないんだからテレビカメラくらい意識しろよ。
 あなたは、前川・前事務次官批判をやって持論を滔々と述べていたが、何か後ろめたいことがあるから顔を見せられなかったのかね?
 この姿、国民に何ら説明しようとしない安倍自民党の姿を象徴的に物語っている。
 …………………

 午前中の仕事を終えて、昼食を用意しながらテレビをつけた時には驚いた。
 バイキング(フジテレビ系)に北村晴男弁護士が出ていて、加計学園問題について、とんでもない持論を展開したのだ。

「前川さんは加計学園を認可した張本人ですから、不正があれば全部、知ってるはずなんですよ。
 だから(真実を)全部話せるはずなんです。
 で、それを話せないってことは(不正が)ないってことなんです」

 北村弁護士の話は前提が間違っている。
・まず、加計学園はまだ認可されていない。(=文科省の判断がなされるのは来月8月)
・現状は<今治の国家戦略特区に加計学園の獣医学部をつくる>という決定がなされているだけで、その決定をしたのは〝文科省〟でなく、〝内閣府〟。
・そして、その内閣府の決定過程が不透明だから現在、問題になっている。

 こんな基本的なことも知らずに話をする北村弁護士って、どうなのよ?
 こんな基本的なことも知らない人物をテレビに出すフジテレビって、どうなのよ?

 挙げ句の果てに、北村氏は「前川氏が告発している理由は、天下りができなくなったことへの恨みだ」と語り始めた。
 北村さん、その理屈は一ヶ月前くらいに片がついているんですけど……。
 国民のほとんどは前川さんがそんな動機で動いていないことを知っている。
 バイキングの他の出演者も「あれれ?」という顔をしていた。
 あなたは一ヶ月、遅れている。
 あるいは、官邸からカネをもらって、そうしゃべるように言われているのか?
 他の『行列ができる法律相談所』出身の弁護士たちもテレビにコメンテイターとして出ているけど、もう少しまともなことを言ってるよ。

 というわけで、テレビを見ているとツッコミたいことが、たくさん出てくる。
 今週発売の週刊新潮は、雲隠れしている加計孝太郎理事長の写真撮影に成功したようだけど、テレビはこういう取材をやれないのかね?
 森友学園の酒井弁護士を調べれば、絶対スクープをとれるぞ。
 豊田真由子議員の件といい、週刊誌から素材をもらうばかりで恥ずかしくないのか?

 こういうことをしているからテレビはネットに地位を奪われるのである。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加計学園・集中審議~前川・前事務次官の問題提起に安倍首相はどう答える?

2017年07月11日 | 事件・出来事
 昨日の加計学園問題をめぐる集中審査。
 前川・前事務次官は、この件に関するさまざまな問題提起をしていた。

 まずは、獣医学部新設の条件である〝石破4条件〟について、

★「文科省はこの4条件を満たしていないと主張していたわけでございますが、それに対して有効な反論がないまま、決定されている。
  この点については非常に不合理であり、国民の目からよく見えない所で決定がおこなわれている不明朗さがある」

 なるほど、そういう経緯だったのか。
 内閣府は、なぜ加計学園が4条件を満たしていると判断したのか、説明するべきであろう。
 決定の経緯については、こんな疑義も表明されていた。

★「京都産業大学・京都府が提案していたにもかかわらず、京都産業大学・京都府の提案と今治市の提案との間に、きちんとした比較検討がおこなわれた形跡がない。
  こういった所から、不公平・不透明である部分が多い」

 内閣府はこの点ついても説明すべきであろう。
 加計学園は何の実績もない新設の学校。
 一方、京都産業大学は鳥インフルエンザの研究に取り組むなど、ずっと問題意識を持っていた学校。
 どちらが国のためになるかと言えば?

 前川氏に拠れば、和泉総理補佐官がこの件のキイパーソンであるらしい。

★「和泉補佐官がさまざまな計画の策定に関わっていたのではないか。
  和泉補佐官からは昨年の9月上旬でありますけど、
 『総理は自分の口から言えないから私が代わりに言う』
  と言われました」

 キイパーソンは和泉総理補佐官。
 なのに和泉補佐官は与党の反対で、昨日の集中審査に呼ばれなかった。
 これはますます怪しい。
 前川氏の出会い系バー通いについては、

★「私の個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか?
  この記事が出た前後で官邸からのアプローチと思われる動きも感じましたし、私は官邸とこの読売新聞の記事とは連動していると主観的に感じ取ったわけです。
  これは、この国の国家権力とメディアの関係は非常に問題がある。
  もし、それが横行しているとすれば、国民としては看過できない問題であると思う」

 確かに。
 この件も追及されるべきだ。
 天下り問題で、自民党の青山繁晴議員から追及された時は的確に論破。

★「今治市における獣医学部設置の問題と天下り問題と結びつけて議論するのはおかしいと思います。
  仮に天下りと結びつけるのであれば、具体的な事例は木曽理事の問題であります。
  木曽理事はたしかに私の先輩で、内閣官房参与の身分をもったまま加計学園の理事になっておられまして、そのふたつの肩書きをもった状態で私のもとにおいでになりまして、加計学園の獣医学部新設に向けて働きかけをされたと。
  こういうOBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、弊害のひとつの端的な例だと思っております」

