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『日本未来の党』惨敗の感想。

2012-12-23 07:48:44 | 植草事件の真相掲示板

『日本未来の党』惨敗の感想。 投稿者:松代理一郎 投稿日:2012年12月19日(水)15時16分17秒
 ジャパンハンドラーが予言し、マスメデイアが予想した”最悪の結果”が出た。

あまりに”ピタリ”なので、気味が悪い。しかし、単純に”不正選挙”とは言い切れない。

国民の「審判」として受け止める必要もある。

ただ、小選挙区制の特性で、オセロゲームのように、民主から自民へカードが変わっただけとも言える。

民主批判票は、第三極へ流れたが、第三極がまとまらず、票が分かれ、自民党が漁夫の利を得て、議席獲得で圧勝と言う結果になったのだ。

得票数、一体どれだけの国民が自民党を支持したのか?

今回選挙での自民党の得票数、得票率は、以下である。

比  例:1662万票、前回1881万票(得票率:27.6%、前回26.7%)
小選挙区:2564万票、前回2730万票(得票率:43.0%、前回38.6%)

これは、前回の総選挙に比べて、それぞれ、▲216万票、▲166万票と票数を落としている。

今回の投票率が59.32%で、前回比10%減を加味しても、前回惨敗した時に比べ、自民党の票数はほとんど伸びていない。前回惨敗時のままだ。

2009年に示された“自民党=NG!”の国民の意思は何ら変わっていないのである。

問題は民主党の無残な“壊滅”である。

民主党の今回得票は、比例:962万票、小選挙区:1359万票である。

前回比で比例:▲2022万票、小選挙区:▲1988万票と、共に2000万票減だ。

いかに、民主党の裏切りに対して“国民の怒り”が大きかったかを示している。

この民主党の裏切りに怒りを感じた“票”は、どこへ向かったのか。

民主党が減らした2000万票は、

ひとつは、投票率10%減の1000万票が棄権票となった。

もう一つは、第三極へと1000万票が流れて行った。

民主党への怒りの“受け皿”としての第三極は、多党が乱立、票が分散した。

結果として“批判票”が議席に結びつかず、自民党を利することになった。

特に、日本維新の会が、比例:1226万票、小選挙区:694万票を獲得した。

国政に実績のない「維新」が、新たな「受け皿政党」(疑似毛バリだが)として多くの票を吸収したのは注意を要する。

民主党、自民党に代わるものとして、『未来の党』を中心に“オリーブ連合”で第3極が一つにまとまり、

国民へ政策が浸透すれば、投票率の高まりを得れば、政権奪取の可能性はあったと思える。

それには、1年程度の時間的猶予が必要だった。だから、“闇討ち解散”をしたのだろう。

この大きな政治勢力間の“構図”は、早くから「権力側」も分析、シミュレーションをしていたであろう。

当然、“オリーブ連合”による政権奪還をさせない手立てが最優先で講じられた。

具体的には、自公民の1本化と第3極のかく乱、分断、および“不意打ち”が大きな戦略だった、と言える。

そういう意味では、今回の総選挙(オセロゲーム)は、権力側の“戦略通り”の結果を得たと言える。

悪徳ペンタゴン、特に、具体的な戦略と情報操作を行った“j・ハンドラーズ”と“マスメデイア”は、ほくそ笑んでいるに違いない。

自民党は、前回よりも得票を減らした。

にもかかわらず、全有権者の20%足らずの得票で、68%の議席を獲得して“ゲーム”の勝者にしたのだから。

ゲームには勝ったが、本来問われるべきだった「原発」「消費税」「TPP」の是非について、

多くの“国民の意思”は、自民党の主張とは“別”にあるのは、明らかである。

国民の“意思”と乖離した権力。それが今回生まれた“自民党安部政権”の特徴である。。

昨日のテレビで、麻生氏が安部総裁に「参議院選挙までは、“景気回復策”以外は一切論じるな。」とアドバイスしていた。

ゲームには勝ったが、“国民は支持していない”、本当の勝負はこれから、と言うわけである。

国民の意思が“素直に反映された権力”であれば、これから「脱原発」「反消費税」「対米自立」の政策が実施される筈である。

しかし、自公政権は、“国民の意思”と真逆の政策をこれから行うつもりである。

“選挙で信任された”と言う錦の御旗をかざし、“抵抗する国民”への弾圧を強めながらだ。

「議員内閣制とは“期限を切った独裁”だ。」「我々は“統治”と言うことに不慣れだった」と言った元首相の言葉ではないが、

自公政権も、国民の意思と無関係に、“売国と国民生活破壊”の施策を“ファッショ的”に行おうとするだろう。

しかし、命と生活のかかった“国民の意思”は簡単には変わらない。抵抗も激しくなる。

権力側は、マスメデイアの“煽り”と司法(警察・検察・裁判所)による“露骨な強制”を一段と強めるだろう。

これから日本は、崩壊の過程のなか、アメリカ後追いの、無法がまかり通る、殺伐とした“暗黒社会”が現出する可能性も高い。

されど、覚醒した“国民の意思”は変わらない。

“国民の意思”をつなぐ“戦略部隊”と“メデイア”・・・、再考しよう!

参考)「予想通りの選挙結果になっているのだけれど、この国はもうダメだね。」(「独りファシズム」2012.12.17)
http://alisonn.blog106.fc2.com/blog-entry-369.html

参考)「原発の推進と徴兵の復古を掲げる極右政権が日本国で樹立されたことを受け、すでにドイツでは抗議デモが勃発している」(「独りファシズム」2012.12.19)
http://alisonn.blog106.fc2.com/blog-date-20121219.html








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