近鉄は長大なネットワークを有することもあり、各線が集まるジャンクション駅が多い。大和西大寺は先月号のRJ誌でも取り上げられていたように見ているだけで面白い駅だが、伊勢中川もなかなか興味深い駅です。近鉄特急の連絡体系の妙味を感じることができるのは伊勢中川が一番なのではないでしょうか。阪伊特急と名伊特急が相互に接続し、名阪特急の補完をすることはファンならずとも有名で、乗り換えの便利さはホーム上での乗り換えだけで済むだけでなく、号車指定もほぼ同等の号車指定がされることから乗り換えの煩わしさがかなり軽減されるようになっている。さすがに直通の快適さには勝てないが、伊勢中川での乗り換えほどシームレスに近いものはないように思います。
特急のみならず急行も接続を行っているのが伊勢中川の特徴と言えるのでしょうか。名古屋線急行と大阪線急行が相互に接続し、名阪間を急行の乗り継ぎで移動できるスジが毎時1本あります。さすがに名阪間を急行で…と言うもの好きはファンぐらいのものでしょうが、主要駅間の移動には便利です。写真は大阪線快速急行と名古屋線急行の連絡風景。