今朝、天気予報で、”雨は降らない”ような予報でしたので、洗濯をする事に。
今年の夏は、暑すぎた事とコロナの流行もあり、外出は最小限。
出掛けるのは殆ど医院だけでしたが、バロックのコンサートには行きました。
一年に4回、定期演奏会がありますので、その会には出かけました。
習慣でコンサートへ行く時は、ワンピースと上着がペアのアンサンブルです。
エアコンに弱いので、上着は必須。
何年か前に久留米絣を、ワンピースと上着のセットに再生していました。
絣は梅雨時とか秋口に着て、真夏は浴衣地のアンサンブルを着ています。
今年は一度着ただけですが、来年の為に洗濯をして保存する事に。
年のせいでしょうか、今年も色々想い出しながら、アイロン掛けを。
浴衣地のアンサンブルは、母の行きつけの呉服屋さんに夫と初めて行った時、
買ったもので、母に頼んで浴衣を縫って貰うつもりでしたが、夫が急逝。
夫がいなければ浴衣での外出はありませんので、アンサンブルにしました。
浴衣は再生品では無いので、ワンピースの幅を広めに裁断出来、涼しいです。
絣の方を先に作り、その後で浴衣地をアンサンブルに仕立てました。
真夏のコンサートは、毎回このアンサンブルの何方かを着て行っています。
浴衣は大好きな地色でしたし、日本古来の撫子の花柄が気に入りました。
「気に入ったら買えば?」との夫の言葉と、顔なじみの店員さんの勧めもあり
買って来ました。
夫が呉服屋さんに行ったのは最初で最後になりました。
母に浴衣を縫って貰い、それを着て一緒にお出掛けするのが楽しみでした。
呉服屋さんに行った日、わたしは呉服屋さんに行く用事があったのですが、
夫は呉服屋さんの並びにあったお蕎麦屋さんで、お蕎麦を食べたくて
”車で送ってやる”と言い、一緒に日本橋までやって来たのです。
今になりますと、懐かしい良い想い出になっています。
82歳を過ぎた今、”来年、これを着られるのかしら?”との思いが過ります。
わたしが仕立てた洋服は、長女も着られます。
”いつでもOK”、と言ってますが、次女は落ち着き過ぎたわたしの洋服には、
まだ関心が無い様です。