ブログを書こうとすると
右の広告枠に見慣れない
と言うか見慣れたものの入った
見慣れない広告
Victorinoxの広告でした
ほかのsiteにも広告が出てます
Victorinoxは、今年創業130周年だそうです
画像はVictorinoxのSiteへのリンク
このVICTORINOXと言う会社は
株式を公開しておらず、創業者の一族による同属経営が継続しているようです
これをスイス人はたいへんに自慢に思い
家族的な経営と言っております
同じスイスアーミーナイフのウエンガーは、2005年に
販売数減少による経営不振に陥り
ビクトリノックスによる買収の憂き目に会いました
ウエンガーは、株式を公開していたそうです
株式を公開すると資金調達は容易になりますが
株主への利益を第一にせざるを得ないので
品質や、イメージを置き去りにして
短期的な利益確保に走らざるを得なくなります
大多数のアメリカンブランドが、そういう経営方針を採り
アメリカンクラフトマンシップによりものづくりは
絶滅の危機に瀕し、Made in Chinaが世界を席巻することになりました
わたしが好きだったアメリカのブランドは
大抵がこの方針で、会社はものづくりをやめ
巨大な商社になってしまいました
ビクトリノックスは、ナイフの会社で
ここは私が愛する2つのナイフメーカのひとつです
ビクトリノックスがすばらしいのは
その仕上げのよさで、スプリングのウラに至るまで
機械加工の跡が残っているということはありえません
また、近年のアメリカンナイフのトレンドである
硬度重視とは、一線を画し、原題の目で盛るとやや低めの硬度設定をしております
このやや低めの設定は、研ぎやすさと言う恩恵をもたらすのですが
高度は低い割には、刃もちがよく、切れ味の方は、ちゃんと研げば
産毛がそれるくらいにはなります
Wikipediaによると
ナイフメーカーからアウトドア用品のメーカに変貌しつつあるようですが
ずいぶん前から、時計もやってます
浅草あたりの屋台で
"スイスアーミーの時計、ヤスイヨ"などと、偽物と思しきものも売られております
はてワタシは一体何本持ってるかとケースをひっくり返してみたら
今はこれだけ
一番のお気に入りは 中央上のエクゼクティブと言うモデル
旅行に行くときはバッグに入れて持って行きます
ビクトリノックスという会社の名は
創業者カール・エルズナーの母親の名「ビクトリア」と、
フランス語でステンレス鋼を表す略語「イノックス」の組み合わせ
からなっております
今では、Wikipediaにも載っていますが
ワタシがスイスに行ったときには
ガイドさんは知りませんでした(笑)
モデルカーレーサーズで小林さんがINOXのピンセット
と言っていましたが、それは材質表記で
メーカーの名前ではありません
そのうち、フォンタックスとかデュモントと言うようになりましたけどね
おまけ
中国製品の購入に当たり納入仕様書を取り交わすと
使っている計測器などを列記します
ノギス(英語ではキャリパーcallipers )
メーカー名のところに、Stenlesshardned
と記入するメーカー結構います
これメーカー名じゃなくて、ステンレスに焼入れしてますよ
と言う表記なんですけど