フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

気になって落ち着かない本

2012-08-05 19:59:37 | 日記
8月5日 日曜日 晴れ

8月5日、今日は亡くなった父のお誕生日です。元気でしたら101歳になりました。
そして母のお誕生日はは2日あとの7日でしたので、いつも間の6日にお祝いをしていました。
友人の母上様は100歳でお元気にして居られるとお聞きして居ます。、羨ましいです。

全く予定が無いので何となくゆったり動いていました。
朝食の後、眠気が来ていましたが、知らない内にちょっとの間眠ったようです。
目覚めて何から、気になっていました本を読むことにしました。

今月の読書会のテーマ本は、米原万里著「オリガ・モリソヴナの反語法」です。
時間があるときに読むのですが、今回ばかりは一気に読みたくなって居ました。
著者は子供時代ロシアに住んで言いましたので、ロシア連邦の頃の事が詳しく書かれています。

ゆっくり読むより一気に読んだ方が精神衛生上良いと思ったのです。
少しずつ読んで居ますとその先が気になって落ち着かなくなってしまいます。
高校時代はロシア文学に夢中でしたが、歳と共に長いカタカナ文字が苦手になりました。
良く言い違いをして、娘にチェックされています。

夕方まで本を読むことだけに専念、お陰で読み終わりました。目が疲れました。
気になっている箇所を、読書会までに拾い上げて再度読むつもりです。
戦争中は、日本でも大変だったと言うことは聞いていましたが、これほどでは無かったはずです。
余りの残酷さ、惨さ、その他常識的には考えられない事が山盛り書かれているのです。

著者は旅行でモスクワに行き、限られた日数で色々調べて歩き、情報を知る人に面会しています。
そのエネルギーが素晴らしいです。考えられないほど前向きでエネルギッシュに行動します。
オリガ・モリソヴナという人は想像も出来ない辛い人生を送っていたことが解りました。

それだけに肝の据わったのでしょうし、彼女独特の反語法が生まれてきたのでしょう。
読み上げてほっとしました。多少くすぶっていますが、気持ちは落ち着きました。
気になっていました本も読めましたし、良い日曜日になりました。
コメント
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