 ネットで言われる〝ブーメラン〟が青山氏に返ってきた感じですね。
 さて、自民党は昨日の集中審議で幕引きをしたい様子だが、最後に以下の前川氏の言葉を贈ろう。

★「私が知るかぎりの情報からは、わからない部分がたくさんございますし、私が知るかぎりのことを申し上げても、おわかりにならないだろうと思います。
  この点につきましては、内閣官房や内閣府、さらには加計学園や今治市の関係者からお話を聞いていただかないとわからない部分が多いと思います」

 以上の問題提起に安倍自民党はどう応えるのか?
 安倍さんは、「その都度、ていねいに説明していく」と言いましたよね?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おんな城主直虎 第27回~「おとわが気賀を獲ったぞ」 「ここに根を張ることに決めたんで」

2017年07月10日 | 大河ドラマ・時代劇
「おとわが気賀を獲ったぞ」

 政次(高橋一生)は嬉しかったんでしょうね。
 直親(三浦春馬)とそれを分かち合いたかった。

 さて、その気賀獲りだが、〝武力〟を使わず、〝交渉〟と〝政治力〟で獲ってしまった!
 これが、この作品の特徴なんですね。
 領地や城は武力で獲るばかりじゃない、知恵を使っても獲ることができる。

 これは『真田丸』など、今までの大河とは違うモチーフ。
 ………………

 この気賀獲りは、龍雲丸(柳楽優弥)が心の奥底に秘めた願望の実現でもあった。

 子供時代の悲惨から城を憎んでいた龍雲丸。
 だから彼はひとつの土地に定着しない自由を求めた。
「これから先は誰にも縛られず、おのれの心のままに生きようと思ったんでさぁ」

 うん、こういう生き方、僕は好きだなぁ。
 一方で、龍雲丸は自分の現状をこんなふうに嘆く。
「けど、気がついたら仲間に縛られ、町に縛られ、ざまぁねえんでさぁ」

 そう〝何かを持つ〟ということは〝縛られる〟ということ。
 徳川家康も言っている。
「人生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし」

 一方、こんなふうに嘆く龍雲丸に対し、直虎(柴崎コウ)は言う。
「かしらは、奪われてきたものを取り戻したいと望んでおったのではないのか?」
 直虎は見抜いていたのだ。
 龍雲丸が、心の奥底で居場所や仲間を求めていたことを。

 龍雲丸の心に刺さった、こんな直虎の言葉もあった。
「そなたが心の奥底で望んでおる土地など、この日の本のどこにもないぞ!
 おのれが作り出さねば誰も与えてなどくれぬ!」
 だから、龍雲丸は城を造り、気賀を自分の望んでいる土地に使用とした。

 こうして自分の願いを実現することができた龍雲丸。

 上手い作劇ですね。
・直虎の気賀獲り
・政次の喜び
・龍雲丸の夢の実現
 この3つが見事に結びついている。

 次のような直虎と龍雲丸のやりとりも、いいなぁ、と思ってしまう。
 心の奥底で望んでいることを的確に表現してしまう直虎に対し、龍雲丸は言う。
「尼小僧様はいつも俺の考えつかぬことを言う」
 これに対して直虎も、
「お互い様じゃ」
 ふたりは結構、いいコンビですね。
 政次との関係と同じように、ふたりは深いところで理解し合っている。
 ………………

 井伊の小さな領地の中での〝国づくり〟と〝家臣たち〟の物語。
 俯瞰ではなく、ミクロの世界で戦国時代を描いていく。
 これが、この作品のコンセプト。
 スケールは大きくないが、こういう大河ドラマがあってもいい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウチの夫は仕事ができない~やさしすぎて損することがあっていい。だって、それが司さんだもん

2017年07月09日 | ホームドラマ
 いい奥さんだな~。

「ごめんね、情けない夫で」
 仕事ができない自分をさらけ出した小林司(錦戸亮)に、妻・沙也加(松岡茉優)は言う。

「司さんはすごい人だよ。
 わたしの自慢の夫です。
 司さんの良さがわからない会社なんか辞めていいです。
 会社、辞めても何とかなります。
 いつの間にかわたしは理想を押しつけてた。
 司さんに無理をさせてしまった。
 本当にごめんなさい。
 理想なんか、もうどうでもいいです。
 やさしすぎて損することがあっていい。
 だって、それが司さんだもん。
 ツカぽん!」

 いやいや、こんな女性、絶対にいないだろう。
 女性はシビアで現実的。
 仮にありのままを肯定して受け入れてくれたとしても、しっかりしてよ、と言われるのがオチ。
 この女性観、間違ってますか?

 司はありのままの自分をさらけ出した。
 まあ、相手に対して何かを隠し、何かを演じるようになった時、その家庭は息苦しくなっていくんだろうけど。
 過去の不倫ドラマ『昼顔』『あなたのことはそれほど』はずっとこのことを描いてきた。
 そして、これらの方がリアリティがあって視聴率が獲れる。
 果たして『昼顔』や『あなそれ』の逆張りとも言える今作はどう評価されるのか?

 やさしさ、弱さが禍して、まわりに迷惑をかける人っていますよね。
 自分で言うのも何ですが、かく言う僕もそう。
 そういう人はハードなビジネスの世界よりは、ボランティア団体などの善意の仕事、研究職などが向いている。
 現に司はキノコオタク。
 キノコの栽培や粘菌の研究者になった方が幸せなんじゃないかな~。
 さて、司夫婦はどんな結論を出していくのだろう?

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする