”秋たけなわ”と言うより、”初冬”と言っても良い程、寒い一日でした。
”ガスストーブを出しましょうか?”と言う長女に、”暖房はまだ先で良い”と、
先週断っていました。エアコンの暖房は苦手なのに…です。
今日は、父の祥月命日です。何年になるのかしら?と考えていたのですが、
3番目の孫息子が生まれた年に亡くなった事を想い出しました。25年経過。
九州のかなり封建的な家だったようで、わたしへの対応は厳しい父でした。
常に”女は~、女は~”と、今では通じないような要求が多かったです。
4年間で3人の子供が出来、兄・わたし・弟と、男子2人女子はわたしだけ。
3,4歳ころから、ずっと”女は~、女は~”が、耳だこになる程言われ続け、
意味も解らず、父の言葉に従って来ました。
”でも~”、”だって~”は、厳禁、返事は”はい”のみ、と言われていました。
ただ、兄や弟には、わたしに対するよりかなり甘かった父親でした。
不満を感じながらも、年々、何故?何故?が多くなった子供時代でした。
今では父のような考え方をする大人は、ほとんど居ないのでは?
女子は勉強するより、家事をすること…、そんな父でしたから…。
子供の頃は随分悩みましたが、生き方の芯は此の頃、会得したのでは?
この頃、時々そう思うことがあります。
当時、父から”何事も楽しみを探しながら~が大切”と常々言われていました。
”楽しい”と思う事をしている時は楽しいです。
家事も楽しいと思えば楽しくなる、これが子供の頃から聞かされた父の弁。
一寸悔しいけれど、今のわたしは、父の言葉通り家事を楽しんでいます。
縫物を楽しんでいます。
父の封建的な考えに、従順に従っていると思うと少々不満足…。悔しいです。
と言っても、今さら生き方を変えるのは無理…。今のまま行くしかないです。
父の祥月命日に、当時のあれこれを色々想い出し、懐かしさを感じながら、
当時の父の思いや現在の父の心境を、聞けるのなら聞きたくなりました…。